●作者が実在したとすれば、九世紀頃の人でありますが、 この和歌自体『古今集』秋・二一五に「読み人知らず」として収められているように 伝承上の人物という説が一般的です。 『三六歌仙伝』にも「いずれの代の人とも知れず」と記されています。 「三十六人集」には『猿丸大夫集』が残っていますが、 実作であるとは認められず、 収められた歌は、ほとんどが古歌です。