自家用車に関する必要知識


マレーシアに住むので自動車を日本から持ち込みたい

マレーシアは第2の我が家プログラムの参加者と、労働許可証を得たいわゆる Expatriate の身分の人はマレーシアに自動車を持ち込むことができます。

このことはマレーシア通産省の該当ページにちゃんと載っています。
//www.miti.gov.my/cms/content.jsp?id=com.tms.cms.section.Section_f44aea5f-ac1c231a-1376afa0-57bb39e0#process
のPesonal APの部分です。

ただしAP(輸入許可証)の取得はかなり手間がかかるというのが通念です。自分でできなければ代行業者に頼むしかないでしょう。

それで終わったわけではありません。当然ながら、マレーシアの財務省と税関の評価基準による関税類がかかります。要するに、日本で中古車を30万円で買ったと主張してもそれがそのまま受け入れられる保証はありません。
マレーシア自動車産業協会 のサイトに生産地別と排気量別の自動車の物品税、関税、販売税の税率表が載っていますので、よく計算してください。
//www.maa.org.my/info_duty.htm

軽く100%を超すことがおわかりでしょう。

従って、たとえ首尾よくAPを入手したとしても、コンテナ代、通関業者への手数料、AP代行業者への手数料、各種税金、これらすべてを合計すれば、マレーシアで買ったほうが安いことになるのは確実でしょう。 それでも構わないという方はどうぞお試しください。
マレーシア人のブログに参考になるページがありますので追記しておきます。 それにも書かれているように、自動車の持ち込みはかなり面倒であり結局として高価となるということです。
//denfiza.blog.friendster.com/2008/09/importing-a-vehicle-to-malaysia/

マレーシアは第2の我が家プログラムにおける免税特典

なおマレーシアは第2の我が家プログラムの参加者に関しては、2000年代の後半から自動車持込の保証が強調されるようになりましたので、この面で特典が受けられます: 自動車にかかる物品税、輸入税、販売税が免除される。 よって輸入手続自体に変わりはないものの、Expatriate 身分の方に比べればぐっと有利に持ち込めますね。

当サイトのマレーシアマイセカンドホームプログラムのページで詳しく説明しています。



自動車所有に必須となる税金と自動車保険

自動車購入時に必要な経費は、いわゆる強制自動車保険代と道路税です。両方とも毎年1回支払いが必要であり、保険会社にどこの会社を利用するかは購入者が選択できます。

どちらも次のサイトで簡単に調べられます:  www.autoworld.com.my/

  1. そのサイトの上段の欄にある Toolをクリックします。
  2. するとそのすぐ下に Car Insurance Motorcycle Insurance Road Tax Loan Settlement などといったメニューが表示されます。
  3. その中から次の2つをそれぞれクリックすれば、計算用ツールが表示されますので、指示に従って入力するだけです。

以上で保険料(Premium)と道路税の額がわかります。

2009年3月9日掲載、2010年2月6日改定