層雲峡銀河の滝でクライマーが挑戦

青白く切り立った氷の滝に挑むクライマー(28日、上川町層雲峡・銀河の滝で)=
繁田統央撮影

厳しい寒さで全面凍結した上川町の層雲峡にある銀河の滝。高さ百五十メートル、幅
三十メートルの氷の壁を目指してクライマーが集まって来る。

昨年末から凍り始め、今では滝つぼまですっかり氷に覆われた。厚い所では一メート
ルにも達する氷の下からは、かすかに水が流れる音が聞こえる。気温は氷点下8度。
風が吹いた時の体感温度はさらに下がる。

靴にアイゼンを付け、両手にはピッケルに似たアイスバイルを持ち、青白く透き通り
ほぼ垂直に切り立った氷壁を、ザイルを頼りに登って行く。

「幅が広く、高さがあり、緊張感とスリルがたまらない」。今季三度目の挑戦に六人
でやって来た旭川山岳会の辻野健治さん(40)は、声をはずませた。二月いっぱい
は、クライマーたちの歓声が周囲に響きわたる。(1月29日21:23 Yomiuri On-Line
北海道版)

ACHP編集部

★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る