質問内容/回答

<質問>

永岡です。
いつも貴重な情報ありがたく利用させて戴いております。

今年の3月〜4月にかけて知人がネパールにトレッキングに
行く予定なのですが、ネパールの治安情報等についてご存知
な方はおられるでしょうか。
ロック&アイスのネパール情報は目を通したのですが、日本人の
かたで実際ネパールで何らかの被害に遭われた方はおられる
のでしょうか?

もしご存知の方がいたらよろしくお願いします。

<解答> 


本田栃木山岳部の鎌田と申します。
昨年、ネパールのロブジェへ登山に行きました。
報告書に記載した内容です。

2002年4月の情報です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 遠征登山の期間中、ネパールでは「マオイスト」
と呼ばれる過激派がゼネストを行なっている真っ最中で、
ネパール国内の治安状況に懸案有り。
 ゼネスト期間中、カトマンズ市内ほとんどの商店が閉店
しており、キャラバン前の買い出しは出来ず。空港や王宮前、
また市内の要所には軍や警察がいたる所に銃を構えて警戒
している状況でカトマンズ市内の行動は十分注意する必要が
あった。
 エベレスト街道では、特にルクラ飛行場、ナムチェバザール
で警備が厳しかった程度で、その他は平穏。ルクラ、
パグディン、ナムチェバザールの滞在で、テント泊は危険
との事でロッジ泊。ただ、登山期間中は全てテント泊なので、
出来るだけロッジ利用の方が、気分が楽であった。
 ネパール国内からみると、観光として訪れることの多い
エベレスト街道は他の地域より治安は良い様だが、遠征登山で
僻地に入山する場合、襲われたというニュースもありました
(マナスルで遠征登山隊が襲われ金品強奪)
 基本的にサーダーの指示で動けば問題ないと思われる。

日本では外務省ホームページで治安状況が確認できる

外務省 海外安全ホームページ
 http://www.pubanzen.mofa.go.jp/

ネパールのページ
 http://61.117.201.21/info/info4.asp?id=010

「ネパール大好き!ビンティ!」ホームページでネパール
国内のニュース、トピックスや様々な情報を発信している
      http://www.binti.net/
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(インターネットのアドレスは2002年11月の時点)

その他、VHF-PHONE等の通信インフラも破壊されていて、
状態が思わしく有りません。衛星電話持参をお勧めします。
(日本のエージェントにレンタル有ります)

参考になれば幸いです。
以上です。


辻野@北海道I.C.C です。 私も ほんとたまにですが、ネパールに登山にいくので、 今の国内状況には、非常に興味 いや 心配があります。 鎌田さん教えて欲しいのですが、 > その他、VHF-PHONE等の通信インフラも破壊されていて、 > 状態が思わしく有りません。衛星電話持参をお勧めします。 > (日本のエージェントにレンタル有ります) 日本からカトマンズへの インターネットと電話の状態は、どうでしたか? 又 ネパール国内の回線は、どんなものでしたか。 日本のエージェントから 衛星電話がレンタルできるとは、 すごいですね。 チョット どのの会社がしりたいのですが。 こそっと 教えていただけませんか。
おはようございます。 北海道はアイス真っ盛りでしょうか? 栃木はもうそろそろ終盤って感じです。 >> その他、VHF-PHONE等の通信インフラも破壊されていて、 >> 状態が思わしく有りません。衛星電話持参をお勧めします。 >> (日本のエージェントにレンタル有ります) >日本からカトマンズへの インターネットと電話の状態は、どうでしたか? まず、私達は、カトマンズとエベレスト街道を訪れています。 カトマンズから、日本への国際電話は問題ありませんでした。 (日本からカトマンズへは?です) エベレスト街道に地図上で何ヶ所かVHF-PHONEとの記載が 有りますが、「マオイストに破壊されて利用できない」と シェルパが話しをしていました。ティンボチェとペリチェ(診療所)で 公衆衛星電話が有り、利用が可能でした。(高い!US$かNRPの現金のみ)  インターネットですが、カトマンズへ、メール等問題無く 使用出きると思います。またナムチェバザールにインターネット カフェがあります。(軍が警備しているので治安はいい?) ただ、英語版PCの様です。(語学力がないので、利用しませんでした) >又 ネパール国内の回線は、どんなものでしたか。 僻地からは悪いようですが、詳細は不明です。 (シェルパも自分たちの衛星電話を利用しました) >日本のエージェントから 衛星電話がレンタルできるとは、 >すごいですね。 チョット どのの会社がしりたいのですが。 >こそっと 教えていただけませんか。 ウエック・トレックを利用しました。 HPに詳細が載っています。 国内エージェント (株)ウエック・トレック 東京都港区新橋6-20-4       担当:貫田宗男、古野 淳 TEL:03-3437-8848 FAX:03 3437 8849 E-mail:info@everest.co.jp     Website:www.everest.co.jp すべて去年4月の状況ですので、当時は一番治安が 良くなかった時期だと思います。治安状況は最新を 確認するようにお願いします。 以上です。 鎌田昌弘
加藤@深谷山岳会 です。 年末・年始にランタン谷トレッキングとヤラ・ピークに登ってきました。  軍人が街中やチェックポスト等で多く見られましたが、 治安そのものには、不安はありませんでした。  ランタンの国立公園の2度目のチェックが一番厳しかったです。  チャーターバスのドライバーは、手帳その他すべてのもののチェックを 受けていました。しかし、トレッカーには、特別なことはありませんでした。  ただ、ローカルバスでは、全員がチェックを受けるので、時間がかかる と言っておりました。  先日、1/30 「マオイストと政府の間の戦争が停止」とありました。 以上。
こんにちは、永岡さん。 秋田@彷徨倶楽部です。 正月にパルチャモに行ってきました。 エベレスト街道の治安は、ルクラ以遠では全く悪く感じませんでした。 ただ、冬季ということもあり、トレッカーの数は極めて少なかったです。 ナムチェではロッジと登山用具店以外の多くの店は休業していました。 冗談かもしれませんが、 テロを恐れた米国人が外見カナダ人を装ってトレッキングしているので、 例年になくカナダ国旗をザックにつけたトレッカーが多いとか。 ルクラ〜ジリではマオイストの活動が活発なようです。 同じ日本人トレッカーが2度に渡って寄付を徴収されたそうです。 1回目は現金で、2回目はカメラをとられたとか。 ナムチェバザールより上は、主としてシェルパの人達が暮らすところ ですからまず安全だと思いますが、 問題はルクラ付近です。 ルクラには軍が駐留して空港を警備しており、街の通りにはバリケードが 築かれ、慣れない日本人には異様な感じでした。 1/29のネパール各誌に、政府とマオイストとが即時停戦を宣言したと報道 されました。 ただし、マオイストの主張する王制廃止等の条件に、政府が合意するとは 考え難く、かっても同様の停戦宣言が出されながら破られたこともあるこ とから、当分予断は許されないものと思います。 ナムチェでのインターネットですが、 THAWA Lodgeの通りを挟んだ斜め前にPCを4、5台置いたインターネット・ カフェがあります。 e-mailは1kb/Rs45でした。 日本語も使用可能です。 外務省、在ネパール日本大使館のホームページで最新情報をチェックされる ことをお勧めします。
大阪ぽっぽ会の宮本です。 昨年11月ルクラからのメラピーク街道のタンナでマオイストに 会いました。以下報告ないようです。 我々(隊員3名)は11/1ルクラよりメラピークとクスムカングルを目指して出発、メ ラピークを登って11/12タンナへ降りてきました。 11/14 たしか朝9時ごろサーダー(ラクパ シェルパ。アイスランドトレック)が村 に(タンナTagnagに)マオイストが来たからお金や無線機を隠せ!と指示があり、様 子を見ると3〜5人(どいつがマオイストかはっきりしない)が広場に村人を集めて 演説(オルグ活動)をはじめる。その後一人の若者(20代後半)がラクパに迫り、 熱っぽく語る彼に耳を傾けるラクパは幾度も頭をかしげる値切りの末、確か2000ル ピーを支払い 領収書を受け取った。我々はメンバーとのコミニケーションは無 く、正午ごろクスムカングルC1へ向かった。 その後マオイストの姿なく11/21ルクラに到着。       以上です。
こんにちは、永岡さん。 秋田@彷徨倶楽部です。 正月にパルチャモに行ってきました。 エベレスト街道の治安は、ルクラ以遠では全く悪く感じませんでした。 ただ、冬季ということもあり、トレッカーの数は極めて少なかったです。 ナムチェではロッジと登山用具店以外の多くの店は休業していました。 冗談かもしれませんが、 テロを恐れた米国人が外見カナダ人を装ってトレッキングしているので、 例年になくカナダ国旗をザックにつけたトレッカーが多いとか。 ルクラ〜ジリではマオイストの活動が活発なようです。 同じ日本人トレッカーが2度に渡って寄付を徴収されたそうです。 1回目は現金で、2回目はカメラをとられたとか。 ナムチェバザールより上は、主としてシェルパの人達が暮らすところ ですからまず安全だと思いますが、 問題はルクラ付近です。 ルクラには軍が駐留して空港を警備しており、街の通りにはバリケードが 築かれ、慣れない日本人には異様な感じでした。 1/29のネパール各誌に、政府とマオイストとが即時停戦を宣言したと報道 されました。 ただし、マオイストの主張する王制廃止等の条件に、政府が合意するとは 考え難く、かっても同様の停戦宣言が出されながら破られたこともあるこ とから、当分予断は許されないものと思います。 ナムチェでのインターネットですが、 THAWA Lodgeの通りを挟んだ斜め前にPCを4、5台置いたインターネット・ カフェがあります。 e-mailは1kb/Rs45でした。 日本語も使用可能です。 外務省、在ネパール日本大使館のホームページで最新情報をチェックされる ことをお勧めします。
大阪ぽっぽ会の宮本です。 昨年11月ルクラからのメラピーク街道のタンナでマオイストに 会いました。以下報告ないようです。 我々(隊員3名)は11/1ルクラよりメラピークとクスムカングルを目指して出発、メ ラピークを登って11/12タンナへ降りてきました。 11/14 たしか朝9時ごろサーダー(ラクパ シェルパ。アイスランドトレック)が村 に(タンナTagnagに)マオイストが来たからお金や無線機を隠せ!と指示があり、様 子を見ると3〜5人(どいつがマオイストかはっきりしない)が広場に村人を集めて 演説(オルグ活動)をはじめる。その後一人の若者(20代後半)がラクパに迫り、 熱っぽく語る彼に耳を傾けるラクパは幾度も頭をかしげる値切りの末、確か2000ル ピーを支払い 領収書を受け取った。我々はメンバーとのコミニケーションは無 く、正午ごろクスムカングルC1へ向かった。 その後マオイストの姿なく11/21ルクラに到着。       以上です。

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