タイ南部の大都市 HaatYai ハジャイからマレーシアへ


ハジャイまたはハットヤイは国境の町ではありませんが、ここを起点にしてマレーシアに入国またはマレーシアに帰国する人が多いので、一項目としてこのページを作成しました。

鉄道

鉄路はパダンブサールに向かい、国境を超えて同名の町マレーシア側パダンブサールに入ります。1つのプラットフォームにタイとマレーシアの Imigresen がそれぞれ設けてあります。ハジャイ −マレーシア国内の一部 間を運行しているのは、タイ鉄道運行の国際急行と、マレー鉄道運行の通称ランカウイ急行の2本だけです。詳しくは、「マレー鉄道KTM の案内と旅」ページ内の該当項目をご覧ください。
尚ハジャイ駅では前売り切符売り場は駅の2階にあります。

道路 長距離バスとバン

一般的なルートは、ほぼ1本道である道路を利用して国境の町Sadao(約60km)まで行き、国境検問所を通過してBukit Kayu Hitam に入る。そしてすぐハイウエーに乗りマレーシア国内を南下する。マレーシアとハジャイを運行する長距離バス、ハジャイとペナン間を運行する乗り合いバン便 はいずれもこのルートです。

注:国境の町の正式な地名はダーンノークと呼び、その場合はほとんどタイ語だけの表示です。一般にはSadao というもっと広い地域名が通用しています。詳しくは「隣国との国境の超え方と情報」ページにある タイ国境超え その5 項目をご覧ください。

マレーシア行きまたはマレーシアからの長距離バスは、全てマレーシアのバスですからハジャイのバスターミナルを利用しません。そこでこの長距離バスの発着は、鉄道駅から徒歩5分ほど離れた、ハジャイ市内のホテル・旅行代理店が比較的集まる界隈です。バス各社によってその場所が違うが、いずれもこの界隈の路上からです。

この界隈とは具体的に、Niphat Uthit 2 通り と Niphat Uthit 3通り であり、マレーシア行き旅行代理店が何軒か点在している。いずれも看板、入り口ドアなどにマレーシア行きの宣伝が書いてあります。数種ある長距離バスは大体がこの界隈の路上から発着します。代理店によって扱うバス会社が違うのが一般的です。さらに鉄道のハジャイ駅前にある(以前はなかったので最近商売を始めたらしい)切符販売代理店は各社のバスを扱うようで、そこからバスが発車するわけではない。

2005年2月時点でのクアラルンプール行き運行時間はいくつかのバス会社で多少違いがあり、それらを書き出せば、午前便が、9時、10時半、午後便 14時、18時、21時 のようなスケジュールです。ただしあるバス会社1社がこの全便を運行するのではないし、時期によって運行される便に減または変更があってもおかしくない。ですから目安としてください。
尚マレーシアの休暇時期など混雑期の場合は、当日購買はすでに満席の場合が多いと思ったほうがいいでしょう。

またいくつかの代理店では、ペナン行きのバンの運行も掲示している。ある社では9時、12時半、15時半というスケージュールで、料金1人当り 200バーツ弱。ただしペナン行きはクアラルンプール行きほど需要がないので、運行社もごく少なく、全便が必ず毎日あると期待しない方が無難です。

切符を買う旅行代理店がバス会社の主代理店ではない場合、通常その店で待っていると主代理店まで車で運んでくれる。バスがそこから発着するからです。これはハジャイ市内の別の場所にある代理店でマレーシア行きバスの切符を買うような場合に一般的です。

空路

ハジャイ空港は市内中心部から車で20分から30分ほど離れている。空港行きのバス便は存在しない。タクシーか町を走る乗り合い車、代理店のバンで行くことになる。(尚タイ語が話せ読める人は、サナームビン行きのソンテーオを利用すれば、極めて安価に到達できます)
空港からハジャイ市内へ行く場合は、空港内にタクシー、バンの斡旋窓口がある。バンだと1人60バーツ と表示されている。
注意:空港には銀行など外貨両替え所がありません。ハジャイ市内で両替えを忘れないようにしておくこと。

2005年2月27日初掲載