黒部峡谷鉄道、除雪作業急ピッチ

冬の間、運転を休止している宇奈月町の黒部峡谷鉄道(宇奈月―欅平間20.1キ
ロ)で、運転再開を目指した除雪作業が急ピッチで進められている。

今年は例年にない大雪となったが、四月に入り暖かい日が続いたため、作業は昨年よ
り一週間早い今月五日にスタート。十日には、宇奈月駅から約三・四キロ入った団子
坂近くで作業が行われ、青空の下、除雪車が線路上の雪をかきこんでは、春めいてき
た峡谷の空高く噴き上げた。

同鉄道では、新緑を見ようと多くの観光客が訪れるゴールデンウイーク前の今月二十
日に、宇奈月―出し平間(九・一キロ)の運転開始を予定しているが、全線開通日は
未定だ。

写真=塊になった雪をかき分けながら進む除雪車(黒部峡谷鉄道・団子坂で) (4月
11日 yomiuri on-line)

ACHP編集部

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