質問内容/回答

<質問>

五十嵐といいます。

皆さんにお聞きしたいのは、近視の方が厳冬期に山に入る際、
メガネ、ハードコンタクト、ソフトコンタクトのどれを選択されているか?
また、そのメリット・デメリットを教えていただけたらと思います。
(もちろん、個人の主観で構いません)

僕は、近視(しかも右目は乱視)で、普段はメガネをかけています。
そのメガネのままで行くと、結構値のはるゴーグルをつけても、曇ったり
下手をするとその曇りがそのまま凍結したりってことに見舞われます。

幸い、裸眼でも多少は見える視力なので、最悪はメガネを外して歩い
たり滑ってたりしてしまうのですが、そんなことするなら、コンタクトを買
おうと思って、眼科に行ってみたりしている今日この頃です。

とはいえ、高地の寒冷地は絶対湿度が小さくなるので、ソフトコンタクト
でも大丈夫か?海外遠征の場合(国内でも同様ですが)、持参したコン
タクトレンズ(特にソフト)は凍っても大丈夫なのか??

このあたりで、良いお知恵をお持ちの方がいらっしゃれば、是非教えて
いただきたく投稿しました。

<解答> 


五十嵐さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。

> 皆さんにお聞きしたいのは、近視の方が厳冬期に山に入る際、
> メガネ、ハードコンタクト、ソフトコンタクトのどれを選択されているか?
> また、そのメリット・デメリットを教えていただけたらと思います。
> (もちろん、個人の主観で構いません)

僕の場合、メガネに「クリップオン」タイプのサングラスで全て賄っています。
これはヒマラヤ二ストの某氏から授かった知恵で、彼はこの方法で、パミール、
ブロードピーク、マッキンリーなど様々な高所で行動し、現在でも高所で活躍し
ているようです。(近況は詳しく知りませんが、同じ様なスタイルで行動してい
る箇所が多いと思われます)

> 僕は、近視(しかも右目は乱視)で、普段はメガネをかけています。
> そのメガネのままで行くと、結構値のはるゴーグルをつけても、曇ったり
> 下手をするとその曇りがそのまま凍結したりってことに見舞われます。

五十嵐さんの場合(乱視も含め)だいたい僕と同じくらいの視力だと思います。
僕も駆け出しの頃はサングラスに散々お金を使ったのですが、結局、前述のスタ
イルに落ち着いて、ロシア(天山、パミール)やら、あとマッキンリーも二回
行ってますが、全てこのやり方でした。

コンタクトレンズに関しては、試供品を使った程度なので、他の方のコメントを
待ちたいと思いますが、90年代に同行した仲間はO2ハードを使っていました。
勿論、凍らせないように、行動中も含め始終懐に入れていたと記憶しています。

これからまだしばらくは、湿った嫌らしい雪と気候に(メガネの人は)悩まされ
る季節だと思いますから、いろいろ実験してみると良いと思いますよ。
蛇足ですが、海外登山では、普段の日本の雪山でしっかり使い込んだものを持っ
ていくべきです。思いつきで、もしくは人からすすめられたものをテストもせず
に持っていくとたいていは後悔するかゴミを増やす事になります^^;

ではでは^^



高知労山@中田です。 最近の無線機はオーバースペック・小型化とともに高性能の専用充電池を使って いることから、乾電池が使えるいい機種が売ってないのが実際です。 自分は今は廃盤のスタンダードC-510(単3が3本、1W、約200グラム) というのが、最も山岳用としては優れていると思っていますが、その認識は今も 変わっていません。仲間にはこの機種を買うようにすすめています。今は中古に なってしまいますが。
五十嵐さん、みなさん、こんにちわ 山岡@地球クラブ(兵庫県)です。 僕も、目が悪く、苦労しているひとりです。 On 2006.4.20, at 02:57 Japan, Fumiaki Igarashi wrote: > 高地の寒冷地は絶対湿度が小さくなるので、ソフトコンタクト > でも大丈夫か?海外遠征の場合(国内でも同様ですが)、持参したコン > タクトレンズ(特にソフト)は凍っても大丈夫なのか?? 個人差はあると思いますが、ソフトでもハードでも、大丈夫だと 思います。 20年弱前にデナリに行った時は、1週間連続装着可能なハード コンタクトでした。高酸素透過性をうたってましたが、やはり、酸素が 薄い所で大丈夫か心配でした。しかし、その後の7000 mくらい までの高所登山でも問題は感じませんでした。 現在は、普段はメガネで、冬山のときは、使い捨てのソフトコンタクトに しています。メガネだとクライミングの時に曇り危険だからです。こちらも、 問題は感じません。 ソフトもハードもよく凍ってしまいましたが、それを溶かして使って いました。凍らないように、服のポケット等にいれておくのが、無難 だと思います。 予備のコンタクトとメガネは必ずどこに行く時でも(アタック時も)、 用意しておいたほうが良いと思います。メガネケースは、 よくつぶしますので、硬いものが無難です。 あと、高所でですが、酸素の薄いところで、目を強くこすると、 眼底出血を起こして、視野のある部分が見えなくなることが ありました。高所では、目を強く押さえてこすることは、要注意です。 特に、いったんコンタクトをはずし、メガネにかえるとき、注意して 下さい。僕の場合、眼底出血は、自然治癒で直りましたが、完全に 直るのに数カ月かかったように思います。

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