その他(8)/回答<6>
吉田@ARIアルパインクラブ休会員です。

私は、右膝前十字靱帯を平成4年の11月にラグビーの試合で
断裂しました。(もっとも、三つ峠での墜落も、要因であったと思
います。)

当時の私も遠井さんと同様、選択に悩みました。

再生術をした場合、リハビリに半年ぐらいかかることと、正座が
困難になる短所がありますが、ハードクライミングを目指すので
あれば手術をおすすめします。

当時の担当医からは、手術はいつでもできるので、ラグビーを
引退して、膝用の装具を使用すればスキー、テニス等のスポー
ツに支障ないということから手術をしませんでした。

筋力アップのリハビリを2か月間やり、ラグビーの試合に復帰、
山の方も結構いきましたが、アプローチの長いルートを重荷で
長時間行動すると膝が腫れました。

馬鹿は、死なないと直らないといわれますが、断裂後、7年を
経過して、やっとラグビーを引退し、スキーだけにしようと思って
おります。

この春に整形外科に通院しましたが「年齢の割に、半月板の摩耗
が激しくてこれ以上の激しいスポーツの継続は、おすすめできない。」
といわれました。

先ほどの膝用装具ですが、アメリカ製のシグマックスという会社の物
で約12万程度、チタニウムでつくられた製品です。

モーグル的な滑りをする場合は、テーピングとの併用でかなりの効果
があります。日帰りのクライミングであれば問題ありませんが、3日以上
の山行だと圧迫されているため疲労が蓄積します。

仕事等の関係で長期入院とリハビリ通院が可能であれば、はっきりと
再生手術をおすすめします。

なお、巨人軍にいた吉村は、2度の手術をしたときいております。医師の
技術(ミリ単位の調整が必要と聞いております。)次第ですがリハビリも
ご本人の熱意次第で完治するものと思います。

リハビリは、焦らないことが一番です。直ったつもりで何度となく、膝から
血腫を抜くはめになりますから注意が必要です。

以上、完全に断裂したまま山、スキー、ラグビーをしている(していた)男
の報告です。   お大事に。

★ アルパインクライミング/質問コーナーへ戻る ★ INDEXへ戻る