電子基準点

石の三角点からのっぽのアンテナに――建設省国土地理院は、明治時代から測量に
使っていた山頂の三角点を、衛星を使って測量する「電子基準点」に移行する作業を
進めている。

全国に約10万カ所ある三角点のうち、基本的な測量に使う約1200カ所を200
3年度までに「電子化」する。上空からの電波を受けるため、広々した公園などにア
ンテナを置く。

小さな石に愛着のある登山家は多く、国土地理院は「衛星の故障など三角点が再び必
要になってくるかもしれないので、周辺の草を刈るなど手入れは続けます」。 (7月
23日 朝日新聞 青鉛筆)

ACHP編集部

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