| 沈水(沈香) |
正倉院に長さ5cm程度の沈香の断片から、すぐにでも焚いて聞けそうな小片まで多くの沈香が保存されています
これらの香木は宝物に香りをつけたり、防虫効果を兼ねて入れられたと云われています
東大寺が天皇の勅命によって民衆に施薬をするお寺として建立されたために、数々の薬の原料が出入りしています
沈香は香薬として使われ精神安定、強壮、健胃、利尿、解毒などの効能があるとされていました
夜泣き、疳の虫、食中毒などに効くとされている丸薬(奇応丸)は東大寺発祥の薬で主成分は沈香の粉末です
沈香箱のように工芸品の材料としても使われています
普通は薄くした沈香木を木箱に貼り付け象眼などを施しますが、沈香の粉末を練って丁子と混ぜ合わせ木筒に貼り付けた経筒もあります
またこの沈香は年代が経過して古くなっても香りが変質しないことが実証されています