罪。

   私の罪。
MOON
   あなたに愛され過ぎた。
   あなたを憎みそうになっていた。 
   私に絡まりつくあなたの糸を 断ち切りたくて
   ただ 自由になりたくて
   あなたを 殺してしまった。
 
   本当にあなたは 死んでしまった。

   そして、あんなに想われたにも関わらず
   あなたが死んでしまっても 涙を流さなかった。

   知っていた。
   あなたがどれほど私を想っていてくれたのかを。
 
   知っていた。
   あなたがどれほど澄んだの持ち主だったかということを。

   そう 私よりもずっと。
   ずっと。

   でも 死んだと知らせを受けた時
   なぜか 悲しくなかった 何も感じなかった。

   それは 私の罪。


                      



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