ふじわらみちのぶあそん
藤原道信朝臣

   ●(九七二〜九九四年)
    右大臣師輔の孫、父親は*法性寺入道太政大臣為光、母親は謙徳公(藤原伊尹)の娘です。
    関白道兼の養子となり従四位上左近中将となって将来を嘱望されていましたが、
    二三歳の若さで夭折してしまいました。
    
    父、為光の死を道信はたいへん悲しみました。親の喪は一年で明けます。一年後喪服を
    脱ぐとき「限りあれば今日ぬぎ捨てつ藤衣果てなきもの涙なりけり」と詠んで、人々は
    孝心に感じ入ったといいます。

   ●この和歌は『後拾遺集』恋二・六七二に収められています。

   *:第八五首の法性寺入道先関白太政大臣忠通とは別人です。






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