春山好天 北アルプス涸沢で小屋開け準備

北アルプスの涸沢で十六日午前、冬のあいだ深い雪に埋もれていた山小屋の掘り出し
作業と、ヘリによる物資の荷揚げが始まった。

標高二、四〇〇メートルの涸沢ヒュッテ付近の残雪は深い所で約八メートルあり、小
屋は雪の中にすっぽり。従業員ら二十人は午前八時五十分すぎ、上高地からヘリで入
山し、小屋が埋もれている場所を小型除雪機やスコップを使い、汗だくになって掘り
進めた。

この日の穂高連峰は、紺ぺきの空に雪のりょう線がくっきり浮かび上がった。山肌に
はまだ残雪がべったり。涸沢カールには雪崩の跡が何カ所も残っている。涸沢ヒュッ
テ支配人の山口孝さん(53)は「今年の残雪はしまっていて例年より硬めだが、天
気が良いので作業ははかどりそうです」と話していた。

二十七日には上高地で開山祭が行われ、これに合わせて各山小屋も営業を開始、ゴー
ルデンウイークには大勢の登山者でにぎわう。

硬めの雪に苦労しながら、小型除雪機やスコップで雪の中から山小屋を掘り出す従業
員ら=16日午前9時15分、北アルプス・涸沢(4月16日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部

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