マレーシア人の結婚式に招待された、さあどうしよう


マレーシアに滞在していると知人の結婚式に又は会社の従業員の結婚式に招待されることがあるかもしれません。さらに旅行で知り合った人から結婚式の招待状が届いた、そんな方もいらっしゃるでしょう。そこでそういう場合の対処法と心得をまとめたいと思っていましたが、筆者の経験はごく少ないので筆が進みませんでした。

そこで当ホームページでも紹介しているホームページ 「ボルネオ・マレーシアへのいざない」 の作者Stepanさんにお願いしたところ、たいへんうまくまとめていただきましたので、ここにその「マレー人の結婚式・ホテル編」を収録させていただきます。オリジナルは下記のアドレスに載っています。
www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/4040/kur_044.html

また当サイトの「何でも伝言板」に書かれた書き込みもたいへん参考になりますので、ここに再録しておきます。
結婚式の出席にこれらをお役立てください。

華人の結婚の際、新郎新婦の家で行なわれる儀式の写真を追加しました。2000年11月



マレー人の結婚式・ホテル編


マレー人の結婚式と一口に言っても、田舎の家で行なうものから都会のホテルで行なうものまでいろいろあります。それぞれやり方は違いますが、参加するにあたっての心構えとしては、あれをしてはいけないとかこれをしてはいけないとかいったことは特に気にしないで、気楽に参加するということでしょう。

主催者としては「自分はこんな人も呼べる、あんな人も呼べる」というのを示すことが重要であって、あなたが列席することで日本人も呼べるということを示せるのが主催者にとっての大きなポイントの1つなのです。逆に言えば、あなたは個人としてよりも日本人列席者としてみなされるということでもあります。そのため多少の違和感はあるかもしれませんが、それを大目に見て楽しむことができるかどうかが最大のポイントではないかと思います。

クアラルンプールや地方都市では結婚披露宴をホテルで行なうこともあるので、ここではホテルで行なう結婚式について、いくつかのポイントに分けて解説しましょう。

祝儀はお祝い品かホテルの1食分


一般的には現金ではなくプレゼントの形でお祝いを渡します。個人で渡してもいいですし、何人か集まって値の張るものを買う場合もあります。お祝い品は実用的なものが好まれるようです。最近のKLのマレー人の傾向としては家事を軽減する家電製品が好まれるようで、アイロンや電子レンジなどのお祝い品がダブることも珍しくないようです。ポイントは「(新郎ではなく)新婦が喜びそうなもの」ということです。

披露宴当日はたいてい混乱しているため、親戚や親しい人はお祝い品を前日までに渡しておきます。ただし披露宴当日にお祝い品を持ってくる人もいないわけではないので、当日渡してもいいでしょう。

また、お祝い品ではなくお祝い金を渡す場合もあります。ホテルでの披露宴では、お祝い金を渡す場合は食事代に見合った金額をお祝い金とするのが一般的です。そのホテルで食事をすると1食だいたいいくらになるかを調べて、1人で呼ばれていれば1食分、夫婦など2人で呼ばれていれば2食分というように包みます。10リンギ以下の端数は切り上げた方が見栄えがいいでしょうが、新札であるかないかとか枚数は偶数か奇数かなどは全く気にする必要はありません。

マレーシアでは赤や緑のお年玉袋を売っていますが、どちらもマレー人の結婚式にはふつうは使いません。ふつうの白い封筒に入れれば十分です。このとき、封筒の表に自分の名前を忘れずに書いておきましょう。また、日本式の祝儀袋でもいいと思います。相手が珍しがって喜んでくれそうなものはOKだと考えておけばいいでしょう。

なお、お祝い金はタイミングを見計らって主催者に直接渡します。決して他人経由で渡してはいけません。

男はバティック、女はワンピースか長袖ブラウス+スカート


男性は、半袖・半ズボン・スリッパを避けるということさえ気をつけていれば、ごく普通の格好でかまいません。とりあえず長袖のバティック・シャツを着ておくのが最も無難な選択でしょう。下は半ズボンでなければ何でもいいのですが、マレーシアではズボンも靴も濃い色の方が正式だとみなす傾向がありますので、もし迷ったら紺系統や黒にしておきましょう。

女性も、上はTシャツやタンクトップでなければ、下はズボンやミニスカートでなければどんな格好でもかまいません。面倒でなければ和服を着れば喜ばれます。気が向いたらクバヤなどのマレー・ドレスを着てもいいでしょう。他の参列者の話のネタになってあげればいいのです。もっとも、そういった特別の用意をするのが面倒だという場合はふつうのワンピースか、長袖のブラウスと長めのスカートなどで十分です。色などを特に気にする必要はありません。

会場へは人が集まりだしてから


例えば夕方7時から開始と書いてある場合、ホテル側はもちろん7時から始められる準備をするのですが、多くの人は7時を過ぎたあたりでホテルに向かう準備をいそいそと始めることになります。したがって会場で実際に披露宴がはじまるのは8時ごろになったりもしますが、遅れて行くと気分が落ち着かないという人は7時に会場に着くように行けばいいでしょう。7時より前に行く必要はまったくありません。後で書くように主催者としては参列者どうしを紹介する役目がありますから、様子を伺いながらある程度人が集まったころに行った方がいいでしょう。

会場に着いたらまずは相手を見つけて歓談


さて、会場に到着すると会場の中にも外にも人がたくさんいて、それぞれ歓談しています。着席してほしいというアナウンスがあるまでは歓談するのがマナーであり、そうすることが主催者を安心させることにもなります。

そもそもマレー人には一人黙ってものごとを考えるという習慣があまりありません。自分たちのまわりに黙っている人が1人でもいることは、自分たちに対して気分を害しているので黙っているのか、あるいは自分たちが意地悪をして仲間はずれにしていると見られるか、いずれにしろ居心地がいい状態ではありません。

会場に着いて誰か知っている人がいればその話の輪に入っていけばいいですし、知っている人がいなくても適当に話しかけて話を始めていればいいのです。もし誰も話し相手が見つからなければ主催者を探しましょう。やって来たお客のそれぞれにふさわしい話し相手を見つけ、話し相手がいない人がどこにも出ないようにすることが主催者の役割です。話し相手もなく1人でポツンとしているということは、主催者のもてなしが不十分だとみんなに示しているということにもなります。

知り合いがいなければ主催者を探す


通常は新郎新婦のどちらかの父親が披露宴の主催者になります。招待状を見てその披露宴の主催者が誰かを確かめ、その人を探します。わからない場合はホテルの従業員に聞いて教えてもらいましょう。

主催者はひっきりなしにお客の訪問を受けているので、話が途切れるのを待っているといつまでも待ち続けることになります。こういう場合、マレー人社会のルールは「早い者勝ち」ではなく「偉い者勝ち」で、しかも結婚式などでは日本など遠くから来ている方が「偉い者」扱いになるため、どんどん割り込んでいっていいのです。主催者が誰かと話をしている途中でも深く気にせず、「**さん!」と主催者の名前を呼び、握手の手を差し出しながら近づいていきましょう。

あとは主催者が誰かを紹介してくれるので、披露宴が始まるまでの間、その人か、あるいはその人がさらに紹介してくれた人と歓談します。この歓談で盛り上がらないと、後でテーブルにつくときにまた同じことをしなければならないことになります。

歓談はやや大げさに自分とまわりを盛り上げるつもりで


多くの場合、日本人の参列者は「珍しい客」として「客寄せパンダ」的な扱いがされることは避けられません。あなたの個人的なことまで根掘り葉掘り聞いてくることもあるでしょうが、「他人のことなんか放っておいてくれ」と怒り出してしまわないこと、結局のところこれが一番のポイントではないかと思います。

お互いに初めて会った相手であることは同じなので、何をどこまで言っても大丈夫かを手探りで図りあいます。このとき使われるのが軽い冗談です。ちょっと冗談を言ってみて、相手がそれに対して冗談で返してこなければ、この人にこのネタは使えないな、となるわけです。マレーシアの人々はこういう場で相手の気分を害してしまうことを恐れるので、もし冗談に冗談で返してこなかった場合、「冗談だから怒らないで」としきりに言ってきます。

他人のパーティーなんだからちょっとのことは大目に見よう、と思ったら、多少妙な冗談を言われても気の効いたことを言って返してあげればいいでしょう。それが「その冗談には気を悪くしていない」というサインです。というように理屈ではわかっていても、言葉の問題で気の効いたことが言えないこともあります。しかしマレーシアでは言葉が重要な役割を果たすため、たとえ表情ではニコニコしていようとも、何も言わなければ気分を害しているのだと思われてしまいます。

中には本当に気分を害することはありますが、それでも他人のパーティーなのだから、「冗談だから怒らないで」と言われたら言葉で「怒ってないよ」と言い、さっさと別の話題を持ち出してニコニコ談笑してあげた方がいいでしょう。適当な話題が思いつかない場合は、外人となっていろいろ珍しがってアレなにコレなにと尋ねまくるか、あるいは特に女性相手には相手の服装や持ち物を褒めまくるかというのが有効です。とにかく自分は気分を害していない、みんなと話をしたくないわけじゃあない、といったことを積極的に示さないと、その場にいる他の人たちまでみんなどうしていいのかわからなくなってしまいます。この気分の切り替え、変わり身の早さが求められるのです。

儀式が始まったら写真を撮りまくる


歓談が続く中、アナウンスがあったところでそれぞれテーブルにつきます。どこに座るか決められていない場合がほとんどなので、歓談していた相手と誘い合って適当なところに座ります。続いて新郎新婦が入場し、さらに地元の名士などVIPがいる場合はその後で入場することがあります。

舞台上では新郎新婦に水をかけたりする儀式が行なわれたりしますが、それを珍しがって見ていてもいいし、テーブルでおしゃべりしていてもかまいません。もちろん、うろうろして写真を撮りまくってもかまいません。そもそもマレーシアでは写真を撮られるというのは敬意を表されているという認識があるので、写真を撮られることを喜びます。というより、この場面で撮れ、ここでも撮れ、とまわりがうるさく言ってきます。あれこれ喜んで写真を撮っていると、主催者としても「楽しんでもらえて嬉しい」ということになります。

特に何をしているときに動きまわってはいけないということはありませんが、全員テーブルに着席して一番最初に開式のお祈りを捧げることがあり、その時くらいはあちこち動きまわらない方がいいかもしれません。開式のお祈りでは1人が祈りを読み上げ、会場のイスラム教徒たちは両手の平を顔の前で自分の顔に向けて広げるポーズをとって祈りを聞いています。もちろん、あなたがイスラム教徒でなければみんなと同じポーズを取る必要はありません。

食事が出たら勝手に食べて勝手に帰る


儀式の後は食事になります。テーブルに料理がいくつか運ばれてきてそれをそれぞれの皿にとって食べるスタイルか、あるいはブッフェ形式になるかのどちらかです。いずれにしろ、食事になってしまえば「公式プログラムは終わり」という意味です。あとは食事を楽しんで、十分食べたと思った人から席を立ち、帰っていきます。

ただし同じテーブルの人がまだ食べているのに席を立つというのはあまり進められたことではないので、自分だけさっさと食べおわらないように、そして自分だけゆっくりと食べすぎないようにしましょう。最後まで取り残されて1人で食べていると、まわりの人は「ゆっくり食べなさい、これもそれもまだ残っているから全部食べなさいよ」などと言ってくれますが、これは「私たちは食べおわっちゃって早く帰りたいからそろそろ食べるのを切り上げてほしいなあ」という意味です。言葉通りにとって全部食べなければならないと考える必要はありません。

帰る前に主催者に「楽しかった」とご挨拶


帰る段になったら、主催者のところまで行って挨拶をしてから帰ります。主催者は食事中だったり誰かと話し中だったりするかもしれませんが、これも最初の要領で割って入り、理由を添えて、もう帰らなければならないと告げます。

主催者にとって心配なのは、楽しくなかったから帰って行くのではないかということと、そして自分がお客を楽しませなかったとまわりの人に思われてしまうのではないかということです。帰るのであればその2つを解消してあげなければなりません。つまり、誰もが聞いて納得してくれそうな理由を添えてもう帰らなければならないことを告げ、そして「とても楽しかった」と伝えることです。

このとき主催者としてはなんとかして引き留めようとするポーズをとるのが礼儀で、「まだ早いじゃないか」「この後まだ踊りがあるよ」「後で送っていってあげるから」などといろいろ言って引き留めようとします。これは実は形式上の引き留めなのですが、日本人がやる形式上の引き留めよりもかなり真剣に引き留めるので、そう言われて説得されてしまうかもしれません。しかし、「どうしようか…」と迷ってしまうのが一番よくないことで、迷うくらいならはじめからもう帰ると言わなければいいし、帰るつもりなら迷うべきではないのです。

主催者のそばに居合わせた人たちもいろいろ引き留めるようなことを言ってきますが、それも同じことです。なお、最初にお祝いを渡す機会がなかった場合は帰り際にお祝いを渡してもかまいません。

食事の後はエンドレスのパーティー


食事が一段落するとお客はちらほら帰りはじめますが、その後も会場ではバンド演奏や歌の披露、そしてダンスパーティーなどが続きます。基本的に主催者がお開きを宣言することはなく、お客は自分が満足したと思った時点でそれぞれ帰っていき、最後の客が帰って行くまで主催者はもてなし続けるのです。

バンド演奏や歌の披露といってもマレー人の伝統芸能などではなく、日本人からすれば期待はずれになるかもしれません。また、この時間まで残っていると「日本の歌を1曲」となるかもしれません。食事をしていたテーブルから離れ、知り合いとおしゃべりしたり新郎新婦に話しかけたり一緒に写真を撮ってもらったりと、とにかく好き勝手に盛り上がればいいのです。とにかくみんなそれぞれわいわい騒いで楽しんで、ニコニコしながら帰って行く、というのが披露宴のコンセプトです。つまらないという顔をしながら無理して会場に残っているとかえって主催者にも悪いので、そろそろつまらなくなってきたかなと思ったらさっさと帰った方が礼儀にもかなっています。

以上Stepanさんのサイトから


何でも伝言板の書き込みから


結婚のお祝い (282)
------------------------------------------------------------------------

結婚式に招待されたのですが、思い当たったのがお祝いのことなのです。
日本ならお決まりののし袋に数万円つつんで持参すればよいところですが、いったいどうしたものやら???
専用の御祝儀袋ってあるの?新券でないとだめなの?中国系の方の結婚式についてご存知の方教えて下さい。
御願いします。
●投稿日 5/25(火)11:21
●投稿者 uzura []

袋は専用のものがあります。赤いお年玉袋をイメージしてください。これは「アンパオ」と呼んで、日本のように新年のお年玉にも使いますが、結婚式のときにはハガキ大の大きなものを使うことが多いようです。
マレーシアで中華系の人をつかまえて「アンパオはどこで売ってるの」と聞けば、何人かに聞けば近くの店がみつかるでしょう。

金額は、披露宴で出される食事の1人分の額が目安です。どのホテルのどのレストランでやるかなどを調べて、1食いくらぐらいかだいたい判断して、それを包みます。よくわからなければ、8が縁起がいい数字なので(「発」につながるため)、奮発して80リンギを包むというのもいいでしょう。
渡すときのポイントは、受け付け係に渡すのではなく、披露宴会場の入り口で出迎えてくれる新郎あるいは新婦に直接渡すことです。

●投稿日 5/25(火)16:47
●投稿者 Stepan []


結婚式に行ってきました (394)
------------------------------------------------------------------------
Stepanさん、ありがとうございました。
お教えに従い、「アンパオ」握り締めて結構緊張しながら会場へ向かいました。
しかし披露宴会場である中華レストランでは、みんな普段着で来ており、すっかりリラックスしていて、新郎新婦もめかし込んでいるものの他の人たちと同じように円卓に座っておりました。
あまりのカジュアルさに驚いてしまいましたが、途中で新聞売りや宝くじ売りが入ってきたのにもびっくりしました。

●投稿日 6/11(金)15:52
●投稿者 uzura []

マレーシア華人の結婚披露宴はホントにカジュアルですね。とわかっていても、でも私はいつもいつもある程度のかっこうをしてしまいます。

●投稿日 6/14(月)04:08
●投稿者 Stepan []


マレー人の結婚式について (159)
------------------------------------------------------------------------
マレー人の結婚式に招待されたのですが、一体どんな格好をしていったらいいのか?どんなことをしてはいけないのか?などなど、ご存知の方がいたら是非教えてください。

●投稿日 9/30(木)22:43
●投稿者 どりどり []

招待されているのは カンポンでの結婚式ですか?それとも 都会のホテルなどでのものですか?
それによって 多少 雰囲気も違ってくると思いますがカンポンなら 「肌を露出しない」ということだけ 気をつければ
あとは ちょっとこぎれいな普段着程度で いいと思います。

あまり気合いを入れると かえって浮いてしまう。男性なら シャツに長ズボン(短パンは厳禁です)、女性なら ブラウスにスカート(出来れば双方ロングが望ましい)といった感じでいいのではないでしょうか。
お祝い金は RM5〜10ぐらいが相場です。ホテルでの結婚式については すみません よくわかりませんです。

やってはいけないこと.........うーん なんだろう。よく言われるのは 子供の頭にさわっちゃいかん とかですがお知りになりたいのは そういう事ではないですよね。しいて言えば お皿に盛った料理は なるべく残さないようにそしてできれば おかわりをした方がいい ということでしょうか。

●投稿日 10/02(土)12:05
●投稿者 しゃきちゃん []

しゃきちゃんさま、情報ありがとうございました。
場所はKL近郊のホテルなのですが・・そう、知りたいのは・・いわゆる「披露宴」というものがあるんでしょうか?夜7時から始まるらしいのです。
ホテルでやる場合はやはりそれなりの服装で・・と思っています。日本のように「白」を着てはいけないとか、そういった決まりごとはあるのでしょうか?

日本人だから・・と、いう考えは外してかまわないですよね?(もちろん、着物なんて持っていくことは出来ませんが。)知っていること、なんでも教えてください!!

●投稿日 10/02(土)23:09
●投稿者 どりどり []




Intraasia注:上記の伝言板の書き込みに対して、しゃきさんから補足したいので加筆文を掲載してください、とのメールが送られてきましたので、それを追加しておきます。ありがとうございます。しゃきさんはマレー人のご主人とカンポンで結婚式を挙げられたそうです。
今後も結婚式の情報・経験ありましたら、伝言板に皆さんからの書き込みお待ちしています。

10月13日付けしゃきさんのメールから

私は 相場がRM5〜10と書きましたが、それはあくまでも一般的な金額であって、その主催者と近い親戚である、とかとても仲のよい友人である、といった場合にはもっとたくさん、RM50とかRM100ぐらいあげる人もいます。そういったお祝い金のほかに、プレゼントをあげる人もいますし、プレゼントだけあげるという人もいます。要は自分の気持ちなので、 絶対にRM5〜10でなくてはいけない、ということではなくて、RM5を最低額として、自分があげたいだけあげればいいのです。

それから渡し方ですが、来たときか帰るときに主催者の家の人、普通はお父さん
にですが、そっと、男性なら握手するときに手の中に包み込んで渡すのがスマートということです。封筒には入れても入れなくても構いません。


99年10月17日更新


華人の結婚の際、新郎の家で行なわれる儀式の写真


筆者の友人の妻の弟が結婚したので、友人から儀式を見に来るかい?との誘いを受けました、そこでその新郎の実家、アパートの1階、を訪れて、儀式の模様を多少写真に撮りました。結婚式という”式”は、普通の華人は行ないません。当日新郎がその友人らの協力で車で新婦の家まで新婦を迎えに行き、そこで儀式の後、新婦を新郎の住居まで連れ戻るのです。

そして新郎の住居で儀式を行ないます。その模様の一端が下に掲げた写真です。ごく普通の華人家庭の結婚儀式の模様で、もっと盛大に行なうカップルも当然あるでしょう。

  
家の玄関に飾り   テーブル上の儀式の用具兼供え物    リボンで飾った車で新郎が新婦を連れて到着、

  
玄関前のカップル  カップルの部屋のベッドに飾られた儀式品(多分豊饒を意味する物であろう) 新郎の母親が儀式として特別の紙を燃やしている(が、その意味がわかりません)。
家内部での儀式の様子
  

2000年11月9日掲載


マレー人結婚服装と用具の写真
  

2004年7月