富士山レーダー

 富士山レーダーを世界の画期的な電気通信技術に選定

 「台風監視のとりで」として、約35年間にわたり観測を続けた気象庁の富士山レー ダーが、世界最大の電気系学会・IEEE(電気電子学会本部・米国)の「エレクト リカル・エンジニアリング・マイルストーン」(電気工学の一里塚)に選ばれた。

 世界の画期的な電気通信技術を認定するもので、これまでにトランジスターの商業生 産など、約30件が選ばれている。日本からはテレビやラジオの八木アンテナに次い で2番目。

 1964年、山頂に設置された同レーダーは、気象衛星のない時代に台風の目をはっ きりととらえ研究者らを驚かせたが、昨年11月、引退した。「当時の技術力が記録 に残るのはうれしい」と気象庁。記念プレートは今月中にも届くという。

(2月18日 Yomiuri On Line 0:41)

 ACHP編集部


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