ランカウイ島への渡り方と島内交通 −増補改訂


ランカウイ島へはクアラルンプールからなら頻繁に飛行便がありますし、ペナンとシンガポールからも直行便が毎日飛んでいます。日本からはクアラルンプール乗り換えでいけますね。低価格航空運賃で知られる AirAsiaがクアラルンプールとの間に毎日複数便を飛ばしており、さらに Firefly も便があります。

ランカウイ空港

現在のランカウイ空港ビルは 1995年12月にオープンしたため、飛行機を降りてビルに入った時から、その新しさが伝わってきます。荷物のターンテーブル前には各旅行社やレンタカーのカウンターがあります。とりわけレンタカー屋の客引きが盛んです。 観光案内所のカウンターで無料のパンフレットも入手可。
フロアーの床はぴかぴかの大理石、ひんやりとした冷房と、明るくモダンなビル内、そこを一歩外へでると、周りは、隣のホテルを除けば、ほとんど建物のない田舎の景色です。(下の写真2枚は空港ビル内を2012年9月に撮影したものです。左はメインロビーの様子、右は到着ホールの出口です)

メインロビーにはたくさんの免税店が店を並べており、空港の規模に比して店数が多いので、買い物好きな人にも満足いけそうです。到着ホールを出た場所に銀行の両替え所が2箇所がありますから(その1つが下写真の CIMB 銀行)、リゾートへ行かれる方はここで両替しておくことをお勧めします。ホテルは交換レートがよくありませんからね。ただ銀行は夜閉店する時間が早い:May Bankが 21時。

  

空港からの交通は、団体客は別にして、タクシーとバンタクシーの2種類があり、タクシーカウンタでチケットを買う方式です、例:Kuahの町までなら1台 30数リンギットと決して安くありません(2012年の料金)。なお島内に乗り合いバスの運行はありません。


メインロビーにある AirAsia 航空券販売所(2012年9月撮影)

飛行機でなく、フェリーで島に渡る/島から戻る概論

飛行機以外にももちろんランカウイ島へ行けます。バスまたは列車でランカウイ対岸のケダー州またはペルリス州まで行き、そこからフェリーで島へ渡る方法です。
ペナン州にお住まいとか訪問中の方なら、運行数はそれほど頻繁ではありませんが、ジョージタウンとランカウイ島を往復しているフェリー便を利用してもいいでしょう。

島に渡る方法とはちょっと範疇が違いますが、フェリーより豪華なクルーズ便がスランゴール州のポートクラン(KLから1時間ぐらいの距離)から時期によっては毎週運行しています。ただしこれは不定期ですし、クルーズですからあらかじめツアー予約が必要です。クアラルンプールなどの旅行代理店が扱っています。

さて上記の、安いが時間のかかる方法についてもう少し説明しておきましょう。イントラアジアはこういう旅が得意ですし、別の楽しみもありますからね。
下記のフェリー波止場に行くために必ず通ることになるアロースターまたはカンガーへは、長距離バス利用とマレー鉄道利用の2通りがあります。島との間にフェリーを運行する波止場毎にあげます:

Kuala Kedah 波止場

クアラルンプールの Puduraya バスターミナルから長距離バスでケダー州のAlor Starまで行きます。そして Alor Starの Sahab Perdana バスターミナル発から発車する HBR社 又はUTC社の乗合いバスで、波止場のある Kuala Kedah(下写真がその波止場から撮った風景、2012年9月撮影)まで行きます。タクシーでいけばももちろんかなり高くなります。
よく知られた Pekan Rabuビル対面のバス乗り場を経由するバスがあるので、バスターミナルだけから乗る必要はないが、バスターミナルから乗った方がわかりやすい。



このバスターミナルはアロースターのはずれにあってちょっと不便ですが、仕方ないですね。島から戻った時ペナンのバタワースへ行く場合は、このバスターミナルを発着するアロースター−バタワース間急行バスが便利です。乗車時間1時間半、RM 9.9(2012年の運賃)で複数バス会社が非常に頻繁に運行している。クアラルンプールなど他都市への長距離便もこのSahab Perdanaバスターミナルから発着しています。

 

上右の写真は2012年9月に撮影したKuala Kedahフェリーターミナルの外観です。停まっているバスは団体用で、乗り合いバスではない。乗り合いバスは構内には全く入らない。

Kuala Perlisのフェリーターミナル(上左の写真は2003年に撮影)はまだ大変新しく待合室もきれいです。数年前は閑散としていたフェリーターミナル前の商店街は2003年7月にイントラアジアが訪問した時にはほとんどテナントが埋って活気がありました。それだけこのターミナル経由の乗客が増えたということでしょう。

Kuala Perlis波止場

ランカウイ島へのフェリールートはもう一つありKuala Perlisルートと呼びましょう、このルートはKuala Kedahルートほど知られてませんが、個人的にはこちらの方が好きですね。上記のように長距離バスでペルリス州の州都 Kangarまで行き、そこの近郊バスターミナルから波止場のある町Kuala Perlisまで地方バス”PerlisLiner”の56番で行きます、25分程度。長距離バスは手前のArauでも停まりますが、終点のKangarで降りた方が便利です。地方バスはいずれにしろKangar経由ですから。注意:Kangarは近郊バスターミナルと長距離バス乗降場が離れている。

basu teminalまたクアラルンプールと Kuala Perlisを結ぶ直通長距離バスが、本数は多くありませんがあります。けっこう時間がかかり10時間以上はみておいてください。ですから Kuala Perlis発クアラルンプール行きの夕方発に乗ると、KL着は深夜12時過ぎなんてことになります。

Kuala Perlis 発ランカウイ行きフェリーの最終便は夕方6時頃、もしこれに間に合わなければ、Kuala Perlisで1泊することになります。ホステルが数軒、安ホテルが1軒あります。多分2002年か3年であろう、フェリー波止場対面に新しいホテルがオープンした。

Kuala Perlis からはAlor Setar行き、ペナン州のバターワース行き、ジョホールバル/シンガポール行きのバスが運行しています。これを含めてKuala Perlis には長距離バスターミナル(左上写真)が、フェリーターミナルの斜め前、建物で陰になって見えない、にあります。尚 Kangar 行きの地方バスはフェリーターミナル前で待っていると、1時間に1本ぐらいでやってきます。

フェリーは運行頻度が多い

フェリーは全て乗客専用船であり、車も積める両用タイプではありません。自動車を積載するフェリーは別の場所から発着し要予約。


Kuah 波止場に停泊中のフェリー、2012年9月撮影

Kuara Perlisの波止場からもKuala Kedahの波止場からも1時間に1本ぐらいの割合、時間によっては30分に1本、でランカウイ島のKuah 波止場間を複数のフェリー会社が運航していますので、フェリー便は大変便利です。なお全部のフェリー社が同じ運行頻度ではなく、頻繁にある社と3便しかない社もある。運行頻度から言えば、Kuala Perlis航路の方が頻繁にあります。フェリー会社の運行時間は朝 7時すぎから19時頃までです。

Langkawi Ferry Services 会社のサイト 2009年時点: www.langkawi-ferry.com/schedule.html  (ただし更新が常に行われていると期待しないこと)
フェリーはきれいな冷房完備の船で大きさ、型に複数種がありますが、乗り心地はまあ快適です。中には2階席のあるフェリーも登場した。

2012年9月にランカウイ島Kuah フェリーターミナルの切符販売カウンターに表示されている時間と運賃


  
上写真は2枚とも2012年9月撮影、 Kuala Kedah波止場に停泊中のフェリー(左) とその船内の様子(右)

ランカウイ島 Kuah 波止場のフェリーターミナル

ランカウイ島の Kuah 波止場のフェリーtターミナルは新しく立派な建物と広い待合室、2本ある桟橋などさすがランカウイ島だ、と感じさせます。
フェリーターミナルには各種ショップからレストランもあり、待合室も広いので、早く着いても時間をつぶせますよ。
2012年9月にイントラアジアが利用したとき確認:フェリー切符販売カウンター、島内ツアー申し込みカウンター、タクシーカウンターなどは、ターミナルに隣接した場所に新設された一画にまとめられている。下3枚の写真はその時撮影したもの。下右がフェリー各便の切符販売カウンターです。

 

 

ペナン島とのフェリー便

ペナン州の島側つまりGeorge Town のSwettenham桟橋から1日往復2便だけランカウイ島へのフェリー便があります。乗り場は時計搭(クロックタワー)やツーリズムマレーシアのオフィスがある場所に隣接する埠頭のフェリー桟橋です。市内乗合いバスの停留所がちょっと離れた場所にありますが、歩いた方が早い。Butterworth 間とを結ぶフェリーターミナルとその前にあるバス乗降場を出て、その大通り(Pengkalan Weld) を道なりに桟橋方向へずっと5分ほど歩いていったところです。とにかくPort Weld とも呼ばれるフェリータ−ミナルを背にして右手方向へ道なりに歩いていけばいいのです。

時計搭に面したビル地上階にあるフェリー運行会社のオフィスが4、5軒あります。ただ協同運航している会社があるのでフェリーの種類はこれほどはありません。その窓口で乗車券を買い、フェリーターミナルである古い建物へ入ります。それから桟橋の先端まで歩きます。このSwettenham桟橋には時としてクルーズ船も停泊しています。詳しくは「ペナンの公共交通機間」のページをご覧ください。

ペナン島との間 2006年1月時点 実質は2社が運行、
フェリーの出発時刻 (最大手のFast Ferry Ventures社の場合ですがもう1社の場合でも大体同じ): ペナン発 8:30、8:45(Payar島経由) 、  ランカウイ発 14:30(Payar島経由), 17:30、 注意:普段は2便、年に、時期によっては3便になるように、便数に多少変更がある。2006年時点で午後便はない。
乗船時間 約2時間強  運賃:片道RM40、往復RM75、子供は約半額、
(Penang切符カウンター : 04-2620802, Langkawi切符カウンター : 04-9663779)

乗船時間 約2時間強  運賃:片道RM40、往復RM75、子供は約半額、
(Penang切符カウンター : 04-2620802, Langkawi切符カウンター : 04-9663779)

ランカウイ側は、上記と同じく Kuah 波止場のフェリーターミナルです。ペナンから行く場合は朝便ですから都合がいいのですが、ランカウイから夕方ペナンに戻る場合の遅い便はペナン着が夜8時ぐらいになりますよ。

2012年9月にフェリー切符販売カウンターに表示されていた時刻
ランカウイ島発ペナン島行き: 14時半、 17時15分 の2便、運賃RM 60
ペナン島発ランカウイ島行き: 8時15分、8時半 の2便、運賃RM 60 (なぜ2便の出発時間がこれほど近接しているのだろう)

マレー鉄道を利用してランカウイ島へ行く場合

クアラルンプールSentral 駅から20時10分発の夜行急行Langkawi ExpressでAlor Star又は次ぎの駅Arauで降り(時刻表上朝8時すぎだが、よく遅延する)、バスかタクシーで上記のフェリー乗り場へいく方法です。2等寝台ならRM38ですから、経済的且つ寝ていけられるという良さがあります。

Alor Setar駅で下車した場合、鉄道駅から歩いて数分ほどのところ、ちょうどHankyu Jayaショッピングセンターの対面脇から入った場所にHBRのバス乗降所があります。そこから発着するバスで20-30分ほど、運賃RM 1.20 でKuala Kedahのフェリー発着場前に着きます。ただしそこがバスの終点ではありません。タクシーなら多分RM10ぐらいでしょう。
AlorStar駅で下車して、徒歩5、6分で有名なPekan Rabuビル対面のバス乗り場まで行けば、そこでもKualaKedah行きの他社バスに乗れます。ただし停留所なのでKualaKedah行きのバスによく注意してないと、乗り逃がすという点があります。

Arau駅で下車した場合、バス停は駅前にありませんので乗合いバスは街道で待ちます。バスでKuala Perlisへいきたい方は、まずKangarまで行き、上記で説明したバスに乗り換えが必要です。タクシーなら簡単だが、Arau−Kuala Perlis間のタクシー運賃1台RM16と安くはない。

逆、つまり島からフェリーで戻って列車に乗る場合は、島を午後離れます。そしてArau かAlor Star(18:51)でクアラルンプール行き夜行急行Langkawi Express上りに乗るわけです。列車はできれば切符を事前購買しておいた方がいいですよ。

ランカウイ島内での足

到着したランカウイ島の波止場前には乗合いバンやタクシーが何台も客待ちしていますし、ホテルや旅行エージェントの送迎車も見受けられます。タクシーなどは行き先別で一応価格が決められています。他の乗客と行き先さえあえば乗合いバンが一番経済的ですが、島の遠隔地にあるホテル、リゾートまで行けば1台数十リンギットもします。

Kuah の町中心にあるタクシー乗り場に掲げてある料金表の例
空港まで RM14、Chenang海岸まで RM14など、 3時間の時間借り料金:4人乗りタクシー RM60、6人乗りバンタクシー RM70

ランカウイ島は1路線しかなく極めて不便であった乗り合いバス運行がずっと以前に廃止されたので、団体旅行ではなく自分で動き回る人は、必然的にバン型タクシーか通常タクシーを利用するしかありませんが、この乗合いバンは夜はほとんど運行しないし、物価水準からいえばぐっと高いので、バジット旅行者(貧乏旅行者)や島民には島内移動が高くつくことになります。その結果白タク行為がよくあります。

割安な交通手段がないこともあって、Kuah波止場、及び高級リゾートではなくエコノミークラスの宿が固まっている地区ではレンタカー、レンタバイクの勧誘が盛んです。いずれも勧誘宣伝の料金は安い、ある社の1日料金の例を書けば、Proton車 Iswara RM120、Toyota車 RM150、軽自動車 RM80、モーターバイク RM40です。ピークシーズンでなければこれよりも安くなる可能性が多い。尚保険がどの程度掛けられているのか、相当不充分かもしれない、そこで借りる人はそれを十分承知してレンタルしてください。

おことわり:記載金額は2000年代中頃に調査した数字です

タイのSatun とランカウイ島を結ぶフェリー便

島のKuah 波止場のフェリーターミナルとタイのSatun 波止場間を結ぶフェリー便があります。出船時刻は時に変更されますので必ず確認して下さい。もちろんSatun発も同じ便数です。
2012年9月にフェリー切符販売カウンターに表示されていた出発時刻と運賃
Satun 行き: 9時、13時、17時15分、運賃RM 30

Satun波止場はSatun市内から結構離れており、乗合いピックアップトラックがそこを結んでいます。入国手続きも簡単ですし、半島部に戻ってそこからハジャイへ行くよりも時間的には節約できますが、このルートはタイ旅行に慣れており、自分でバス便や乗合いトラックを見つけられる方向きです。それ以外の方にはお勧めしません。詳しくは「国境情報のページ」に載せてあります。

1998年5月初掲載、2007年11月に増補改訂、最新の増補改訂は2012年9月17日。