登山家の野口健さんらが「国際清掃登山隊」結成

エベレストに捨てられたごみを回収するため、登山家の野口健さん(27)らが「国
際清掃登山隊」を結成、今月下旬に現地へ向け出発する。エベレスト(チョモラン
マ)には約100トンのごみが残されているといわれ、今回は2.5―3トンの回収
を目標にしている。帰国後は富士山のふもとなどでごみの展示会を開く。

野口さんは七大陸最高峰への登頂に世界最年少の25歳で成功した。昨年、世界で初
めてエベレスト清掃登山を行い、食料品や酸素ボンベ、空き缶など約1.5トンを集
め、うち約500キログラムを持ち帰って東京都庁で報告展示会をした。

アジアの登山隊の残したごみが多いことに気づいた野口さんは、アジアの登山家たち
で国際清掃登山隊をつくる必要性を痛感した。今回の登山隊は野口さんを隊長に韓国
や中国の登山家ら総勢57人。3月20日に日本を出発、5月いっぱい現地で清掃活
動をする予定。来年、再来年も実施することにしている。

野口さんは「作業はつらいが、何とか清掃登山を定着させたい」と話している。(3月
11日 asahi.com 19:22)

ACHP編集部

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