罪。 私の罪。
あなたに愛され過ぎた。 あなたを憎みそうになっていた。 私に絡まりつくあなたの糸を 断ち切りたくて ただ 自由になりたくて あなたを 殺してしまった。 本当にあなたは 死んでしまった。 そして、あんなに想われたにも関わらず あなたが死んでしまっても 涙を流さなかった。 知っていた。 あなたがどれほど私を想っていてくれたのかを。 知っていた。 あなたがどれほど澄んだ心の持ち主だったかということを。 そう 私よりもずっと。 ずっと。 でも 死んだと知らせを受けた時 なぜか 悲しくなかった 何も感じなかった。 それは 私の罪。