ペナン州本土側で蛍鑑賞 −チョコレートさんの寄稿


Nibung Tebal でホタル鑑賞

Nibung Tebal というのは、ペナン州本土側地方のペラ州に接した地区で、マレー鉄道線が通っています。このNibung Tebal を付きぬけてマラッカ海峡に流れ込んでいる川をKrian 川といいます。

このNibung TebalのKrian 川で今年中頃からホタル鑑賞ツアーが始まった、という記事を読みましたので、ここで紹介しておきます。まだほとんどといっていいほど知られていないし、どの程度成功して今後ペナン州有数の観光ツアーに発展していくかどうかは、未知数です。とにかく、喜ばしい観光ニュースなので応援紹介しておきましょう。

ツアー催行者のHengさんは、スランゴール州の有名なKualaSelangor川のホタル鑑賞に触発されたとのことで、ホタル鑑賞は北部州でもできると意気込んでいるそうです。なお船着場はまだ整備されていません。

ツアーの開始場所はNibung Tebalの旧街区にある船着場からで、夜8時すぎに出発して、約1時間続きます。雨季と満月の夜はツアーは行いません。15人乗りボートと8人乗りの2漕あります。ボートなどの都合上、1、2日前に予約してくださいとのことです。電話 Mr.Heng 012-4595146

記事を読むと気になる記述もあります:NibongTebal のちょっと北にあるいくつかの大衆海鮮料理レストランで知らたBatu Kawan とBukit Tambun のように、NibongTebalの川沿いに海鮮レストランをオープンさせ計画もある、といった発言があります。これがホタル鑑賞のようなエコツアーとどう両立するのか、そして肝心のホタルの見え具合はいかに、といった疑問があります。とにかく今後実際に参加される方からの報告を待ちましょう。

以上「旅の掲示板」  にIntraasia が2005年10月12日に書きこんだもの


Nibung Tebalで2009年7月初めに蛍鑑賞された、読者のチョコレートさんからの寄稿 


○ペナン州で蛍鑑賞

ペナン州の本土側、南端の町、Nibong Tebal (ニボンツバル)ではホタル鑑賞が出来ます。Nibong Tebal へはペナン・セントラル(バタワース)から路線バスで行きます。ラ ピッドペナンの801番バスがこの2点間を結んでいます。Nibong Tebal からバタワース・ペナン島方面へ通勤されている人も多く、ホタル鑑賞に向かう時間帯は夕方ラッシュ時ともかさなり、バスの本数も比較的多く、下道を通る 801番バス (所要1時間30分程度)と途中、ハイウェイを経由する Express 801番バス(所要時間50分程度)があります。どちらも運賃は RM 3 です。

○小さな町・Nibong Tebal

バスはマレー鉄道の線路を越える大きな橋を渡り終えると Nibong Tebal の町の中心部に到着します。地図から想像するよりも小さな町で、駅も停車するのは夜行便1本だけ、夕方にはタクシー乗り場も閉鎖されていて、ろくな食事処もありません(唯一、ファストフードのKFCはあった!)。マレー食や肉骨茶・中華の小さな屋台が数件やっていますが、夜は早いのでこの町で食事をしようと考えるなら、早めの行動を。

○ホタル鑑賞の拠点はさらに奥まったカンポン

ホタル鑑賞の船乗り場まで僕は歩いていこうと考えていました。Nibong Tebal のメインストリートを船乗り場に向かって歩いていると、バイクに乗ったタン社長が目ざとく見つけてくれて、「日本から来たChocolate♪か?」と聞いてくれたので助かりました。というのも、船乗り場兼事務所があるのは、Nibong Tebal の町から2、3離れた Kampung Teluk Ipil というとこ ろで、歩いていくには距離がありすぎるのです。タン社長と挨拶を交わし、迎えの車を呼んでもらいました。

○移転したばっかりの新ジェッティ

タン社長に話を聞くと、この6月に新しい船乗り場と事務所に移転をしたばかりだそうです。なので、今、ホタル鑑賞をする場合、「Penang Firefly」などのキーワードで検索して写真や情報が見られ る比較的立派な旧ジェッティからではなく、Teluk Ipil のまだ未完成のジェッティからになります。事務所はまだ石組みがあるだけ、桟橋は揺れる木で組んだだけ、小さなライトだけが目印のほんとうにお粗末な状態ですが、半年後くらいには完成させていきたいとのこと。それにしても、どうしてジェッティを移転させ
たんだろう?

○いよいよホタル鑑賞

ボートは比較的新しく、ライフジャケットも装備、大きいほうは15人、小さいほうは8人乗りだと聞いています。今回は僕たちだけの貸しきりボート。ホタルは特定の種の木に付いて葉っぱを食べたりしているそうで、ボートはそのポイントを探りながら回っていく約45分のクルーズに出ます。川幅も広く、ホタル生息地もまばらに散っているのでボートはエンジン付きのもの。ホタルのいるポイントに近づくとエンジンを止め、惰性で進みます。ホタルが見られない部分では川風を感じながら夜空の星でも眺めているといいでしょう。ホタル・星以外には川沿いの小さなカンポンの家の明かりも眺めていて飽きないと思います。

○ホタル鑑賞・タン社長の会社ウェブサイト
http://www.amazingplanner.com.my/
こちらからメール・電話等で予約をしていくのがスムースです。また、ペナン島方面からの送迎の車の手配も出来る限りやってくれます。(送り迎えの往復で RM 180-200
程度、片道だけなら RM 100-120 程度。)帰りの時間帯に路線バスはぎりぎりだし、タクシーもあまり見つからないので、お願いしたほうがいいです。ホタル鑑賞以外にもサンセットクルーズや漁村体験、洞窟散策など幅広くやっています。

以上寄稿分 - 2009年7月29日掲載