その他(5)/回答<4>
増田@YCCです。

> はじめまして。仙台一高山の会(SIAC)の太田と申します。
> 
> この夏、当会でカラコラムの山を登りに行く予定でおりますが、EPIガスをどのよう
> に調達したらいいのか決めかねています。山で使おうと思っているのはエクスペディ
> ションスペシャルかP+で、個数は40個程度。
> 現地でのEPIgas調達方法は以下の3通りが考えられると思いますが、パキスタンに山
> 登りに行かれる皆さんは一体どのようにされているか教えていただけないでしょうか?
> 
> 1.登山隊払い下げで出回っている品を現地バザールで購入する。
> 2.イングランド製のものを現地で購入する。
> 3.なんらかの方法(船便か航空便?)で日本からパキスタンに持ち込む。
> 
> 1.はコストを抑えるという点ではいいのでしょうが、確保できる数が不確実。2.の場
> 合は数は確実にそろうが、やや割高(1個$10程度)でその上、品質がよくわからな
> いという不安がある。ちなみにエクスペディションスペシャルあるいはP+の類のカー
> トリッジが入手できるかどうか現地旅行代理店に問い合わせたところ、初めに「EPIg
> asは入手可能」とだけ回答があり、再度カートリッジの種類について問い合わせをし
> たら「EPIgasはmade in Englandだ」との的を得ない答えが返ってきました(聞き方
> が悪かったのかなぁ?)。種類についてなんらコメントがなかったので、パキスタン
> で入手できるのはいわゆるレギュラーカートリッジだけなのではないかと思っている
> のですが。だとすると、やはり日本から持ち出すしかないか....。

一般性のある話なのでメーリングリストにUPします。

要領を得ない返答が返ってきたのも当然で、エクスペディションスペシャル、P+などの品
種名は日本向けで、国外では通用しません。
「プロパンミックス」であることを確認すれば低温でも使えると思います。

ところでEPIという会社自体もはや存在しないはずです。
数年前、イギリスのEPIとフランスのキャンピングガスはコールマンに買収されてしまいま
した。
キャンピングガスのブランド名は継続されましたが、EPIのほうは消滅し、現在欧米では同
じものがコールマンブランドで販売されています(コールマンからは他にも自社開発の別
のタイプのカートリッジが出ていますが)。

ところで、なぜ日本ではそのままEPIで継続されているかというと、かつての輸入元が日本
国内でのEPIの商標権をもっていて以前と同じものを本国とは関係なく(コンロ、カート
リッジとも)日本で作り続けているからだそうです。
だから日本ではそっくりな品物がEPI、コールマン両者から販売されています。

したがってEPIの純正品がいま入手可能というのは、もしかしてイギリス向けには現地感情
を考慮してEPIブランドのままで販売しているのかもしれませんね。(未確認)

状況が変わっているので、現地でここに行けば入手できるという情報も、ここ2〜3年の
話に限ったほうが良いかと思います。

なお、ヨセミテ、シャモニでは「同じだ」といわれたのでプリムスとEPIとコールマンを
ごっちゃにして使っていましたが問題ありませんでした

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