質問内容/回答

<質問>

横山@北見です。

現在北見−8度、冷えて来ましたぁ〜。
私は銀河の滝でヒイヒイいってる万年ヘタレクライマーですが、
昨年層雲峡コンペに招待選手として出場したサンドラ女史の
「1手も余計な打ちこみをしない」ムーブにすっかりカブレてしまい、
近所の石垣で「持ち替え」をコッソリ研究しています。

そこで、小生バイパーを一本だけ所有しているのですが、専用リーシュは
使用していません。持ち替えを前提としてもう一本をバイパーにするか悩んでます。
バイルは軽いに越したことがないので、シャルレの最新軽いモデルも魅力的です。
当方、田舎暮しでおいそれと現物を見れないのです。

そこで、バイパーユーザーさんへ質問なのですが、

1.バイパーは昨年モデルに今年モデルのアンドロイドリーシュ
  装着可能なのか?

2.アンドロイドリーシュ同士の持ち替えの操作性は宮崎ホイホイ
  と比べてどうですか?

3.コブラピックのチューニングの仕方。

4.新型のピックってどうですかね?

よろしくお願いします。

<解答> 


堤@旭川山岳会です。

>ことろで、ドライツーリングの話題がありましたが、
>トレーニング方法として、以下のようなことを考えていれば良いのでしょうか?

基本的なムーブはフリークライミングと何ら変わらないので、
フリークライミングをガシガシやるのが一番と思います。

フリークライミングよりも腕力勝負の側面が強いので、
引き付け力、片手での保持力、手の筋持久力を重点的に鍛えるとよいのではないでしょうか。

昨年のアイスコンペの優勝者は、「勝因をキャンパシングの成果」と優勝インタビューで申していま
した。

特別なのはバイルがどういう状態になったら外れるのかを、
だれも登らない岩の下部でトラバースして確かめるのがよいと思います。


>@傾斜が90度以下のルートで、アイゼンとバイルのフッキング
>Aかぶった場所を探して(当然フリークライミングの邪魔にならないように)
> アイゼンとフッキングの練習。
> 最初はトップロープで、その後リード?


私、関西方面の事情に疎く教えていただきたいのですが、
トレーニングの対象としているのはフリークライミングのスポーツルートなのでしょうか?

アイゼントレーニング用のルートして市民権を得ているルートなら、
全く問題にならないと思いますが、

仮に、既成のスポーツルートだった場合、
アイゼンとバイルを使用して登るのはどうかなと。
エッジやカチなどは、ピックで削られて、微妙な感触が変わるだけでも、
ルートの中身が変わってしまうように思われますので、
練習対象の選定は慎重になされたほうが。

苦労して掃除とボルト打ちをしたルートを、バイルとアイゼンでギタギタにされたら、
開拓者が悲しまれることと思います。

昨シーズン、道内にMIXルートを開拓された方にアドバイスされたのですが、
MIXの場合、通常のスポーツルートよりボルト間隔を近めにしないと、
リード時の墜落によるケガが多くなるそうです。

最新ギアの発売と、メディアでの露出度で、MIX熱が高まっていると思いますが、
スポーツルートをアイスギアでリードするのは、色々な意味でリスクが大きいと思います。


家山@京都在住です。 > 基本的なムーブはフリークライミングと何ら変わらないので、 > フリークライミングをガシガシやるのが一番と思います。 確かにそうですね。理解できます。 > 特別なのはバイルがどういう状態になったら外れるのかを、 > だれも登らない岩の下部でトラバースして確かめるのがよいと思います。 その感覚が一番怖いし、会得しないといけないんですよね。 > 私、関西方面の事情に疎く教えていただきたいのですが、 > トレーニングの対象としているのはフリークライミングのスポーツルートなので しょうか? 私、フリークライミングもやりますから、ルールは理解しています。 スポーツルートでやるべきじゃありませんよね! > アイゼントレーニング用のルートして市民権を得ているルートなら、 > 全く問題にならないと思いますが、 はい。そのようなルートで行う予定です。 > 仮に、既成のスポーツルートだった場合、 > アイゼンとバイルを使用して登るのはどうかなと。 > エッジやカチなどは、ピックで削られて、微妙な感触が変わるだけでも、 > ルートの中身が変わってしまうように思われますので、 > 練習対象の選定は慎重になされたほうが。 ははは。フリークライマーからしてみれば 絶対にやってもらっちゃ困るでしょう! > 苦労して掃除とボルト打ちをしたルートを、バイルとアイゼンでギタギタにされた ら、 > 開拓者が悲しまれることと思います。 はい。充分理解致します。 > 昨シーズン、道内にMIXルートを開拓された方にアドバイスされたのですが、 > MIXの場合、通常のスポーツルートよりボルト間隔を近めにしないと、 > リード時の墜落によるケガが多くなるそうです。 確かに、ピックがぬけきらなかったり、アイゼンが引っかかったりと、 思わぬ体勢になりそうですね。 > 最新ギアの発売と、メディアでの露出度で、MIX熱が高まっていると思いますが、 > スポーツルートをアイスギアでリードするのは、色々な意味でリスクが大きいと思 います。 はい。絶対にやりません。し、やらないで下さい。 だから、何か「こそっと」やる練習方法がないかと訊ねてみた次第です。 まずは、アイゼントレーニングで登られているルートで フッキングやリードのメンタル強化などトレーニングしてみます。 ありがとうございました。 以上
家山さん、こんにちは。 堤@旭川山岳会です。 スミマセン。どうもMLだと、言葉足らずになってしまって。 クライミングを始めたばかりの頃に、 悪い先輩に言われるままにスポーツルートをアイゼンで登ってしまったことがあり、 自戒の意味で書いてしまいました。釈迦に説法をしてしまい申し訳ありません。 >何か「こそっと」やる練習方法がないかと訊ねてみた次第です。 以前こそっと、公園にある「うんてい」という遊具で、ピックにテーピングテープを巻いて、 フィギア4でトラバースする練習をしたことがあります。かなりパンプします。 犬の散歩をしている方と、フィギア4の状態で挨拶を交わしてからは、止めましたが・。

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