新ジョーホールバル駅 JB Sentral とその周囲の案内


昨年後半(2010年9月頃らしい)にマレー鉄道ジョーホールバル駅に新駅舎が完成したとのことで、今回それを実際に見るためにジョーホールバルへ日帰りで行ってきました(2011年4月中旬)。

ジョーホールバル駅の裏手に当たる広大な土地では自動車バス類の出入国検査を含めた出入国検査場(Imigresen)及び税関施設を収める総合ビル(Bangunan Sultan Iskandar という名称です)とそれに至る道路を新たに建設する大きな開発がもう何年にも渡って行われていました。そちらの開発がそろそろ終わりに近づいた頃ジョーホールバル駅では新駅舎建設と周囲を含めた開発が始まりました。そして旧駅舎は完全に取り壊されて全く新しく大きな駅ビルが(恐らく少しずれた位置に)建設されました。オープンした新ジョーホールバル駅は JB Sentral と命名されました。

JB Sentral はマレー鉄道によるシンガポール間との入出国駅でもありますから、出入国検査施設(Imigresen) 及び税関検査施設が駅ビル内に設けられています。
プラットフォームのデザインはKL Sentral に似ています(下左の写真)。クアラルンプールなどから乗ってきた乗客の中でシンガポールに入国しない乗客はすべてこの駅で降り、エスカレーターで中階に上がり(下右の写真)、さらにそこから別のエスカレーターで駅ロビーに出ます。

  

下車する乗客が完全に去った後、中階にある出国検査後の待合室(下左の写真)にいた乗客がエスカレータでプラットフォームに下りていく手順になっています。 下右の写真にはマレーシア出国を検査する Imigresen カウンターが小さく写っています。なおシンガポールへ行く乗客は列車に乗ったままです。
しかし
注意:2014年3月から、クアラルンプール方面から乗車してきてそのままシンガポールへ入国する乗客も、一度列車を降りてビル内のレベル2でマレーシアイミグレセンと税関で出国検査を受ける方式が暫定的に実施されている。将来的にこの方式に固定されるかどうかはまだ決まっていない。 乗客は全ての荷物を持って検査を受けなさいと書かれている。

以前はジョーホールバルに近づいた時点で列車内でシンガポール入国書類が配られていたが、現在では配られていない、シンガポール入国時にカウンターに備わっている。

  

駅ビルの出発到着ロビーはひろびろとしており、待合椅子も揃っていますし、電光掲示板も掲げてあります(下の2枚の写真)。天井が高く広々とした感じを与えています。マレー鉄道のあり方として、下車・到着乗客に対する切符検査はありません。ロビーのある場所が駅機能の中心場所であり、駅ビルの3階にあたる位置となります。

  

マレー鉄道切符販売窓口がロビーに面してあります(下左の写真)。その背後は各種店がテナント入居した店舗フロアです。 何軒もの外貨公認両替屋、カフェ、キオスクなどが入居していますよ(下右の写真)。 

 

ロビーにはまたマレーシア観光庁の案内所があります。 JB Sentral は全体に明るくまだピカピカの状態ですね。なおタクシー乗り場はビル裏側の目立たない場所にあります(下右の写真)。料金前払いであるクーポン制と書かれています。

   

JB Sentral は空中通路(下左の写真)を介して巨大な総合出入国検査場(Imigresen)及び税関総合ビル(Bangunan Sultan Iskandar という名称です)につながっています、下右の写真はその通路入り口です。 
例えばシンガポールのWoodlandsMRT駅からバスでWoodlands Check Pointに着き、シンガポール側の出国手続きを終え、また同じ種類のバスでCauseway を渡ってマレーシアに入国する、つまりジョーホールバルにはいると、そこが総合出入国検査場(Imigresen)及び税関総合ビルです。

   

総合出入国検査場(Imigresen)及び税関総合ビルで手続きが済んだら、引き続きバスでLarkin バスターミナルに向かってもよいし、ジョーホールバル市内へ出てもよい。その場合必然的にJB Sentral に足を踏み入れることになる。そこで、 JB Sentral に入る場所を撮ったのが下左写真です(2013年7月撮影)。
下右写真は JB Sentralの地上入り口付近を撮ったもの ((2013年7月撮影)。

 

下左の写真でおわかりのように総合ビルはかなり大きな建物です。
空中通路の向こう側で通行者のパスポート携帯または身分証携帯を確認しています。つまり関係者を除いてシンガポール行くつもりの人だけが総合ビル内に入っていけることになります。総合ビル側からは人々が通路をひっきりなしに渡って来ます。バスなどでシンガポールからマレーシアに入国し・戻って総合ビルで下車した人たちでしょう。 このあたりには警官やImigresen 係官が多いので、2人に別々に尋ねてみました: 結果は Causeway を徒歩で渡ることはもう許されないとのこと。 

  

JB Sentral のメインフローは地上3階の位置にあります。ですからJB Sentral に沿った、いつも混雑している通り Jalan Tun Abdul Razak からはエスカレータを乗り継いで上がるようになっています(上右の写真)。 
JB Sentral 玄関前には小さなバス停があります、下左の写真を撮った2011年当時はバス停留所は広かったが、2013年の再訪時は小さなバス停となっていた。
下右の写真はCity Square ショッピングセンター側からJB Sentral を眺めた構図です。いかにもごく最近完成したデザインの玄関口ですね。

   

JB Sentral 対面が人気あるCity Square ショッピングセンターで、こちらとも空中通路でつながっています(下右の写真)。 
下左写真の右に写っているのがCity Square で左の細長いビルが Merlin Tower です。

  

City Squareの3階の一角には JB Sentral に繋がっていることを示す案内板が下がっています。下右写真はショッピングセンター内部の様子です。

  

2011年4月18日初掲載、2013年7月追加、2014年4月更新