おののこまち
小野小町

  ●生没年不詳
   九世紀の中頃の女流歌人で、三六歌仙の一人に数えられ、小野良真の娘とも
   参議篁の孫とも伝えられています。
   安倍清行(あべのきよつら)、文屋康秀(ぶんやのやすひで)などと浮き名を流しました。
   一〇〇〇年以上後の今でも絶世の美女の代名詞として言われています。
   小野小町の浮き名で最も有名なのが、深草少将の「百夜通(ももよがよい)」です。
   小町に恋いこがれた少将が、百夜も通っていたのに、小町は心を開かなかったといいます。
   そのためでしょうか。能の「卒塔婆小町(そとばこまち)」の題材にされるように
   その人生の終幕は哀れなものだと伝えられています。

  ●この和歌は『古今集』春下・一一三に収められています。









[百人一首へ]