歴史的地区オールドマラッカ案内、西欧風景編


マラッカ市内で主用観光地となるのは、オールドマラッカ地区であるマラッカ川の河口につながる手前の橋の両岸に広がる一帯です。海に向かって右側の一帯がババニョニャ伝統様式を色濃く残すチャイナタウンの街並、そして海に向かって左側の丘(St Paulの丘と呼ばれる)からロータリーにいたる場所(Dutch Square と呼ばれる)は、ポルトガルとオランダ占領時代の建築物を中心にした西欧色を濃く残す一帯ですね。

近郊バスターミナルを出たバスは、オールドチャイナタウンの一部( Jalan Kg. Pantai) を通ってマラッカ川にかかった小橋を渡り、小さな交差点にでる、そこがJalan Laksamana通りです。PublicBankの建物が目印にもなるこの場所から右方向へ歩けば、下記で触れる噴水のあるダッチスクエアーまですぐです(100m強ぐらい離れているだけ)。右の写真はこの橋からマラッカ川を眺めたものです、河岸の工事をしていますが、マラッカ川は景色自体としてこのようにきれいではありません。

2005年6月 新聞の記事 「マラッカ川の美化工事が終りに近づいた」 から
マラッカ市内を流れるマラッカ川の美化工事の第1工期が7月に終ります。2002年に始まった工費RM9000万の工事によって、ゴミは除去され、河口のbandar hilir - Chan Koon Cjeng 橋区間、及び kampung Mortem-Hang Jebat 橋区間の川岸は遊歩道が設けられ灯りもつきました。マラッカ川の美化にも関わらず、不心な人たちの捨てるゴミが相変わらず流れています。市長は訴える、住民と訪問者は川にゴミを捨てないように、と。

6月22日現地訪問後の追記
上記で説明しているJalan Laksamana通りの脇に流れるマラッカ川の川岸の一部分に遊歩道が設けられました(上の写真の場所)。よって長さは数十メートルに過ぎません。確かに遊歩道自体は良いアイディアで川岸を歩くのはいいのですが、何せ川が汚い、さらに歩道自体が短すぎて、遊歩を楽しむにはほど遠いと言えます。
歩道の中間地点に マラッカの名前の伝承的由来である pokok Melaka つまり ”ムラカの木” が植えてあります。尚マラッカとは英語読みです。第2期工事がいつ始まるのか知りませんが、もう少し長く歩ける遊歩道になればなと思います。


西欧列強の遺跡の跡、ダッチスクエアー

ロータリー回りには観光パンフレットでおなじみの赤っぽいレンガ作りのChrist Church と同色でオランダス植民地行政館であった1650年建築のStadthuysがあります(下左の写真)。Stadthuysは現在博物館です。その前に立つのが下右の写真に示したQueen Victoria噴水です。ロータリーの回りでトライショーが客待ちしているのはいつもの光景で、下中の写真に見えますね、その後ろの教会Christ Churchは現在も使われています。

このあたりをダッチスクエアーと呼び、そこから郵便局の方向に歩く通りがJalan Laksamaniaです(バス通り)。両側にお土産やと外国人好みにしたカフェが何軒か並んでいる通りです。郵便局ではマレーシアの各種記念切手が売られています。このロータリーのもう一方側にはマレーシア観光振興会の観光案内所があります。

  

ロータリーからSt Paul丘につながる道をJalan Kotaといい、その終わりにマラッカ紹介の写真でおなじみの、ポルトガルが1511年に建築して今は廃墟となったPorta de Santiago砦跡、Famosaの名残り(下中の写真)があります。その上の丘に立つのがこれも今は廃墟のSt Paul's Church(下右の写真)、Famosaから続く公園内には雄大に建つマラッカスルタン宮殿博物館などがありますね。この地域にある博物館はどこも有料です。9時から18時まで、尚12時15分から14時45分まで昼休み時間となり、火曜日は休館となるので注意。 

   

上左の写真は、観光案内所裏にあるマラッカ川観光ボートの乗り場、川の水はこのようににごっています。掲げてある看板によれば、マラッカ川観光は一人RM8で45分間とのこと。

St Paul 丘の上からは海岸の沖までつまりマラッカ海峡が見えます。晴れた日には下左の写真のように浮かんでいる船、Besar島などはるか沖まで眺めることのできる、見晴らしのよい場所です。マラッカ市内中心部と違う方向ですが、海岸には高層のマンション郡が建ち並び、その手前には大きなショッピングセンターのMahkota Paradeと病院が建ち、歴史の街マラッカの新しい姿を感じることでしょう。
下中の写真は昔のポルトガル船のレプリカを利用した海洋博物館(Maritime Musium) です。この博物館の対面に、2003年8月頃お土産センターの建物がオープンしました。観光バスも止まっています。

  

上の写真に写っている建物街をPlaza Mahkotaといい商店街です。エコノミーホテルが1軒あり、そのはずれがスマトラ島間を結ぶフェリー乗降場がありますが、いずれもこの写真には写っていません。
Mahkota Paradeの前に広がる広場Dataran Pahlawan に面したEquatorial、 Mahkota Paradeの裏側できもちよい海岸に面したCentury Mahkota(上右の写真)が目立つ高級ホテルですね。Mahkota Paradeを通りすぎた商店街には数軒のゲストハウスが看板を出しています。

Dataran Pahlawan(広場 )の一角で、独立宣言記念館の対面にあたる場所で、サウンド&ライトショー(Bunyi dan Cahaya) が夜8時半に開催されていたそうですが、筆者はその付近で宿泊したことが無いので、それを訪れたことがありません。付近の工事のために現在停止中。

2004年ごろから Dataran Pahlawan(広場) が州のプロジェクトとして開発が開始されました。しかし諸般の事情で工事が停まったりして完成は遅れに遅れており、2005年6月の時点でも半分も終っていません。気長に待つしかないようです、マラッカ旅行者情報センターに聞いたってももちろんいつ終るかはわかりませんよ。

  
独立宣言記念館(左)  記念写真の場たるA'Famosa 砦(中)  トライショー屋を家族が囲んでいる(右)

マラッカスルタン宮殿博物館 Melaka Sultanate Palace
A'Famosa 砦 を左手にして正面方向数十メートル先にある博物館です。マレー伝承記を基にして建設されたレプリカ建造物です。その大きな見事な木造建築スタイルと展示品見学のために1度は訪れる価値があるでしょう。展示品、説明の多くはスルタン朝に関するものです。
オープン時間:火曜日以外の毎日9時から17時半。入場料 RM 2 


2005年6月23日最終更新、2000年7月8日掲載、