●(生没年不詳) 花山天皇の寛和年間(九八五〜九八七)から長保五年(一〇〇三)まで名前が残されています。 一生を六位丹後掾という下級官吏で終わりました。 円融院の子(ね)の日の御遊の歌会が船岡であったときに、お召しもなく推参して 「歌では誰にも劣らない」と豪語して居座ろうとしましたが、 人々に追い出された逸話が 「今昔物語」に収められています。 ●この和歌は『新古今集』恋歌一・一〇七一に収められています。