マレー半島の町からインドネシア、スマトラ島への渡り方


マラッカ州マラッカ − ドマイ間の国際フェリー便


概要
マラッカ観光中心部の一画にあるマラッカ川ツアー乗り場の先に船の博物館があります、その道路ぞいをマラッカパレード方向に1分も歩けば右側が港湾局の建物になります、ドマイ行きのフェリーが出航する発着場はその裏手になります。
この発着場へ至る道路の入り口左側にまだできて新しいショップハウスの1群(Plaza Mahkota)という)があり、その角の目立つところにあるフェリー運航会社が代理オフィスを設けています。そこでフェリー切符を買うのもいいが、フェリー発着場のブースでもいいでしょう。もちろん市内のエージェントで購入しても構いませんが、乗り場確認の意味合いも込めてあらかじめここへ足を運んだ方がいいでしょう。またFujiフェリーの代理店もこのショップハウスの裏側にある。

フェリー会社は以前はIndomal Express Sdn.Bhd. とMadai Shipping Sdn. Bhd.の2社でした、所要時間2時間ほどで冷房着きのまあ快適な船です。料金は両社とも同じ、片道RM80、往復RM150で、出国税RM9が追加される。2000年10月現在、Madai Shippingは運行を休止しており、再開は不明です。
また2001年頃Fuji Ferryがこの区間の運行を開始した。この会社のフェリーはIndomal フェリーよりも大型で高速の双頭タイプのフェリーを使用している。料金同じ。しかし2004年5月の時点でこの会社のフェリーは見当たらない。運行を中止したのでしょう。

フェリー発着桟橋は、マラッカ川に面したバラック建ての簡易建物である出入国管理所の一部です。出航と到着時以外は閉まっています。毎日Indomal フェリーの場合は9時半頃と15時頃にフェリーは出航しますが、出国手続きなどのために1時間ぐらい前に発着桟橋兼出入国管理所に到着してください。Fujiフェリーは14時半発のみ。いずれも発船時刻が正確に守られているわけではありません。

発着場の一画に通貨両替屋の小屋が2軒ありますから、インドネシアルピアの入手ができます。当座必要なルピアを持っていない人は必ずあらかじめ入手しておくこと。またフェリー船内でも両替できます。

PekanBaru行きのフェリー
2004年5月時点で、IndomalフェリーがPekanBaru行きを運行している。片道RM120、火木土の1週3便運行、朝9時半発で7時間ほど乗船。
2004年からインドネシアは日本など20カ国ぐらい対象に到着時ビザ取得を義務つけた。空港なら問題ないだろうが、PekanBaruのような川にある小さな港湾で果たしてこのビザ取得ができるか不明。この海路はまず日本人や白人が乗らないので、事前の確認が絶対に必要です。

行き方
乗合いバスでフェリー発着場へ行く場合は、マラッカの新しいSentralバスターミナルから 緑色のTown busの17番に乗り10分弱、Makta Parade前で降ります。料金50セント。タクシーなら交渉によるが大体RM5です(メータータクシーはない)。

最終更新2004年5月27日

マラッカ − ドマイ間の国際フェリー便ターミナルの写真 −2012年6月撮影

  

フェリー乗客のための新しいImigresen 建物は、当初の計画では2012年の半ばには完成するはずだったが、6月時点でも完成していなかった。この写真には写っていないが、すぐ近くにある。

ペナン州ジョージタウン − メダン間の国際フェリー便

概要
ジョージタウンのSwettenham 桟橋(ランカウイ行きフェリーの発着と同じ桟橋)からインドネシアのスマトラ島にあるBelawanブラワンまでフェリー便が往復している。Belawanはメダン郊外の港町なので、一般にMedan 行きと書かれているが、フェリーが直接Medanに着くわけではない。

行き方
バタワース行き/からのフェリーターミナルを出た所にある交通量の多い大通りをPengkalan Weldという。歩道橋のあたりからペナン島各地行きバスが発着する。一般にJetty Bus Terminalと呼ばれるが、ターミナルビルがあるわけではない。
フェリーターミナルを背にしてPengkalan Weldを右方向へ道なりに沿って5, 6分歩くと、時計塔に行きつく。時計塔に面した Pesara King Edwardにある4階建てPPCビルの地上階にフェリー会社の各オフィスがあるので、そこで切符を買い、ランカウイ行きと同じフェリー乗り場兼待合所で手続きをすます。前日予約しておいた方が無難でしょう。

数社あるフェリー会社のうち次の社がペナン−メダン間を運行している。

2001年11月現在 3社が運行
Langkawi Ferry Services Sdn.Bhd. Tel:04-2642088, 2628588
Ekpress Bahagia Sdn. Bhd. Tel:04-2631943
Nautica Ferries Tel: 04-2625630

ペナン発8時半で日曜日を除く毎日、メダン発10時で月曜日を除く毎日(これは時期によって変更あるから注意)
ただし実際の出発は9時ごろとのこと。これはランカウイ行きフェリーが出発してから、出国手続きなどを進めるからであろう。

注意:各フェリー会社の事務所に掲げられている行き先時間などは時に古いままであるので、事務所内で確認する事。

2001年11月3日更新

ジョーホール州ククップ − タンジュンバライ及びタンジュンバトゥ間の国際フェリー便


概要
ククップの波止場にあるフェリー乗り場、出入国検査所の裏、からスマトラ島の属島のTanjung Balai Karimun及びTanjung Batu Kundurとを結ぶフェリーが発着している。切符売り場は出入国検査所のすぐ横です。

発船時間
9:00, 10:15, 11:30, 13:00, 15:00, 17:15 とほぼ毎日6便ある。うち2便がTanjung Batuまで引き続いて行く。当然復路も同じ。バライまで乗船時間45分とのこと
運賃
Tanjung Balaiまで片道RM35, 往復RM50、 Tanjung Batuまで片道RM45, 往復RM70

2000年6月25日掲載

ジョーホール州ムアール − ドマイ間の国際フェリー便


概要
ムアールは川口の片岸に広がる町だが、その河口に平行して大通りが走っている。その大通りに面して、税関当局のよく目立つ建物があります。その隣が出入国管理庁の事務所でその1画がスマトラ行きフェリー便の乗り場兼桟橋です。道路側から見るとよく気をつけないと見逃すぐらいの小さな規模ですが、門にはFerryの文字が書いてある。

フェリー便の情報
発船時間:毎日 午前10時半頃、料金:RM80で税別、 尚スマトラのDumai発は13時頃
注:Bengkalis行きの便もあるが、こちらは毎週3便、火木土曜日11時半頃発、RM80
いずれもM.V. OCEAN EXPRESS のフェリーです。フェリー乗り場の対面とかごく付近に数軒のフェリー会社代理店があり、切符を販売しているので、当日そこで買えばよい。
マラッカに比べるとずっと乗降者が少ないフェリー便です。
2000年11月9日掲載




スマトラ側の出入国港とその町情報

Dumaiドマイ

マレーシアからスマトラ島に渡る一番一般的なルートがこのマラッカとドマイ間の航路です。ドマイはスマトラのRiau州の小さな港町で且つ玄関港です。石油精製施設が港に目立ちますが、観光町ではまったくありません。
ドマイに着くと、場合によっては船内で入国検査を受けることもあるだろう。桟橋から出入国検査場を過ぎて、港施設の外に出るとそこが道路です。この道路を5分ほど車で走るとドマイの中心部になるので、とても歩ける距離ではない。

この出入国検査場を出てからが問題で、車やベチャ屋の執拗なる客引きにどう対応するかです。彼等は異常な強引さで執拗なので、相手を怒らせないように気をつけること。インドネシア語の話せない外国人に対しては間違いなくボリますから、最も安く町の中心部まで行くには、気長に乗り合いバンを待つしかありません。ボラれてもいいという方は客引きの車に乗ってください。それでもRM10ぐらいに収めること。

ホテルは5,6軒あるようで、例えばエコノミークラスのホテルでは1室エアコン付きでの料金は、Royal Hotel :RP22万、 City Hotel: RP9万など、リンギット払いでも受け付けるはずです。
安宿、インドネシア語でPenginapan というが、例えばLenggogeni ならRM3万5千 ぐらいです。ただしこのクラスの安宿はインドネシア旅の経験がない方は止めておいた方がいいでしょう。危険ということでなく、相当なる汚さですから。

フェリー会社
City Hotelの2軒となりのよく目立つ建物に2つのフェリー会社が同居している、待合イス付きです。マラッカ行き便運行のIndomal Express とスマトラ島内運行のDumai Expressです。
Indomal Express :11時発と13時発の1日2便、料金 RP11万又はRM55。
Dumai Expres:スマトラ内及びその属島への便を各種運行している。どれも面白いが、インドネシア語のできる旅の経験者を除いて、初心者にはお勧めしません。
Fujiフェリー会社の代理店もこの一画に大きな看板を出しているので見つけるのは容易だ
どのフェリー会社も波止場への車での送サービスを実施しているので、事務所で待っておればよい。

他の町へ行く場合
町の郊外に中距離長距離バス用のバス乗降場がある。

警告事項
ドマイは外国人、主にマレーシア人だが、相手に生活・商売している者が多い。だから外国人と見ればものすごくうるさくつきまとわれる、車斡旋、ベチャ、物売り、女紹介などだ。こういう面での彼等の態度は非常に強引でずるい、残念ながらインドネシアの悪い面が典型的に現れている町だ。インドネシア旅に慣れている人でも十分注意すること。

2000年10月22日掲載


パシールグダン港の新乗客ターミナル

ジョーホール州の PasirGudang港には、総工費RM 900万で国際基準を満たした乗客ターミナルが完成しました。それによってさらに船とフェリーをPasiGudangに引きつけたいとしています。この港ターミナルの運営は、JohorPort会社の元で民営化されました。この港ターミナルは、インドネシアのBatam島と Bintan島との間を運行するフェリー客、及びクルーズ船に利用されており、乗客の多数はレジャー客とインドネシア人労働者からなります。PasirGudang港は、マレーシアImigresen当局がインドネシア人違法労働者を本国送還する際にも使われてきました。

PasirGudang港とBatam島には、日に5便のフェリー、PasirGudang港と Bintan島間は日に1便のフェリーが運行されています。フェリー運行会社は3社: New Century Cruise lines, Biro Perkapalan, Risda Fleet です

新ターミナルは広さ3,400平米でImigresen、免税店、食堂などが入居しています。クルーズ船の寄港に関して、パシールグダン港乗客ターミナルとシンガポール、香港、地中海のクルーズ運行会社は、地元の旅行代理店と緊密な関係を持とうとしているとのことです。


2005年10月12日の新聞記事から