中央自動車道の6車線化工事等の完成について

<スムーズな中央道への第一歩>

平成13年3月1日
JH日本道路公団

日本道路公団(JH)が改築事業を進めている中央自動車道の上野原インターチェン
ジ(IC)〜大月ジャンクション(JCT)間延長約21kmのうち、上野原IC〜
談合坂サービスエリア(SA)間延長約6.8kmの6車線化工事の完成及び談合坂
SA[上り線]拡張工事の一部完成についてお知らせします。
なお、引き続き残りの談合坂SA〜大月JCT間の6車線化工事及び談合坂SA[上
り線]拡張工事の早期完成に向けて事業を進めてまいります。(図はこちら)


完成日時  平成13年3月24日(土) 14時00分


完成区間
上野原IC (山梨県北都留郡(きたつるぐん)上野原町(うえのはらまち)上野原
(うえのはら))から談合坂SA[上り線](山梨県北都留郡(きたつるぐん)上野
原町(うえのはらまち)大野(おおの) )までの区間(延長約6.8km)(位置
図、詳細図はこちら)

完成区間の概要
(1) 中央自動車道は、昭和42年12月に調布IC〜八王子IC間延長約18k
mが最初に開通して以来、東名・名神高速道路と共に我が国の輸送の大動脈として、
産業・経済の発展や国民生活を支えてきています。しかし、近年の著しい交通量の増
加に伴い、渋滞の発生、休憩施設の駐車スペースの不足などの問題が生じています。
この区間(上野原IC〜大月JCT)の交通量は、平成11年で一日平均約54,0
00台と、昭和44年開通当時の約11,000台に比べて約5倍にまで増えていま
す。また、都心から富士五湖方面への主要アクセス道となっていることから、休日の
交通量が多いのも特徴で、平日の約1.2倍(平日約52,000台、休日約62,
000台)となっています。
この状況を改善するために、○1 上野原IC〜大月JCT間延長約21kmの現況
4車線を6車線に拡幅、○2 一部区間の線形改良、○3 談合坂SA[上り線]の
拡張等の改築事業を進めているところです。
(2) 今回完成する区間は、上野原IC〜大月JCT間延長約21kmのうち上野
原IC〜談合坂SA[上り線]間延長約6.8km(約3割)の区間です。
(3) 談合坂SA[上り線]の拡張も一部完成します。

完成の効果
(1) 4車線から6車線への拡幅により交通容量が拡大し、当区間内のボトルネッ
クである鶴川大橋を先頭とした下り線の渋滞は、ほぼ解消されます。(詳細はこち
ら)
(2) 一部区間の線形が改良され、より安全な走行が確保されます。(詳細はこち
ら)
(3) 談合坂SA[上り線]の駐車スペースが現況の約1.3倍に広がり、駐車場で
の混雑が緩和されます。なお、完成時には現況の約1.8倍となります。(詳細はこ
ちら)

完成区間の諸元
(1) 車線数及び設計速度
○1 車線数 6車線
○2 設計速度 80km/時
(2) 工事概要
○1 事業費 約 410億円
○2 構造別延長 土工延長 約6.2km(約91%)
橋梁延長 約0.6km(約 9%)

(3) 工事着手
○1 工事開始日  平成7年11月30日


工事の特色 (1) (1) 上野原IC〜大月JCT間は急峻な山岳地帯を通過する
区間となっています(今回完成する区間以外の事業中区間には高橋脚の橋梁やトンネ
ルが多い)。
(2) (2) 両側拡幅区間については、日平均交通量が約54,000台と多い中
で、現交通への影響を最小限にとどめながら、狭小な施工スペースで工事を進めてい
ます。
(3) 談合坂SA[上り線]は、上野原IC〜大月JCT間の6車線化工事で発生
する約250万m3の土を有効活用して構築されました。
(4) 新しい談合坂SA[上り線]は、レストランやお手洗いを駐車場の中央に配
置し、利用しやすいレイアウトにしています。また、お年寄りや体の不自由な方のた
めに、駐車場からお手洗いなど各施設までの段差を解消するバリアフリーも採用して
います。


その他
完成式典は、平成13年3月24日(土)午前10時から談合坂SA[上り線]で行
います。


※お問い合わせ先 ハイウェイガイド東京  TEL03−3506−0333


JH HP ★ http://www.japan-highway.go.jp/

東京方面からクルマでの山行は、谷川岳(関越道)や伊豆方面(東名等)のフリー以
外ほとんど中央道のお世話になります。毎回帰路の渋滞が懸念されますが、少しでも
解消されれば楽になりますね。

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