月の光





       作曲者:ウジェーヌ・ロルダン

       彼は19世紀に活躍したフランスの作曲家だという事だけしかわかっていません。
       このギター曲はフランスの民謡の旋律で、主旋律は大変広く知られています。
       ロルダンはこの民謡を変奏曲に仕上げ、主題と6つの変奏にしあげました。

       静かな音色を醸し出すギターの調べに耳を傾けてはいかがでしょうか。






ムーンライト・セレナーデ




        みなさんはグレン・ミラーという名前を聞いたことがありますか?

        1904年3月にアメリカ・アイオア州で生まれ、1926年に当時人気のあったベン・ポラック楽
        団のトロンボーン奏者として入団しました。2年後に自分のサウンドを求めて退団し、ジョセフ・シ
        リンガー教授のもとで編曲の勉強をしていました。
        この頃に練習曲としてつくったのが「ムーンライト・セレナーデ」だったのです。

        当時のアメリカはジャズが人気の中心にあり、グレンは新しいサウンドとしてビッグ・バンド・ジャ
        ズを編成しました。
        いままでサックスがリードしていたパートをクラリネットがかわりに演奏し、これにブラス・セッシ
        ョンを重ねて、甘く美しく、ロマンティックなムードを醸し出す新しいサウンドを確立させました。

        自分の楽団を持っていなかったグレンは、自分が作ったムーンライト・セレナーデを場末のクラブで
        聴いてショックを受け、自分でバンドを作り自分のサウンドを追求・確立しようとしました。

        その記念すべき第一作目がこの「ムーンライト・セレナーデ」で彼のバンドのテーマ曲として194
        4年12月15日の飛行機事故で彼がこの世を去ってからも、現代に受け継がれ永遠のサウンドとし
        て残っています。

        甘いムードに浸りたくなった時・・
        目を閉じてこの曲を聴きながら音に酔ってみてはいかがでしょう。







光ソナタ



        PIANO SONATA No.14 Op.27-2 ”MOONLIGHT”

        数多く作品を残したベートーウ”ェン
        この月光ソナタも有名な作品の一つです。
        彼が31歳の時の作品です。


        誰に贈った作品なのか色々な説があります。
        エピソードはロマンティックなほうがいい。

        例えば「不滅の恋人へ」と記された宛先不明の手紙の受取人候補の一人として、ジュリエッタ・グィ
        ッチアルディ伯爵令嬢。

        また日本において有名な盲目の少女。

        本当のところは、この曲のイメージをドイツ・ロマン派の詩人レルシュタープがスイスにあるルツェ
        ルン湖のほとりに昇る月のイメージをこの曲に例えたことに始まっています。

        ロマンティックな出だしの第一楽章

        時にはこの曲を聴きながら静かに月を眺めながら独り静かに、もの思いに耽るのもいいものだと思い
        ませんか?







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