海外生活体験素人だけど、マレーシアにロングステイ(中長期滞在)をお考えの方のために

このページでは表題以外にもいくつかのタイトルの小文を掲載しています:
マレーシアに中長期滞在するために、住居選びの事前知識を得ましょう  ・自動車運転免許証をマレーシアの免許証に書き換えるのは簡単
マレーシア生活における光熱費を計算してみましょう    ・マレーシアで携帯電話機を買いプリペードで使用することは、誰でも簡単にできる
マレーシアで携帯電話を使うための情報の続き   ・マレーシアと日本の物価比較はそれほど簡単にはいきません
マレーシアマイセカンドホーム参加者として、新車をマレーシアで購入する際の特典とその解説
クアラルンプール圏のコンドミニアム市場は供給過剰です     

この後は、続・海外生活体験素人だけど、マレーシアにロングステイ(中長期滞在)をお考えの方のために ページをご覧ください。



海外生活体験素人だけど、マレーシアにロングステイ(中長期滞在)をお考えの方のために


長年働いた会社を定年退職された後または仕事や自営業を引退された後、海外に長期滞在しようとお考えの方は、世の中に少なからずいらっしゃるようですね。団塊世代の大量定年でこの傾向が強まっているなどと言われているそうですが、私は長年日本に住んでいないし、日本人社会とのつながりが非常に薄いので、インターネットなどに現れる文字としては知っていても実感としてはわかりません。

中年時代に長年ある国またはある国々で過ごしたことのある方は別ですが、たまに団体での海外旅行に参加したことがある程度とか、ごく短期の海外滞在程度しか海外の経験はないという方の場合は、海外に中長期滞在するというのは、容易なことではないことは想像に難くありません。

いうまでもなく、海外は日本ではありません。このことを単なる目に入る文字としてではなく、生活の中に受け入れることが必要ですね。それができない人、そうしたくない人は、100% 日本の会社や日本人相手の現地会社におんぶに抱っこされた形で海外滞在地を選んでもらい、90%日本人に囲まれて、80%擬似日本的環境に依存した暮らしをするしかないでしょう。

当ブログはそういった形の海外中長期滞在を望まない、目指さない方たちのためのブログです。これが世の中に幾多とある、海外ロングステイ・長期滞在のためのサイトやブログとの大きな違いです。海外長期滞在をお考えの方に、至れり尽くせりのサービス提供などを掲げて読者のご機嫌伺いの調子で書くようなことはしていませんし、その種の団体や会社に属してはいません。

定年後、引退後、海外に中長期滞在されたいと真面目にお考えの方に、いわば自立した滞在者になるための情報とヒントとさらにはアドバイスをこのブログでは書いてきました、そして今後も書いていきます。
せっかく海外に中長期滞在されるのであれば、できる範囲で”リトルジャパン”から距離を置くのもいいのではないでしょうか? この意味は日本人コミュニティーに浸ることなく付かず離れずに、そんな形で海外滞在を過ごされるまたは過ごされたい人たちを応援したいという気持ちからです。

中長期滞在の地として、マレーシアに候補地を決める可能性が高い、またはそこまでは未だ至ってないがマレーシアは候補地の1つであるという方が、マレーシアマイセカンドホームプログラムの内容に強い興味を持たれる主たる層だと思います。プログラムの細かな規定及び条件とその解説は当ブログの過去の書き込みを丁寧にご覧ください。

またマレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しなくてもマレーシアに中長期滞在できることは、11月の記事で書いたとおりです。よってここではプログラムに参加されたい方たちも、するつもりのない方たちもいっしょに頭において書いています。

マレーシアにほとんど住んだことのない方はいうまでもなく、たとえ住んだことがあっても、ほとんど企業などの手配で高級コンドミニアムに住みもっぱら日本人社会・企業の中で短期過ごしただけの方では、マレーシアの状況はよくつかめません。こんなことは至極当たり前なのに、あまたあるインターネット世界ではごく一方的な経験談を基に決め付け論調で書いてるブログやサイトをたまに目にします。
またシンガポール人の見方をそのまま信用してしたり顔で書いたり、欧米のごく一部で生活したことを基にして海外長期滞在アドバイザーきどりで書いている人もいるようですね。

大体1週間程度の海外ロング滞在ツアーなどに参加して、その国の状況がわかるわけありません。逆の立場を考えてください。ある外国の人たちが全て事前手配されたツアーで日本にやって来て、4,5日滞在して日本がわかるなどと言ったら、皆さんはなんとお思いになりますか?

事前手配の4,5日ツアーは単なる体験です。もちろん体験から物事は全て始まるので、それ自体が悪いということではありませんよ。体験という意味合いでは役に立つということです。 その体験が終わったら、今度はできるだけ自分で体験を広げてみませんか? それが当ブログで書いている、マレーシアマイセカンドホーム情報をまず自分で理解してみる、事前に住居情報を入手してみる、などといったことです。 

そういった事前準備を自分たちで進めていく中で、いろんなことに出会います。気に入る事、嬉しいことばかりでなく、嫌なこと、不愉快なこと、失望することにも出会います。これはごく当たり前のことであり、人がある国で暮らし始めればその国の明と暗を目にします。日本で暮らしていても全く同様ですね。しかしある国、ここではマレーシア、で嫌なことや不愉快なことにあったからといって、すぐにそのことから全てを否定しないでいただきたいなと、願っています。海外で暮らすということは、いかに嫌なことや不愉快なことを乗り越えていくかに多いにかかっています。 だから早い時点でそういうことに出会うことが大事であり、必要でもあります。

その出会った、嫌なことや不愉快なことにどうしても我慢ができなければ、マレーシアを中長期滞在の候補地から外せばいいわけです。ですから、ご自分で体験を広げる過程と期間は大事なのです。その必要期間が1, 2ヶ月で十分なのか、半年ぐらいかかるかはその方の順応性と考え方次第でしょう。ある嫌なこと、不愉快なことに対して、その許容度というか受け入れ度は人によって多いに違いますよね。よってそのあたりが、ある国、ここではマレーシア、を中長期滞在地と決める決め手になることでしょう。

ところでIntraasiaはマレーシアを長年論じ、同時に売り込んでもいますが、何もマレーシアだけにこだわる必要はありません、ということもはっきり言っておきましょう。マレーシアのある面がどうしても受け入れられない人は当然いらっしゃるでしょうから、そういう人に、マレーシアを是非中長期滞在地にしませんかなどと説得するつもりはありません。他国が気に入れば、それはそれで結構なことだと思います。Intraasiaは二昔以上も前の1980年代中頃から東南アジア各国を広く旅し、徘徊し、働き、滞在してきました。よってIntraasia の中では、滞在地としてマレーシア以外の3か国も候補地になっています(ただし経済的余裕がないので未だに実現していませんけどね)。

さてご自分たちで体験を広げていく中で、自分たちだけで交渉できない、解決できない方が少なくないことはよくわかります。そういうときに、日本人向けにビジネスを行っているマレーシアマイセカンドホーム代理業者やマレーシアにそれなりに詳しい知人に頼むことは自然なことでしょう(Intraasia もそういう場合はお手伝いしますよ)。

人生のシルバー期を海外で過ごしてみるのは、すばらしいことだと思います。 とりわけこれまでほとんど海外体験のない”海外生活素人”の方たちには、大いなる挑戦であり且つ喜びであると思います。恐らく15年、20年といった相当なる長期お住みになりたい方はあまり多くないのではないでしょうか。そういうことを前提に、海外生活素人の皆さん、5年、10年程度海外でシルバー期を過ごしてみませんか? その候補地としてマレーシアは大いに考慮すべきですよ、と呼びかけて、この書き込みを終えます。

2009年12月中旬掲載


マレーシアに中長期滞在するために、住居選びの事前知識を得ましょう


マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しようとお考えの方は、まずどこに住もうかということになるでしょう。恐らくほとんど方は大体住みたい地方は心積もりとして持っていても、具体的にどんな住居に住むかの選択に迷われる方が多いのではないでしょうか。
11月の記事で説明しましたように、マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加しなくたってマレーシアに中長期滞在できますから、マレーシアマイセカンドホームに参加不参加を問わず、マレーシアに中長期住むための住居の探し方についてアドバイスを今回は書いていきましょう。

ある地区の何々というコンドミニアムだけが住居の候補であるという方はここでは対象にしません。さらに、最初から日本人向け不動産エージェントか当地の知り合い日本人の紹介に限るという方もこの場では対象にしません。

この場で対象にするのは、大体住みたい場所や程度は希望としてあるが、具体的に選択するためにどうしたらいいか、という情報をお求めの方です。

物件を決めるのはいつでもできます。焦らずに探しましょう。住居を購入するつもりの方も当初はまず賃貸してからの方がいいのではないでしょうか? 資金に困らないので即購入されたいという方であれば、もちろんどうぞお好きにということです。

マレーシアに来ましたら、英字紙の分類広告ページの中にある、不動産三行広告ページをご覧ください。毎日何千件もの賃貸、売買広告が載っています。
日本でこの広告はほとんど閲覧できませんから、マレーシアのインターネットサイトで探すのがいいでしょう。不動産広告を載せているサイトはいくつもありますが、その中で最近 Intraasia が見つけて、なかなかお勧めだなというサイトを1つ紹介しましょう。尚このサイトがベストであるとか、このサイトで探すべきだという意味ではありませんよ、お勧めの1つだということです。

どの不動産探しサイトでも大体同じでしょうが、地理をある程度知らないとどうにもなりません。 新聞の三行広告ではコンドミニアム名程度しか載っていませんので、その名前で推測が付かなければ、具体的な地区を知るためにはその広告主である家主やエージェントに電話して聞くことになります。

この下で紹介するインターネットサイトの場合、地区名または道路名または中には完全な住所まで載せている物件もあります。どの物件も、部屋数は載せています、多くはその住居の広さも提示しています:例 1100 sq.ft.  マレーシアの住居の表示は常に平方フィートですから、これを平方メートルに換算する必要があります。近似値計算法は 11で割ることです。例 1100 sq.ft 割る 11 = 100平米 という近似値が得られます。 

furnished というのは家具付きであり、 partially furnished 一部家具付きとなります。 通常は家具付であれば,エアコンは含まれるはずです。どの程度まで家具付かは、実際にその物件を見学する時に確認することになります。

さらにそのコンドミニアム施設の説明、その住宅の説明も載っています。首都圏やペナンなどは英語での説明が主流ですが、東海岸州などではマレーシア語説明が主流になります。 Monthly rent: が月額賃貸料です。 それ以外に隠れた費用が多少あるかどうかは、最終的に物件見学の際に確認すべきです。

それではブラウザーの別ページを開いて、次のアドレスを貼り付けて、Mudah.my のサイトを開きます
www.mudah.my/li?cg=2040&w=3&th=1

・上部の選択ボックスの中で Apartments (コンドミニアムを含む高層集合住宅のこと)または Houses(土地付き住宅のこと。一軒家も連結住宅もこの範疇に含まれる) を選びます。
・次に Kuala Lumpur, Selangor (州)、Penang(州)といった州別区分を選択します。もちろんどこでも構いません、ご自分のお好みの州を選んでください
・そして for Rent (賃貸用)にチェックを入れて、bed room 数を選び Search をクリックします。 
Space はきちんと機能していません、それは選択単位と 投稿者の単位が違うからです

投稿された新しい物件から順に表示されます。 表示項目がずらっと並んだ一番下に  Next page というのがありますから、これをクリックしていけばたくさんの投稿物件を見ることができます。 クアラルンプールのような物件の多い州は20ページほどもあります。小さな州は数ページ終わってしまいます。

まず写真を掲載した物件を優先的に見ていくのがいいでしょう。そうすればある程度のイメージができあがりますからね。物件によっては詳細な説明が書いてあるものもありますし、簡単な説明の物件もあります。
不動産は地区によってその価格が多いに上下するのはマレーシアも同じです。 有名地、高級地が高めになるのは言うまでもありません。そういうことにこだわらず、高架電車駅に近いところ、Jusco のようなスーパーが近い場所、バス便の便利な所を主体に探すという方法もあります。 これは探す方の好みですね。肝心の物件の場所を大体知るためには、地区名をメモして、 Google の地図サイトでその地区名を入れて探すという方法があります。

このMudah.my のサイトでたくさん物件を見ておけば、ある程度の相場や物件のイメージがつかめるようになるはずです。もちろんそれで十分足りるということではありませんが、マレーシアの都市部における、コンドミニアム、アパート、土地付き住宅のかなりの事前知識を得られると思いますよ。

ですから、マレーシアに到着して、具体的に物件を見て廻る時の参考になるということです。尚エージェントや家主は当然無料案内しますから、いくつも見学してから候補を絞り込んでいきましょう。 そのためにはまず最低2週間から1ヶ月程度はホテルに滞在する計画にしておくべきです。焦って決めないほうがいいと思いますよ。

自分たちだけでインターネットサイトや三行広告に載っている不動産エージェントや家主に連絡して、さらに交渉できる方はごく少ないことでしょう。そういうときには、日本人向けにビジネスを行っているマレーシアマイセカンドホーム代理業者やマレーシアにそれなりに詳しい知人に頼むことは自然なことでしょう。頼まれればお手伝いをIntraasia が引き受けることもやぶさかではありませんが、ここでそれを売り込んでいるのでは全然ありません(お好みの代理業者に依頼してください)。

尚紹介手数料は家主がエージェントに払うのが、マレーシア流です。 どこの国でも同じでしょうが、当然前家賃払いです。賃貸は1年契約か2年契約か、それは家主次第ですし、ご自分の意向に沿わなければ交渉すべきです。最初から3年契約以上の長い契約はまずないはずです。あるコンドミニアムの複数のユニットをそれぞれ別のエージェントが請け負って広告を出している場合がよくありますから、あるユニットが折り合いがつかなかったからそのコンドミニアムで賃貸できる可能性はもうないということには必ずしもなりません。

それではここで取り上げたサイトで、あれこれ検索して候補を選んでみるのもいいと思いますよ(事前知識を得る目的で)。

2009年12月10日掲載


自動車運転免許証をマレーシアの免許証に書き換えるのは簡単です


マレーシアマイセカンドホームプログラムに参加を認められれば、日本で保有していた自動車を関税がかかることなく輸入できる特典が得られることは、しばらく前の記事で説明しましたね。「参加者は自分の自家用車を持ち込むことができます、またはマレーシアで組み立てられた自動車を購入することもできます。その際に輸入関税、物品税、販売税を支払うことが免除されます」の部分をご覧ください。

さてその特典を利用してマレーシアへ輸入した自動車またはマレーシアで購入した自動車、またはレンタカーを運転するには、いうまでもなく運転免許証が必要です。その方法は3つです:1.マレーシアで免許証取得、2. 国際免許証、3. 日本の免許証をマレーシアの免許証に書き換え

1 マレーシアで新たに免許を取る方はごくごく少ないでしょう。
2 日本で発行してもらう国際免許証は1年が有効期限ですから、毎年更新する必要があります。
3. 3番目のこの方法が一番容易であり、且つ圧倒的多数はこの方式でしょう。

では容易な理由を説明しましょう。
・日本の免許証を日本大使館へ持参して、備え付けの用紙に記入していわば証明書を交付してもらいます(あらかじめ在住届けが提出してあることが条件です)。 
・そのいわば証明書と免許写真とパスポートを持参して、道路交通庁(通称 JPJ)の本支所へ行きます。
・担当窓口で必要書類を提出すると同時に運転免許税 1年当たりRM 30を支払います。
・するとすぐにマレーシアの運転免許証が交付されます。

これで交付してもらった免許が即つかえることになります。免許税の更新もごく簡単です。その様子を皆さんに紹介すべく、少し前にIntraasia がホームページで書いた一文から抜粋しておきます。以下その抜粋:

運転免許証の更新をしました。Intraasia は自家用車なんてもちろん持ってないし、もう長いこと車を運転することさえまったくないのに、免許証だけは90年代前半から所持しています(当時は自家用車がありましたからね)。

ということで、今年もRM 30 払って更新しました。何年かまとめて更新することももちろんできますけど(最長5年分です)、Intraasia は毎年行っています。街の郵便局(POS)で更新すると手数料がRM 2ぐらいかかるので、出かけたついでに、道路交通庁 通称 JPJ の支所または本部へ行って更新します。昨日は市内中心部のTuank Abdul Rahman 通りにあるショッピングセンター兼オフィスビルMaju Junction にある JPJ 支所へ行きました。

長年このJPJ支所はすぐ近くの Pertama Kompleks にあったので、最初そこへ行ったのですが、JPJ が見当たりません。しかたなく近くのテナント店の人に聞いたら、Maju Junctionに転居したと、教えてくれました。お知らせぐらい出して置けよと思いましたね。

Maju JunctionのJPJ 支所は広々としたオフィスに変わりました。待合椅子もたくさんあり、かなり空いています。クアラルンプール郊外にあるJPJ 本部の混雑状況とは随分違うなあと思いました。もっとも支所ですから、全部の取り扱い機能を備えていないでしょうけど、一般的な手続はほぼそこでできるはずです。

その階にはJPJのオフィスが2つあったので、どちらのオフィスかなと思って案内掲示板を見ました。そこで Pembaharuan Lesen Memand (運転免許証更新)という単語が書いてあるほうのオフィスに入って、番号待ち紙片をもらいました。官庁ですからこの種の表示は全てマレーシア語だけです。待っている人が少なく数分待つだけで我が順番が来ました。窓口に備え付けの椅子に座って、現行免許証とRM 30を差し出し、5分もかからずに更新完了です。空いているというのは、まこと結構なことです。

マレーシアの運転免許更新は、なんら検査も講習も受ける必要はありません。普通の自家用車免許なら、窓口で年間RM 30を払うだけです。そしてパウチされた更新証明カード、免許証と同じ大きさ、が交付されます。だから更新証明カードの発行に限っては POS でも行えます。多くの人は元の免許証をなんら変更することなく更新するので、更新証明カードが増えていくことになります。更新カードには、何年何月何日から何年何月何日までとの日付が記入されています。

もちろん、小さな写真を持参して有効期限を新しくした免許証自体を発行してもらうこともできます(同料金)。その場合は免許証用の写真を免許証に貼ってパウチするだけの簡単な製法です(ただし、こういう簡易法ではない種類の運転免許証もあるかもしれません)。

マレーシアの運転免許証には永久登録番号というのがなく、発行番号が載っています。そこで更新証明カードに載っている番号も単なる発行番号です。よって更新証明カードの番号は全て違います。 免許証の記載住所につては、(私は転居していないので)その住所を証明する書類を見せろと言われたことはありません。ただ住所を変更したためそれを証明する書類を用意していく人も中にはいるでしょう。 
以上

2009年12月下旬


マレーシア生活における光熱費を計算してみましょう


住居を借りて住み始めれば、当然電気代、水道代、ガスなどの燃料費がかかりますから、今回はその概算を知るための計算方法を紹介しておきます。

電気代: 家庭用月間料金計算法 使用量によって単位金額が違います。
  月間使用量が 400KWH までの場合

  月間使用量が 400 KWH を超える場合

例: 350KWHを使用した: 200 X 0.218 + 150 X 0.334 = RM 93.7   
試しに日本のご自宅の月間使用量を当てはめて計算してみてください。

水道代: 家庭用の1ヶ月料金計算法  立法メートル当たりの単位料金(2008年12月発表の平均値)を示します 
ペナン州:RM 0.31, ペラ州: RM 0.67,   スランゴール州:RM 0.72,  マラッカ州:RM 0.72,  ジョーホール州:RM 0.90, サラワク州:RM 0.56,  サバ州: RM 0.90,

なおアパートやコンドミニアムの場合だと、そのアパート・コンドミニアム管理会社が一括して水道当局に支払い、独自の料金体系で各家庭に請求して徴収している場合が多い。これは水道当局がアパート・コンドミニアムの各世帯にメーターを取り付けていないことが理由です。よって管理会社の料金体系は多少割高となるのが一般的みたいです。例えば Intraasia の住むアパートでは 立法メートル当たりの単位料金がRM 2 という割高さです。アパート・コンドミニアムの世帯にも水道当局がメーターを取り付け、各世帯は水道当局に対して支払うようにすべきだという世論はあるが、実態は遅々としてすすんでいません。

ガス代:天然ガスが配管されている地区は都市部でもごくわずかです、つまり世帯数の割合で言えば数パーセントと見なしてよいでしょう。よってとりあえずプロパンガスを使用することを前提に考えておくのがいいでしょう(選んだコンドミニアムが天然ガス配管地区に建っておればそれはそれで結構なことです) 小型ボンベ 14kg の価格 RM 26.0

下水道代:自治体ではなく下水道処理会社 Indah Water Konsortium から半年に1回請求書が送られてくる。 通常のアパート・マンションの場合 RM 48

参考までにガソリン代
2009年9月実施の価格
RON 95ガソリンは1リットル RM 1.80の公定価格です。 高級ガソリンとして新規発売となった RON97 は1リットルRM 2.05 の公定価格です。 RON はオクタン価のこと。
ガソリン価格は世界の石油価格の変動を受けやすいのはいうまでもありませんから、将来の価格改定は当然ありますよ。

2009年12月下旬


マレーシアで携帯電話機を買いプリペードで使用することは、誰でも簡単にできます


マレーシアに滞在中は、ホテルに一時滞在するのであれ、賃貸コンドミニアムにしばらく滞在するのであれ、携帯電話があると何かと便利ですよね、というか今や必需品といえるでしょう。日本からご自分の海外で使える携帯を持って来る、またはリースして持って来るという方法は、1週間以内程度のごく短期滞在ならいざ知らず、結局高くつきます。日本の携帯を海外で使うローミングサービスの料金はかなり高額だと聞いています。ですから1ヶ月ぐらい滞在されるのであれば、マレーシアで携帯電話をお買いになることをお勧めします。 数ヶ月以上の滞在なら、もうマレーシアで買ったほうが総費用ではずっと安くなります。

マレーシアの携帯電話は東南アジアや欧州で採用されている GSM方式ですから、日本の通常の携帯電話と互換性はありません。携帯電話に各携帯電話網会社発売の SIMカードを挿入して使用する方式です、つまりある会社のSIMカードはどの携帯電話メーカーの電話機にも使えるわけです。さらにマレーシアで買った携帯をタイの電話番号で使いたければ、タイでSIM カードを買いそれを電話機に挿入して使えるということです。

プリペード方式の利点
マレーシアはプリペードカードが非常に普及しており、統計では個人利用者の全体の8割ぐらいはプリペード方式の利用者といわれています。ですから、都市部であればもう至る所といえるくらい数多くプリペードカード販売店・キオスクがあります。小さな町でも商店街のあるところなら買う所に全然困らないでしょう。

外国人にとってプリペードカードの利点の第一は、ホテル以外の住所がない旅行者でも購入できるという点です。最初の購入時に、外国人はパスポートを見せて備え付けの用紙に記入するだけでプリペードカード(SIM カード)が買えます。この用紙記入さえ省く店もよくあり、店の者が携帯入力で購入者の簡単なデータをセンターに送信するだけです。要するに、誰でもプリペード方式に登録できます。一度登録してしまえば、補充料金払い(トップアップ)の際にパスポート類は全く不要です。 いつでもどこでも誰でも買えるというのが、プリペードカード(SIM カード)の特徴です。なお別の携帯会社のプリペードに新たに申し込むには、最初から登録する必要があります。

プリペードカード(SIM カード)の2番目の利点は、低料金で始められ、低料金のトップアップでも一向に構わないという点です。携帯電話網会社によって多少違いはあれ、RM 20程度で登録開始できます。そして店によっては最低 RM 5からトップアップできるのです。もちろん低額にトップアップすればこまめに補充しなければならないので、RM 50程度払っておけばしばらく使えるでしょう。

マレーシアの携帯電話網会社は主要3社 Maxis, Celcom, DiGi です。次いで独自のインフラを持たない携帯電話網会社として U-Mobil, TuneTalk などがあり、それぞれ独自の局番も持っています。マレーシアの携帯電話局番の例 019、016, 013, など
Maxis: www.hotlink.com.my/
Celcom: www.xpax.com.my/index.htm
DiGi: www.digi.com.my/prepaid/index.do

興味ある方は上記のサイトを細かにご覧になってください。
尚日本への通話料金を1分当たりでみると
Maxis: RM 2.39、Celcom: RM 2.90 (プロモーション料金の例 RM 1.88) 、DiGi: RM 2.38
となっています。携帯会社はしばしばプロモーション料金を実施するので、常にこの料金ということではありません。

ごく安価な文字通信
通話よりはるかに安いのが、SMS と呼ばれる文字通信です。日本への1送信は20セント程度で、受信は無料です。高級なつまり高価な携帯電話機のことは知りませんが、値段 RM 1,000 以下の一般的な普及機種やもっと安い格安機種では日本語は使えません。英文字を使用したローマ字送受信になりますが、短メッセージで構わないと割り切れば、特に問題はないはずです。 日本語も扱えるいわゆるスマートフォンもあるそうですが、Intraasia は高級機種のことは知りません。

安い携帯機も容易に入手できる
携帯電話機の種類は常時何十種類も展示されており、たくさんの携帯販売店を見て廻ればその数は数百種ぐらいに増えることでしょう。なぜなら最新機種から古い機種まで雑多に出回っているからです。さらに中古市場も盛んです。まずとりあえず携帯を早く使いたい方、通話とSMS だけで十分だという方、高級機を買うまでのつなぎだという方、であれば、高級な機能のない普及機、基本機能だけの格安機や型落ち機、さらには中古機をお買い求めになればいいのではないでしょうか。最低 RM 200程度から入手できますよ。

わざわざ日本で海外機を販売している店で買ってくる必要はないといえます。要するに、マレーシアでは携帯電話機などごく簡単にいつでも買えるからです。

プリペードカードの有効期限
マレーシアのプリペードカードでは、例えば利用者数最大会社Maxis のプリペードサービス(HotLink というブランド名)の場合でいいますと:
 払い込んだ電話料金がなくなってもまたは電話をかけることができる期間が過ぎても、90日間はその電話番号で受信できます。つまり90日以内にトップアップすれば、その同じ電話番号を維持できるので、日本とマレーシアで半分ぐらいづつ過ごす人でも、ほとんどの場合この90日間恩恵によって同一番号を維持できるのではないでしょうか。さらにHotLinkには1年間使わなくても同一番号を保持できるという有料サービスもあります。

例: マレーシアを離れる時点で残高がほとんどなくなっていたのでプリペードカードをRM 30 トップアップした、よってその時点での残日数は30日間あることになり、つまりまだ30日間電話がかけられる状態です。その30日間が終わってもさらに90日間は電話番号が維持されます。よって合計120日間ということですから、4ヶ月以内にマレーシアに戻ってトップアップすれば引き続き同じ番号で使えるということです。なお有効期間中の残高は減りませんから、トップアップしたRM 30が無駄になることはありません。

2010年1月10日掲載


マレーシアで携帯電話を使うための情報の続き


携帯電話網を運営する会社の中で、主要3社ではなく後発の第2グループに属する TuneTalk の料金表を見てみました:ww.tunetalk.com/
国内宛てにかける場合は、時間帯と曜日に関係なく、どの携帯電話会社の番号宛であれ、Telekomの提供する固定電話の番号であれ、すべて一律の 1分間 RM 0.22 となっています。文字送信の SMS は1回 5セント(RM 0.05) です。なお1分半通話は2分間の課金ということです。

日本宛の電話料金の場合、60秒毎の課金です、つまり 65秒は2分として計算されるということです。
固定電話宛て:RM 0.16/分、 全ての携帯電話宛:RM 1.70/分

主要3社は、とりわけ Celcomと Maxis は比較的細かな料金体系を取っています。例えば家族友人登録すれば安くなる、同じ携帯電話会社宛通話は多少安くなる、非混雑時間は割り引く、といった風にです。結構ややこやしい料金体系です。それに比べると、このTuneTalkは極めてすっきりとした料金体系ですね。それが2009年半ばに市場に参入しながら比較的短い間に40万人の利用者を獲得して主たる理由だと、同社は主張しています。

後発ですから、プリペイドカード販売のキオスクや店舗が主要3社に比べて少ないのは事実でしょう。ただ都市部に住む場合はそれほど問題にはならないと思います。

後発第2グループに属する、もう1つ別の携帯電話網会社 U Mobilの場合を見てみましょう。この会社には以前日本のNTTが一部出資していましたが、2009年後半に持ち株を売却しました。 www.u.com.my/

プリペードの開始パックはRM 8で、それにはRM 5 分の通話時間が含まれる。有効7日間で、それが終わっても100日間は番号が維持される。課金は30秒単位です。
国内電話料金: U monbil宛の通話 RM 0.30 /分 その他の電話会社宛の通話 RM0.35 /分
国外電話料金 日本への通話:RM 2.80/ 分


ところで1月6日の掲載記事で、携帯電話は中古を含めて選択が多く且つ簡単に買えると書きましたね。最新の高級機はしょっちゅう広告に出ていますし、有名ショッピングセンターなどでは率先して売られていますから、より容易に買えます。ここでは広告や宣伝はもうされていない、多少古い型の携帯機や中古機の情報の探し方を書いておきましょう。

マレーシアで最も知られた且つ人気ある純マレーシア製の売買サイトつまりオークションサイトです:www.lelong.com.my

このサイトでは実にたくさんの携帯機が出店されていますので、情報収集に役立ちます。別にこのサイトで買うことを勧めているのではありません、マレーシアでの携帯電話機の情報を探してみてください、ということです。

サイトの使い方
上段にある "All categories" から "Mobil phone & Communication" を選んで Search をクリックすると、新旧の携帯電話がずらっと表示されます。ページ数が2桁あるので、総数は数千個ということになります。携帯の写真も載っていますし、簡単な説明も書いてありますので、このサイトでマレーシアの携帯電話の新型と旧型または新品と中古の相場がわかるのではないでしょうか。要するに、実際に店に運ばなくても日本に居ながらにして携帯電話相場の知識が得られるということです。

このサイトで買う必要はなく(もちろん買いたい方はどうぞ)、マレーシアに来てから店でお買いになればいいのです。中古電話を扱っている店も少なからずありますから、とりあえず安価な中古電話を1個買うというのも手だと思います。繰り返しますが、それまで使っていたSIMカードを別の電話機に入れ替えるだけでその同じ電話番号が引き続き使えます。

2010年1月15日


マレーシアと日本の物価比較はそれほど簡単にはいきません


一般にマレーシアの物価は日本の物価より安いと言えます。それは確かにそうですが、あらゆる物とサービスが安いということではありません。中にはタバコのようにむしろ高いぐらいに感じるものもありますし、日本で買う場合より多少安い程度の物もあります。両国の物価を比較する際、マレーシアに滞在される方がどのような生活をするかによって、高い低いの感覚はかなり違ってくるはずです。

そこでリンギットを単純に円換算するのは、賢い比較法ではありません。換算して値段だけを中心に考えるとその国の物価事情がよくみえてこないことになります。ロングステイする場合は、旅行者として物価に対する捉え方と違う捉え方になる必要があります(お金に不自由しないので予算はいくらでもある、物価など気にしないという方は別ですが、そういう方は当ブログの対象ではありません)

マレーシアに滞在するつもり、されたい方は、ご自分(夫婦の場合であれ単身であれ)の1ヶ月の予算をまず算出して下さい。 例えばRM 4,000 とします。 その内必須の費用である家賃賃貸料がいくら、光熱費がいくらなどと見積もります(これまでの当ブログで説明しましたね)。必須費用を差し引いた残りリンギット金額に対して、ある物品・飲食品はどの程度の比重かを考えてみると、その国の物価がご自分にとってどの程度の意味を持つかがなんとなくわかってきます。

次に掲げるのは、いろんなスーパーマーケットの複数の広告から取り出したものです。その対象商品の写真を載せられないので、ある程度日本人に馴染みのある品だけを書き出しました。野菜や肉や果物は現物を見ないとその品の判断がつかないでしょうから、単に値段を掲げても比較はかなり無理といえます。また菓子類であれ調味料であれ、日用雑貨であれ、日本で馴染みのないブランドや種類の品はこれまた比較がかなり難しいといえます。

Heinekenビール 320mlX6缶 RM 42、 Tigerビール 320mlX6缶 RM 32、 Carlsberg ビール 320mlX24缶 RM 126
Pepsiコーラ 1.5リットル RM 2.90、カリフラワー RM 3.90/kg、かぼちゃ RM 3/kg, 鶏肉リブ RM 8/kg, にんじん RM 2.3/kg
食用油 3リットル RM 22、 タイ高級米 10kg RM 32、kraft チーズ24枚500g RM 15, Maggi トマトケチャップ 475g RM 2.65
サンキストオレンジジュース 1リットル RM4.90 Marigold 牛乳1リットル RM 4.80、ポテトチップ 160g RM 4.0
花王アタック粉洗剤 1.6kg入り RM 17、Pantene シャンプー400ml RM 11, 花王マジクリーンワイパーシート 20枚入り2袋 RM 19. 

以上の価格はスーパーの通常時の価格を表示していますので、安売り時は数割安くなります。もちろん品によって及びスーパーによって差があるのは当然です。マレーシアを下見訪問された際、いろんな品の価格をメモしておかれると物価を考える際に役立ちますね。

タバコ価格が2010年1月1日から改定されました。 保健省は、喫煙者を抑える狙いでタバコ制限法に従って、タバコ小売の最低価格を 1本 RM 0.32に設定しました、よって20本入りで一番安いブランドが1箱 RM 6.40となります。 20本入りの平均的なブランドではRM 9.30です、確かマイルドセブンもその値段です。

物価または物・サービスの値段に関してはまた後日いくらか書き加えていきましょう。

2010年1月末


マレーシアマイセカンドホーム参加者として、新車をマレーシアで購入する際の特典とその解説


マレーシアマイセカンドホーム参加者はいくつかの優遇措置が得られることは、これまで当ブログで説明しましたね。
その中で2009年07月01日に掲載しました【マレーシアマイセカンドホームプログラムにおいて自動車1台にかかる税金/関税の免除を申請】という記事を再度ご覧ください。 一部を抜き出してみます:

税優遇措置
「マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者は自動車を1台輸入することができます。ただしその自動車は参加者の自国または参加者が最後に居住していた国で自らが所有していた車であること。参加者はその輸入する自動車に課される関税と物品税と販売税を支払うことが免除されます。
または
マレーシアマイセカンドホームプログラム参加者は、マレーシアで製造されたまたは組み立てられた自動車の新車1台を購入することができます。参加者はその新車に課される物品税と販売税を支払うことが免除されます。」
以上

日本で乗っているご自分の自動車をマレーシアに持ち込むのはもちろん良い手でしょう。ただ中には、手続などに結構手間と費用がかかるし(日本側とマレーシア側の両方でかかりますね)、日本へ一時帰った時乗る車がなくなっても困るなあ、という方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、自家用車持込はせずに、マレーシアで新車を買うつもりまたは買いたいと思っていらしゃる方を対象に説明してみましょう。

「マレーシアで製造されたまたは組み立てられた自動車」とは、国産車、または外国車でマレーシアでノックダウンされる自動車のことを意味するはずです。現在かなりの車種がノックダウンされているようです。そして外国車で完成車として輸入される車はこの対象から除かれると理解されます。

その特典は上記にあるように、物品税と販売税を支払うことが免除される、ことにつきます。これは金銭面でかなり得する特典だといえます。それは、マレーシアでの新車市場価格に較べて恐らく5割ぐらいから数割は安くなるからです。そこで一体マレーシアでの新車価格はいくらぐらいするのだろう、と相場をお知りになりたくなることでしょうから、次に日本人に馴染みのある車種の価格をあげておきます。

抜き書きしたのは一部車種だけであり、実際はこの5,6倍の車種がカタログ上は載っています。いずれも2010年1月時点の公表価格です。
尚マレーシアではどこの正規代理店・ディーラーで購入してもほぼ同一価格です。正規ディーラーがかなり値引きすることはまずありません。それとは別にいわゆる並行輸入で、非正規ディーラーが合法的に輸入している車種もありますが、それらの価格は知りませんので載せません。

ホンダ
City 1.5L EI-VTEC:RM 89,980, Civic 1.8S I-VTEC:RM 114,980, Civic HYBRID:RM 129,980, ACCOORD 2.4L VTI-L: RM 171,800

三菱
Triton 4X4 2.5L T/DieselIntercooled(A): RM 945,576,

ニッサン
Sentra 1.6 Sport(A): RM 89,800, Impul Lation 1.8TI(A):RM 110,744, Sylphy 2.0 X-CVT(A):RM 114,880, Serena 2.0(A) Comfort:RM 133,800, X-trail SUV2.0L:RM 133,800

トヨタ
VIOS 1.5E(A):RM 79,425, Rush 1.5G(A):RM 88,888, ALtis 1.8E(A): RM 109,900, Camry 2.0E(A): RM 144,990, Hilux Double Cab
2.5G Turbo(A): RM 95,720

スズキ
Swift Sport 1.6(A) :RM 105,888,

MERCEDES BENZ
C200 Kompressor Elegance:RM 248,888, E280 Edition1: RM 438,888

BMW
320i: RM 236,800, 523iSE: RM 383,800

PROTON (国産車)
Savvy 1.2 AMT:RM 42,050, Persona 1.6 b-line(A):RM 47,999, GEN2 1.6Campro CPS(A):RM 64,888, Exora 1.6 Campro CPS(A):RM 69,998

PERODUA(国産車)
VIVA 1.0(A):RM 36,500, MYVI 1.3EZ(A): RM 46,400, Alza 1.5ZH(A):RM 63,490,

以上の自動車メーカー以外にも、Ford, Hyudai, Mazda, NazaKia, Renault, Volkswagen などの自動車メーカーの車が販売されています。

どのくらいの関税(Import Duty) と物品税(Excise Duty)が課せられているか?
マレーシア自動車産業協会 のサイト//www.maa.org.my/info_duty.htm
に生産地・組み立て別と排気量別の自動車の物品税、関税、販売税の税率表が載っていますので、参考にしてください。 販売税は10%と一定ですが、物品税、関税、にはかなり幅がありますね。

自動車保険と道路税の額はどれくらいか?
自動車購入時に必要な経費は、いわゆる強制自動車保険代と道路税です。両方とも毎年1回支払いが必要です。
どちらも次のサイトで簡単に調べられます:www.autoworld.com.my/

1.そのサイトの上段の欄にある Toolをクリックします。
2.するとそのすぐ下に Car Insurance Motorcycle Insurance Road Tax Loan Settlement などといったメニューが表示されます。
3.その中から次の2つをそれぞれクリックすれば、計算用ツールが表示されますので、指示に従って入力するだけです。
* Car Insurance Premium Calculator で自動車保険料の試算
* Road tax calcurator  で道路税の試算

以上で保険料(Premium)と道路税の額がわかります。

2010年2月9日


クアラルンプール圏のコンドミニアム市場は供給過剰です


マレーシアマイセカンドホームプログラムの日本人参加者の場合、マレーシアで住居を購入される方はかなりの少数派だそうです。つまり大多数は賃貸住居にお住みということのようです。賃貸物件の中では、とりわけコンドミニアムを賃借される方が多いそうです。ということで日本人参加者の住居嗜好・傾向を踏まえて、今回はクアラルンプールの高級コンドミニアム市場の一般情報を書いておきます。

コンドミニアムの数から言えば、圧倒的にクアラルンプール圏が多いのはいうまでもありません。単に数が多いだけでなく、コンドミニアムがある場所・地区が圏内の至るところにある、コンドミニアムの価格帯が幅広い、ということもクアラルンプール圏の特徴です。この特徴が即ち選択が幅広くできるという長所につながりますね。

クアラルンプール圏に次いでコンドミニアムが多いのはペナン州、そしてジョーホール州、この場合はほぼジョーホールバルに限定されるでしょう。 ペナン島は面積の狭さにもかかわらず人口が比較的多いことから、コンドミニアムの開発は盛んですね。ですから、昔から外国人旅行者に人気あるバトゥフェリンギ海浜地区及びその近辺だけでなく、島中部にもコンドミニアムを見かけます。 この3つの地方がマレーシアの3大コンドミニアム地です。

イポー、マラッカといった州都にもコンドミニアムはありますが、3大コンドミニアム地に較べればずっと選択が減るのは仕方ないでしょう。サバ州とサラワク州については省きます。

先週(2月中旬)の新聞でクアラルンプール圏の高級コンドミニアム状況に関する興味ある記事を読みましたので、Intraasiaの【マレーシアの新聞の記事から】ブログに載せました。クアラルンプール圏のコンドミニアムはこの数年供給過剰に陥っていることは、これまで何回もマスコミで報道されていますから、そのこと自体に意外性はありません。不動産業界は高級コンドミニアム市場において、外国人投資者、外国人エキスパトリエイト、裕福な外国人居住者をかなりの購買者対象と見なしており、従ってマレーシアマイセカンドホームプログラム参加者も潜在的対象者なわけです。 日本人のプログラム参加者にとって購買は第1の選択でなくても、この種の高級なコンドミニアムを賃借する場合が少なくないであろうことから、クアラルンプール圏の高級コンドミニアム状況を知っておかれるのがいいと思います。 コンドミニアム販売価格は必然的に賃貸価格に反映されますからね。

ということで以下に、その記事を再録しておきます。

クアラルンプールの高級コンドミニアムはかなりの供給過剰状態
今日の一般的な捉え方によれば、コンドミニアムとサービスアパートは供給過剰ということです。全国不動産情報センターに寄れば、豪華コンドミニアム分野と非豪華コンドミニアム部門の両部門でにおいてこの2年間で供給過剰率 は90%を超えたとのことです。この数字は、他の住宅分野である、独立一軒家部門:過剰ゼロ、 セミ一軒家部門:過剰率1%、 テラスハウス部門:過剰率3% に較べて、際立っています。 過剰率 が90%もあるということから、今年の市場は厳しいと予測されています。

不動産調査で知られた Henrry Butcher 会社のトップは語る、「心配な点はクアラルンプールの KLCC地区とMont Kiara 地区です。 広いユニットを賃貸することが難しくなっている。それは外国人エキスパトリエイトの減少です。マレーシアに滞在する専門職のエキスパトリエイトの数は昨年(2009)初期から減っています。」

クアラルンプール圏の高級不動産市場におけるコンドミニアム供給状況 −Henrry Butcher 会社の調査

合計ユニット数: 完成 19554、 建設中 9331、 総合計 28885
対象コンドミニアムの定義: KLCC地区だけはユニットの価格が約 RM 7,700/平米、 KLCC地区以外は全てユニットの価格が約 RM 4,400/平米

Mont'Kiara地区を開発した主たるデベロッパーである Sunrise 会社のトップは言う、「Mont'Kiara地区の居住者の様相が変わりました。コンドミニアムをマレーシア人に売って、それを外国人エキスパトリエイトなどに貸し出すという方法は何年も機能してきました。しかし今日この戦略を採用したら没落していくでしょう。 エキスパトリエイトの人口が減ったことで、不動産市場にも影響が出ているのです。Mont'Kiara地区での平均的ユニット占有率は75%です。 新しいコンドミニアムは埋まるのに2年かかります。我我の不動産購入者は自身で住居に入居します。」

外国人投資者の購入する不動産住居 −Henrry Butcher 会社の調査

外国人が買った住居不動産の 39%は価格帯RM 100万から300万、 外国人が買った住居不動産の 8%は価格帯RM 500万以上 になります。
以上

上記にあげてあるKLCC地区、AmpangHIlir/U-Thant 地区、Mont'Kiara地区、Bangsar/BukitPantai 地区、Damansara Heights地区はいずれも高級地ですから、その地名をお聞きになった方もあることでしょう。高級地の高級コンドミニアムの販売価格と賃貸料が高くなるのは当然です。こういう地に住む住まないはあくまでも個人の好みですから、住むのは有名高級地に限るという方以外は何もこういう地だけに住居対象を絞る必要は全くありません。最初に書きましたように、クアラルンプール圏でのコンドミニアムの選択は全国一の幅広さがあるからです。同じような物件でも地区によって賃貸料が違うのは、日本だって同じですよね。

そもそも当ブログは以前にも記事内で書きましたように、「ある地区の何々というコンドミニアムだけが住居の候補であるという方はここでは対象にしません。さらに、最初から日本人向け不動産エージェントか当地の知り合い日本人の紹介に限るという方もこの場では対象にしません。」というあり方です。自分たちでいくつかの場所、いろんな物件を探して見たい方を対象にしています。ここに掲げたコンドミニアム市場の供給過剰な現状を知っておくのは、知識として役立つと思いますよ。

具体的な賃貸物件の探し方などは、12月5日付けの記事「マレーシアに中長期滞在するために、住居選びの事前知識を得ましょう」をもう一度ご覧ください。

2010年2月下旬