その他(18)/回答<1>
 増田さん、こんにちは。黒澤♂@YCCです。

> 週末(というか4/5まで)は暇なんだが、最近お尻から腿の裏側あたりが走ったり、し
> ゃがんだりすると痛いんですよ。まわりではヘルニアじゃないかとか座骨神経痛じゃな
> いかとかいろいろ言われるのだが。クライミングはなんとかできたので放っておいたら
> 最近人工壁でも痛くなって、、、どうしたらいいんでしょうね。

 まず、ヘルニア等を疑って「一度は」整形外科を訪ねてみることをおすすめします。
手先や足先などに「痺れ」がある場合などはこの可能性が高いです。その上で「ハー
ドウェアの故障」があれば整形外科で修復してもらうのが一番確実ですが、問題は
「神経痛(とか、老化現象)」と診断されてしまった場合ですね…この場合はインター
ネットでも情報が氾濫していますが…

(1)神経ブロック法…神経痛の起こっている神経節にステロイド等を注射する方法。
痛みは確実に治まるが、症状はまず改善されない(根治しない)

(2)整体・カイロプラテック…「希に」治る場合もあるが、日本では現在無資格な
ので、手を出さない方が無難。事故も多いし、事故が起こった場合の公的保証が一切
無い。

(3)鍼灸治療…単なる神経痛ならこれが一番確実。僕の場合3回の治療でほぼ完治
し、先週はフルマラソンを走ってきました。ただし、治療院選びが難しいので注意が
いりますが…

  ☆接骨医と兼業しているところは駄目…接骨・整骨は経絡治療とは全く別の分野
なのです。例えて言えば、内科が性病科を兼業しているようなもの… (^^;

  ☆なるべく、自宅の近くを選ぶ…鍼灸治療院の実体は「もの凄く数が多い」ので
す。きっとアナタの近くにも「名医」が隠れている(かも)

 鍼灸治療は、千年一日の古い治療法と思われているようですが、実は大学院も存在
し、学位もある歴とした「最新医学」で、経絡治療についてはWHOにもその指針が存
在する(先進国で医療として認められていないのは日本くらい)のです。

 そして鍼灸の治療は理論に基づいた全体治療で、決して名人芸的/局部的な技術で
はありません。ですからその治療には、治療技術はもちろんのこと、さまざまな症例
や、症状を引き起こす原因(山登りもその一つですね)について広い知識・情報の収
集を行わねばならない分野です。

 治療院に行って、よく話を聞いてくれて話題が豊富な治療師ならまず間違いないと
思います。逆に「俺に任せておけ」式の治療師はちょっと…また、経絡治療には脈診
と言って、両手の脈を三カ所同時に診て「証」という治療方針を立てるのですが、こ
れをやらない人も信用できません…以上、参考にしてください。

★ アルパインクライミング/質問コーナーへ戻る ★ INDEXへ戻る