Taman Negaraへの行き方と宿泊予約法及びボートでの川航行

2005年6月初め一部更新

タマンヌガラの宿泊施設に関して

タマンヌガラはMutiaraタマンヌガラリゾートとヌサキャンプ運営会社である SPKG Tour会社が宿泊施設を独占しています。
クアラタハンのタマンヌガラリゾート対岸にある安宿は、タマンヌガラ内にはない、公園境界線の外です。そこへ行くのにも入園許可証は要るが、そこだけに泊って対岸にあるタマンヌガラへはボートで渡航してもよい(数分で渡航できる)。だからこの安宿に泊る場合はとりあえず、タマンヌガラリゾートも Nusa Camp宿泊の予約も必要ないことになる。
なお、タマンヌガラリゾートは数年前オーナーがMutiaraグループに移ったので、ホテル名にMutiaraがつく. www.mutiarahotels.com

宿泊施設予約手順

タマンヌガラを訪問する人は、通常はMutiaraタマンヌガラリゾートかヌサキャンプ運営会社SPKG Tourが窓口になる(しかし、それらを利用しなくてもかまわない)。

1.Mutiaraタマンヌガラに泊る人はクアラルンプールのSultan Ismail通りにあるオフィスを訪れる

2.ヌサキャンプに泊る人はKLCCから徒歩6.7分のところにあるSPKG Tourのオフィスを訪れる(しかし2004年なくなった)

このどちらかで宿泊を予約し同時にボートも予約する。義務ではないがボートに空きがないと乗れないことになる。

3.初めはこのどちらにも泊るつもりのない人は、自分でJurantut経由で Kuala Tembilingへ行き、乗り場でボートだけ予約することになる。そしてクアラタハン対岸の安宿に泊る。

Mutiara Taman Negara Resortのクアラルンプール事務所
2005年から経営兼名前が変わって Crown Plaza ホテルとなった、その隣に位置するAntarabangsa ビルの11階、
03-21455585 Fax 03-21455430, cro@mutiarahotels.com
毎日9時から17時、土曜日13時まで。日曜祭日休み、有名クレジットカード全部使える

2004年の料金(年末まで)
2泊3日の宿泊、往復の交通費、食事、ジャングル歩きなど含んで ツインルーム1人当りの料金RM 950net
部屋のみの料金  Chalet 朝食込みの2人料金: RM350, Hostel で1人料金: RM 100

Nusa Camp のクアラルンプール営業所(SPKG Tour会社)

かつてMATICビル内にカウンターを開いていたが、もうとっくに移転した。
Nusa Campでロッジ業、ボート運送業、ガイド斡旋業を営む私企業のSPKG Tour Sdn Bhd の営業所です。
Nesa Campの宿泊料金はリゾート泊より大衆的な値段です。宿泊・トレッキングなどを入れたパッケージを推薦している。
パンフレットによれば、クアラルンプールからKuala Tembelingまでのバンサービスを持っており(料金1人RM25)、その後ボートでNusa Camp まで運んでくれる。ボート代は往復RM38.

電話: 03-40429369/8369、日曜祭日休みで土曜日12時まで、平日9時から17時。現金のみ。 
2005年現在の住所:Sentul Raya Boulvard Business Centre, 51000 Kuala Lumpur (中心部からかなり外れた場所です)
www.tamannegara-nusaholiday.com.my
Nusa Campのパッケージの例として、ツインルーム使用の1人当りの費用 2泊3日でRM345から、 宿泊食事とボート代含む。宿泊施設には数種類あり。


さらに東海岸から行く場合のようにクアラルンプールに立ち寄らず、Jurantutからタマンヌガラへ行く人は、そこにあるSPKG Toursの事務所で予約すればいいのです:住所 16 Jalan Diwangsa, Jurantut  tel 09-2662369
TNリゾートはJurantutでは予約できないので、クアラタハンで飛び込みでチェックインするしかない。空き室状況は電話で尋ねておけばよい

Taman Negaraへの行き方には次の3通りある。

一番手っ取り早く確実且簡単な方法
Mutiara グループが運行しているクアラルンプールの Hotel Crown Plaza から毎日出ている朝7:45時集合のシャトルバスを利用することです。但しこのバスはTaman Negara ResortとNusa Campに予約した泊り客に限るか優先します。尚Kuala Tembeling発Kuala Lumpur行きは12時半。
このバスでクアラルンプールからクアラ・テンベリンのボート乗り場まで約4時間かかる
片道 RM40 ,往復RM 80、注:大人子供は同一料金です

Mutiaraタマンヌガラリゾートのオフィスでも、上記の SPKG Tourでも予約できる(はず)
リゾート又Nusa Camp予約の時、自分でジュラントゥット経由でクアラ・テンベリンまで行く人以外は、宿と同時にバスも予約した方がよい。(両社は結局同じバス会社を使っている)。さらにKuala Tahan 又はNusa Campまでのボート便もいっしょに予約したほうがよい。

バス乗車集合場所:8時にHotel Mutiaraの下階ロビー、


リゾート1Taman Negara Resortは公園内にある唯一のリゾート(右の写真)であるため、快適さと豪華さを求めるなら必然的にここに泊ることになります。部屋にはロッジからシャレーまでいくつかのタイプがあり、それぞれパッケジツアーも選べます。リゾートの記事は別ページにある。

予算のない筆者のような者もリゾート内のHostel に泊る手があります。値段は安いとはいえませんが、それだけの価値あるリゾートです。

2番目の方法は、クアラルンプールからバス又は列車でJerantut まで行き、そこから旅行社のバンかタクシーで20Kmほど離れたKuala Tembelingに行きます。バス便はあるかないか未確認です。もちろん帰りはその逆です。

クアラルンプールのPekililingバスターミナルからJerantut行きの直行バス
パハン州の Jurantut行きのバス 発車時間:10時、11時半、15時、17時、料金RM10.9で約3時間半かかる(2002年時点)。
Jurantut行きのバス会社ブースは一つしかないので、間違えることはない。

他にテメロー行きバスでテメローまで行き、そこからローカルバスでJurantut行く方法もあるが、手間と時間がかかる。
98年12月にPekililing バスターミナルすぐ横に、LRT高架電車Star路線のTitiwangsa駅が開通し、2003年9月にモノレールが開通し同所に駅ができたので、中心部からPekililingバスターミナルまでの交通便がものすごくよくなりました。Pudu Rayaバスターミナル裏のLRT乗り場から7分ほどでTitiwangsa駅に着きます。

注意: この方面行きのバスのクアラルンプールの発着バスターミナルは、Pudu Raya バスターミナルではありません。ガイドブックによってはそう書いてるのもあるかも知れませんが、お間違えのないように。

鉄道を使う
KTM鉄道でもクアラルンプールからJerantutへ行けます。ただしものすごく不便な時間にJerantutに到着又は、を発車します。深夜午前1時頃なので現実的ではありません。そんな時間についても田舎町ですから泊るところも閉まっていますね。この列車利用はお勧めしません。

3番目は東海岸の都市KuantanからJerantut までバスで直行又はTemerloh乗り換えで行く方法です。Kuantanと Jerantut 間をいくつかのバスが往復しています。

以上以外にも方法はないことはないですが(クランタン州の村からタマンヌガラに入るルートがある)、普通の旅行者にはこの3通りです。

追記:陸路TamanNegaraの対岸であるKualaTahanの村に行くこともできるが、運行しているバスはない。ゲストハウスの中には、人が集まれば帰りの車を斡旋してくれるところもあるかもしれない。尚JurantutとKualaTahanをどういう道筋で走行するのか知りませんが、車の方がボートより時間的に早く着くとのこと。

2001年8月初め追記

クアラルンプールのチャイナタウンにあるMalaya Hotel前からJerantut行きのツアー車を運行している旅行会社(NKS Hotel & Travel)があります。Malaya Hotel内のツアーカウンターで扱っている。電話03-20720336
内容:毎朝8時に出発して、Jerantut のHotel Sri Emas (0--9-2664499)に到着、しばらく休憩後の午後1時半にボート乗り場Tembeling 波止場まで車で送る
料金:1人当りRM30、  2泊3日ツアーRM315、また4人揃えばボートでなく陸路KualaTahanの村への車も斡旋しますとのこと(この情報は2003年)
Tembeling 波止場午前11時発 Jerantut のHotel Sri Emas経由のクアラルンプール チャイナタウン行きの帰り便も同料金
以上はパンフレットより抜粋し、MalayaHotelのカウンターは確認しました。
ただこういうツアーは毎年料金が改定されるので、www.taman-negara-nks.com で調べて下さい。

2011年時点 NKS Hotel & Travel Sdn Bhd クアラルンプールオフィス:Mandarin Pacific Hotel 内 03- 2072 0336

ボートの乗りかた

Jerantutに泊る泊らないは旅行者の好みです。Kuala Tembeling波止場からKuala Tahan行きのボートは朝9時と午後2時の1日2便だけです(金曜日のみ午後2時半になる)。ですから9時の便に乗るにはどうしても Jerantutに泊ることになります。中国人とインド人の多いJerantutは小さな田舎町で、いくつかの安宿(RM20からRM40)とエコノミーホテルがあります。予約など要りません。飛び込みで充分です。

波止場Hotel Mutiaraからのシャトルバスを利用する場合は、12時ごろKuala Tembeling波止場(左の写真)にそのまま着いて、午後2時発のボートに乗船できます。

タマンヌガラからの帰り便

帰りはTaman Negara Resortを朝9時発のボートが11時半頃Kuala Tembeling 波止場に着き、少し待つとHotel Istanaから来たシャトルバスが到着しますので、座席に空きがあればそれでそのままクアラルンプールに戻れます(あまり期待しないこと)。

又はタクシーでJerantutへ行き、そこからバスでクアラルンプールか 東海岸へ行く人ならKuantan行きのバスに乗ることになります。尚Kuala Tembelingに戻るボートは、もう1便あり、午後2時に出ます。

筆者の感じでは、混雑期は予約してないとボートに乗れないことがありそうです。というのはボートは12人乗りの小型なので、ちょうどいっぱいになると次の便待ちになるかもしれません。運賃RM19で所要時間3時間ぐらいです。

98年7月ごろから、タマンヌガラリゾートはKuala Tembeling間にスピードボートを導入しました。
ジェットボート便 10人乗り、航行1時間で 片道RM30、往復RM60
毎日13時発、
クアラ・タハンからクアラ・テンベリンへの戻り
10時発発

事務所Kuala Tembeling波止場には、大衆レストランと同じ建物内にある野生生物保護庁の事務所があり、そこで公園への入園許可をもらいます。カメラを携帯する人は1台RM5のカメラ持ち込み証も必要です。Kuala Tahan行きのボートの切符も、この建物の窓口で売っています。(右の写真がその建物)

波止場前にリゾートとは関係ない、別のエージェント SPKG Tourの簡易事務所があり、そこでもTaman Negaraツアーを扱っています。

ボートでTembeling川を上る

川景色さて時間が来ればボートが用意され、桟橋もどきから十数人乗りの小さなボートに乗り込みKuala Tahanに向けて出発です。船頭がエンジンのスピードを上げて、ボートは一路泥色に濁ったTembeling 川を上っていきます。

流れは大変ゆるやかで揺れも少なく、たまにすれ違うボート(下左の写真、こういうボートで川を上り下る)や岸で洗濯する地元の人を見たり、両岸の林やのんびりとした景色を眺めて自然の中に入っていくことを実感するのです。(下右の写真)


約60Kmの行程、乗船時間の2時間強が過ぎるころ、Taman Negaran訪問のベース基地になるKuala Tahanに着きます。Kuala Tahanの波止場直上にはTaman Negaran Resortが建ち、そこには国立公園と野生生物保護庁の本部がおかれています。

 

98年1月初掲載


タマンヌガラへの入り口は4ルートある

  1. 南ルート:最も一般的なルート パハン州のkuala Tahan から入園する、(上記)
  2. 西ルート:車がないと個人では到達できないルート、 Kualalipis - Gua Musan 道路にあるパハン州 小さな町Merapoh を経由してSungai Relau に着き、そこが入園口。大衆的とはとてもいえないルート。
  3. 北ルート:Gua Musanから行くことになるだろうが、Kuala Koh は主要道から外れておりバスはないからこれも車がない限り個人では無理なルート、 クアンタン州のKuala Koh が入園口。野生動物観察はベストのルートだと説明がある、つまりそれだけ奥深いジャングルなのでしょう。
  4. 東ルート:まずトレンガヌ州にあるケニール湖へ行く必要がある、そして湖入り口からボートでタマンヌガラに接した奥地に向かうルート、 ケニール湖上の奥地であるTanjung Mentong が入園口。

2,3,4のルートの利用者はごく少ない。
2005年6月掲載


Taman Negaraの位置確認用地図