クアラルンプール国際空港( KLIA)の交通案内と施設情報と乗り継ぎ案内


このページは最新状況に合わせて頻繁に更新しています、メインターミナル関連の最終終更新・増補は2015年8月20日です。 

クアラルンプールから約60Kmのところにあるスランゴール州のSepangに建設されたクアラルンプール国際空港 KLIAは、1998年6月30日正式に全面オープンしました。全ての外国航空会社とマレーシア航空の全フライトはこのKLIAから離発着します。世界の多くの空港の例に漏れず、呼称はクアラルンプールとついていますが、クアラルンプールにあるわけではありません。


KLIA2 (第2クアラルンプール国際空港)は2014年5月2日にオープンし、5月9日から AirAsia グループ全社もKLIA2に引っ越しました。既にLCCターミナルは旅客ターミナルの機能を終えました。
詳しくはイントラアジアのブログ 『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 で載せていますので、クリックしてご覧ください。

さらに AirAsia 及び AirAsia Xに関しても、現在では全てこの 『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 ブログで載せています。



クアラルンプール国際空港 KLIAとクアラルンプール間の交通手段

KLIA空港へ/からの足にはいくつかの方法があります。Airport Limoが運営する空港(リムジン)タクシー、Airport Coach会社の空港バス、一般乗合いバスと Komuter電車の組合せ、空港電車ERL、そして自家用車です。

注:このページに書いてないということは”そのルートはない” ”できない”ということです。(もちろんバスを何回か乗り継げばたいていの所へ行けますが、それでは空港から行けるという意味にはなりませんからね)

クアラルンプールまでの交通手段別の早見表
区分空港鉄道空港タクシー空港バス+バン空港バス乗り合いバス+電車一般タクシー
料金
RM 35
最低RM 70
RM 20
RM 10
約RM 8
空港タクシーより割安
所要時間
30分
40〜60分
最低2時間
約1時間
2時間強

到着地KL Sentral駅望みの場所限定地区のホテルKL Sentral 駅 KL Sentral駅
(KL駅でも下車可能)
望みの場所
到着地で
目的地への
乗り継ぎ便
高架電車
モノレール
タクシー
市内バス各便
不要不要 高架電車、
市内バス各便
タクシー
モノレール
高架電車
モノレール
タクシー
バス停へ歩く


この表はあくまでも早見のためなので、詳しくは下記の項目を読んでください

空港(リムジン)タクシーAirport Limo Taxi

目的地区毎に運賃を定めた前払いクーポン制なので料金的には一番確実であり、荷物が多いとかクアラルンプールが初めての方にはこれをお勧めします。KLIA空港からの行き先はどんな行き先でも指定できるので、マラッカ、ペナン、キャメロンハイランド、パンコール島への玄関港Lumutなど遠方地でもいいのです。下表の運賃例をご覧ください。 

空港タクシーのクーポン売り場は3個所ある: 

どちらのカウンターもAirport Taxi と書かれた看板が掲げてあり、クーポンが購入できます。目的地区毎に料金が決まっているので、同一地区内ならクーポン料金(つまりタクシー運賃)は一定です。

Airport Limoの運営する空港タクシーにはBudgetタイプ、 Premierタイプと Family Serviceの 3種類がある。乗客大人4人から5人用のPremier車はベンツ車クラス、大人4人+子供1人乗りのMPV車はPremierタイプになる。 乗客大人 3から4人乗りのBudget車は国産プロトン大衆車クラスまたはDaewoo製を使用。Family Service は8人乗りバンを使用している。 Airport Limo のページに写真が載っている。 AirportLimo のサイト:   //airportlimo.my/index.php    

KLIA空港からの規定片道クーポン料金 2009年8月の値上げ後
車のクラス到着階にある乗り場の位置 クアラルンプール
(KL)市内
- ペタリンジャヤ
/ スバン空港
格安航空
LCCターミナル
Budgetタイプ出口3番Door 3(Pintu 3)を出た所
RM 74
RM
RM 64
RM 42
Premierタイプ出口7番Door 7(Pintu 7)を出た所
RM 102
RM
RM 86
RM 50
Family Service
RM 200
RM
RM 168
RM 100

KLIA空港からの規定片道クーポン料金  2009年8月の値上げ後
行き先IpohPenang Genting
Highland
Cameron
Highland
MalaccaKuantan Kuala
Terengganu
Kota baru Johor
Bahru
Alor Star
Budgetタイプ
RM 314
RM 504
RM 217
RM 325
RM 159
RM 363
RM 523
RM 567
RM 403
RM 576
Premierタイプ
RM 394
RM 609
RM 285
RM 407
RM 219
RM 451
RM 636
RM 685
RM 496
RM 691

注:上記表示運賃は小数点四捨五入しています。
注:クレジットカード Visa とAmex が可能
過去の情報:2004年現在、空港発で空港戻りの往復クーポン(6ヶ月間有効)は復活販売されていますが、特に往復買うからといった割引はない。復路が往路に比べて安いので、これを往復割引と称している人もいますが、実質は割引ではない。2010年時点では往復切符のことをAirportLimo のサイトはまったく触れていません。

クアラルンプールとその近郊の場合だけ、上表とは逆方向つまりクアラルンプールから空港までの片道運賃は多少高くなる。マラッカやイポーのようなかなり離れた都市の場合、空港からと空港までの料金に変わりはない。

この表の料金は 2009年8月の値上げ後の運賃です
乗る場所クアラルンプールペタリンジャヤマラッカ
Budgetタイプ
RM 64
RM 57
RM 159

Premierタイプ
RM 78
RM 66
RM 219


乗り場位置の明示
2007年の後半だと思われます、Airport Limo乗り場である出口の手前に、 Budget Service Waitng Area と書かれた立て札が現れた。これまで外に建物外に出ないとわからなかった乗り場の位置がわかるようになったので、進歩といえます。乗り場にも列を作って乗車順番待ち用のロープが張られています。このサービス向上までに開港以来実に10年を要したわけです。

割増運賃

深夜12時から早朝6時までは3割増しになります。リムジンタクシーは空港からだけでなく、空港へ向かう場合でも、電話予約すればクアラルンプールのどの場所へも迎えに来てくれます。その場合は迎えにきてもらう時間の4,5時間前までに電話予約する。
予約電話:1-300-88-8989 (注意: 以前に使われていた03-8787 3030 は 午前0時 - 8.00 am 用に変更されたとのこと)

載せる荷物の量
Budgetタイプは中型荷物1個、小型荷物2個まで無料、Premierタイプは中型荷物2個、小型3個まで、 MPVでは各3個までなどと、サイズと個数が規定されています。AirportLimoの説明に寄れば、それを超えれば1台では無理だということのようです、つまり座席にまで大きな荷物をたくさん積め込ませないということだそうです。追加荷物料を取るわけではないとのAirportLimoの説明です。奇妙なことに荷物のサイズは AirportLimoサイトに開示されていません。1台に収まりそうにないときは、空港のAirport Limoカウンターで切符を買うときに、荷物量を示して尋ねてください。

注意
チケット制の空港タクシーはチャター制ではありません。チャーターと言うのは半日、1日というように車を借り上げることですが、それは街で拾うタクシーなど一般タクシー車の運転手との個人交渉になり、料金は運転手に支払うのです、ですから当サイトでは、空港でチャーターができるなどとは書きません。チャーターする別の方法として、高級ホテルに所属しているリムジンタクシーなら料金が決まっています。

KLIA空港からの一般タクシーの客拾い・乗せは全面禁止

下記の参考に以前書いたように、またまた規則が次のように改正されました:
商業車両免許会議の決定により、一般タクシーは空港まで乗客を運んだ後、空港から乗客を乗せてはいけないことに、2002年9月16日からなりました。つまり一般タクシーは乗客を運んだ後は空でクアラルンプールに戻ることになるので、空港までタクシーで行く乗客はメーター料金にRM 12上乗せすることになるのです。

2013年5月14日の追記 :クアラルンプール国際空港KLIAで一般タクシーの客乗せが始まった

陸上公共交通委員会(SPAD) は、2013年5月15日からクアラルンプール国際空港KLIA で一般タクシーが客を乗せることができるようなる、ことを発表しました。

導入する新しい方式では、従来から空港でのタクシービジネスを一手に運行している Airport Limo、と(クアラルンプールなどで営業している)一般タクシーの両者が併存してタクシーを運行します。このことで、空港でのタクシー待ち時間が10分以下に縮まることが期待されます。

陸上公共交通委員会(SPAD)の説明:
・一般タクシーは KLIAメインターミナルの地上階である レベル1で客を乗せ、メーターを使用する。この際客は列に並ぶ前に RM 2のクーポン券を買うこと。これは整列乗車を管理する費用に充当するとのことで、係員がクーポン券を確認後、客は順次車に乗り込む。
・Airport Limo空港タクシーは(これまでと同様に)到着階である レベル3で客を乗せる。行き先の距離によって固定料金が設定されているゾーン制度の下で、客は乗車前にタクシークーポンを購入する。

今回KLIA で一般タクシーの客拾いを認めることになった理由は、Airport Limo空港タクシーを待つ客から待ち時間が長すぎるという苦情が絶えなかったことです。
クアラルンプール国際空港では、タクシーの利用は推定で1日 4千台から5千台と見られます。(注:空港までと空港からの合計だと推測される)。これまでは空港まで客を乗せていった一般タクシーは、空港で客を拾うことは許されていませんでした。

(Intraasia 注:この件は既に載せましたね、実施が確定したわけです。KLIAでの一般タクシーの客拾い公認は約11年ぶりの復活です。今回一般タクシーの客乗せ場所が地上階になる点が大きな変更でしょう。乗客はメーター料金 + 高速料金を負担する。それでも空港リムジンタクシーより多少割安になるそうです)

次の2枚の写真は2014年1月に撮影: 下左写真、メインターミナル地上階の外側が一般タクシーの乗り場です。列待ちしているタクシー台数は十分あるはずです。

 
上右写真、一般タクシーつまりメーター走行するタクシーに乗る前に、このカウンターでサービス料RM 2を払う(1台に付)。このカウンターの外側が乗り場です。

この地上階は2015年8月から三井アウトレットパーク/ KLIA2 行きの無料バスのバス停もできた。乗り場は2番です。 写真2枚とも2015年8月撮影。

  

警告:空港内でのタクシーまたはシロタクの違法客引き行為には一切相手にしないこと

以前も現在も変わらない規則として、一般タクシー運転手を含めて誰であれ、空港内のコンコースで客に勝手に声をかけて拾うことはできないことです。行為を抑えるため、2004年には到着出口付近に柵が設置された。しかし到着階では相変わらずシロタクの勧誘が公然と且つ盛んになされているのでくれぐれも、その種の誘いにのらないように。
AirportLimousineのカウンターで購入した前払いクーポンを使えない車は、例え赤白のタクシー車両であっても、すべてシロタク行為を働いている者の車です。空港内では客引き行為が常に横行しているので、引っかからないように。彼らは警備員のすぐ近くでも声をかけて”鴨”を待っているのです。

参考:2006年1月6日付け新聞に載った投書から
KLIA(空港)でタクシー客引きが旅行者をしつこく勧誘している件に関しては、多くのマスコミ報道がこれまでもありました。私(この投書主)は空港リムジンタクシーであるPremierTaxi 運転手ですので、この種のことにたいへん通じています。

タクシー客引きはタクシー運転手ではありません。彼らがやっているのはつかんだ獲物つまり乗客を、口利き、交渉人を通して一般タクシー運転手に売っているのです。この売り渡し交渉が成立すると、一般にタクシー運賃の70%を客引きが取り、30%をタクシー運転手が取ります。そして客を駐車場の人気のない一画で引き渡します。
その一般タクシーはその獲物を載せて空港を離れます。しかし運がなければ、当局の取締官に道路上で止められます。運行費用の増加の中で、空港まで客を運んできたタクシー運転手は空車で帰るよりも多少の金を稼いだ方が良いと、このギャンブル行為をすすんでやります。私(この投書主)は、客を載せたタクシーが警官の検問にあっている現場を見ましたが、客引きは生き続けています。

マレーシア空港会社は警察、道路交通庁、商業自動車免許庁との協力でこの客引き行為に対して、力を合わせて立ち向かうとの記事を最近読みました。私は、客がタクシーに乗り込む前にこの客引き犯を掴まえて欲しいと願っています。この一連の取引は、タクシー運転手が盗品つまり乗客を盗んでかどで逮捕する、しかし盗人つまり客引き犯は盗みをし続けている、かのように思えます。
一般タクシーがKLIAで客を拾って載せてはいけないのですから、KLIAの空港リムジンタクシーがクアラルンプール及びその周辺で客を載せて空港に向かうのを許すべきではない、ようにするのが公正でしょう。二重基準はあってはなりません。

KLIAには別種の客引き、つまり5星客引きがいます。この男たちはぴしっとスーツを決め込んでおり、柵で囲まれた旅行者以外立ち入り禁止区域に足を踏み入れて、旅行者に最初に客引き行為しています。彼らは(高級ホテルの)代理人かのように振舞っており、高級車の運転手と密約している交渉人と彼らは関係を持っているのです。


KLIA行き一般タクシーの加算料金

クアラルンプール(PJも含む)のタクシーが客を乗せてKLIA空港に向かう場合、メーターに RM 12加算されます。ただし運転手によってはメーターを使わずにRM 70などと提示してくる場合が多いでしょう。

空港とクアラルンプール市内を結ぶ空港バス

KLIA空港とクアラルンプールを結ぶリムジンバスは、Airport Coach が当初から運行している。2007年後半にもう1社が参入しました。
バス発着場

KLIA空港での発着場所: 空港のメインターミナルの2階から連絡通路で屋内駐車場ビルに入り、その地上階にバス発着場がある。空港内の案内指示板に従って歩けばよい。見つけ方:到着ホールからエレベーターで下り、さらに通路を少し歩いてもう1回エレベーターで下る。

参考:KL Sentral 駅の発着はモノレール駅につながる方、つまりブリックフィールド側玄関の地上階からです、その場所はRapid KLバスの発着場、 LCCTターミナル行バスの発着場になっていますので、忙しい場所です。2011年現在向かい側がビル建設中です。

Airport Coach

切符売場
2007年10月時点で空港内に2個所ある。

運行路線と運賃

2014年1月時点
出発場所KLIA空港
KL Sentral 駅
始発
05:30

05: 00

運行間隔
30分に1本
毎時 30分発と00分発

毎時 00分発と30分発

終発
24: 30

23:00


 過去情報:Starline 高架電車のChan Sow Lin 駅 経由 Hentian Dutaドゥタバスターミナル と KLIA空港 間を結ぶ路線はすでに廃止された。

空港バスと専用バンを組み合わせた運行サービス

Air Port Coach はこの空港バスに専用バンを組み合わせたサービスを提供している。空港からのバスが到着する KLSentral 駅バス発着場から/へクアラルンプールの各ホテルまで/からバンで送り迎えしてくれる。宿泊ホテルが決まっており、リムジンタクシーよりも経済的に上げたい人にはお勧めです。ただし時間は倍以上かかるでしょう。尚 空港バス切符切符売り場で、ホテルの予約も可能と表示されているので、切符売り場でホテル予約し、即空港バスと専用バンでチェックインする方法もとれる。

料金はホテルの場所に関わらず送りの場合は 一律RM 18です、なおホテルからの迎えの場合は一律 RM 25 と表示されている。送り迎え場所はKLCC地区, Bukit Bintang 地区のホテル又は”プドゥラヤ前当り”のような限られた地区しか指定できないので、切符購入時に、空港のバスカウンターでホテルリストからあらかじめ選択しておく。
つまり10人乗りのバンがそれぞれのホテルを回って客を降ろす又は拾っていく仕組みです。発着時刻は空港バスの発着時間に準ずる。尚バンを降りるホテルに泊まる必要はないので、そこで降りて近くの別のホテルを探す人も使える。

Star Shuttle バス

推定2007年後半から、このバス会社が空港ルートの運行を始めた。 www.starwira.com

なお空港からはプドゥラヤターミナルの内部には入らない。KLIA とLCCターミナルの両方に立ち寄る唯一の空港路線バス。

なお空港からの場合、クアラルンプールでバンに乗り換えてホテルまで送るサービスを行っている、 RM 20。
 

空港とクアラルンプールを最短時間で結ぶ空港電車 ERL

空港とクアラルンプールのKL Sentral 駅間全区間 57Kmを結ぶ ERL(Express Rail Link)鉄道は2002年4月14日に開通しました。座席は指定ではありません、座席数は156のみだが、繁忙時間を除けば立ちになることは少ないはず。4人掛け席はちょっと狭いが、乗り心地は快適。トイレ完備。

発着プラットフォームに注意
Ekspresの発着場は、メインターミナルの一番下の階つまりLevel 1です。到着階(Level 3)と出発階(Level 5)から2台のエレベータで直接、またはエスカレータを乗り継いで到達できる。電車のプットフォームは発着とも同じプラットフォームであるが、ノンストップEkspres と各駅停車Transitのプラットフォームは同じ1階でも別別の場所になる設計がされているので、プラットフォームへの到達順路が異なる。

各駅停車Transitに乗るためには、到着階ホールの一番外れからエレベーター又はエスカレーターで1つ下の階に下ります。つまり国内線到着出口のさらに向こうに側に表示板が出ているのです。その降りた場所にTransitの切符販売所があります。プラットフォームは改札の後さらに下る。この順路はがらがらに空いているので、迷うことはないでしょう。

切符販売所

その他
2003年中(時期未定)には預けた荷物をKL Sentral駅で引き取れるようになる計画だったが、2013年時点でもそのサービスは実施されていない。

空港電車も KLIA2 のオープンに合わせて路線の延長を2014年5月2日から始める

(空港電車である)ERL はKL Sentral 駅から KLIA2 までの路線延長運行を2014年5月2日から開始します。 KLIA 駅からKLIA2駅までの線路距離は約2qです。

空港電車ERLの電車種類と停車駅と片道運賃 (上り下りとも同じです)
急行である KLIA Ekspres の場合: KLSentral 発 −KLIA停車 −KLIA2終点、 所要時間33分、運賃RM 35
普通である  KLIA Transit の場合: KLSentral 発 - Bandar Tasik Selatan駅 - Putrajaya/Cyberjaya駅 - Salak Tinggi 駅 −KLIA停車 −KLIA2終点、 所要時間38分、運賃RM 35

空港とクアラルンプール間を結ぶ第四の方法

1.Airport Coach社の乗合いバスと郊外電車 KTM Komuter ( Nilai 駅から乗車)を組みあわせた方法です。


空港内のこの乗り合いバス乗り場は上記で説明した空港バスの乗降場と同じ建物の地上階です、ただしプラットフォームは反対側である。表示が少ないので間違える人も多いが、バス自体が違う、例えば乗り合いバスはリクライニングシートなどではない。

ヒント
チャイナタウンへ行きたければKomuter電車に乗り、1時間強で 旧クアラルンプール駅に到着、そこから徒歩6、7分です。料金面ではこれが一番安くKLIA空港とクアラルンプール中心部を結ぶ方法ですが、手間と時間が相当かかります。(バスと電車の乗車時間だけで1時間40分くらい、プラス待ち時間を見込むこと)。またはBandar Tasik Selatan駅で 高架電車 Ampang Lineに乗り換えができますから、そこで乗り換えてPlaza Rakyat 駅で下車すれば、チャイナタウンは至近距離です。
しかし今ではStarShutleバスに乗った方がずっと便利なので、Komuter 電車にどうしても乗りたい人以外にはお勧めしません。

注意:夜遅くKLIA空港に着いた方は、乗合いバスと電車の運行が終っているのでこの方法は利用できません。KTM Komuterの案内電話 03-2738000

旅慣れた方に限った情報 −マラッカへの行き方−

クアラルンプールに寄らずに、スレンバン経由でマラッカへ行くルートを紹介します。ただし手間と時間が相当かかるので、自由旅に自信ある方だけの方法です。下記に書いた情報では足りないと思われる方は、この方法は無理です。

空港を経由しているもう一つの乗り合いバスとして、Seremban と Banting 間をNilai駅及びKLIA空港経由で運行している"Sepang Omni "乗り合いバスがあるが、旅行者にはまず関係ない。そのためもあるのだろう、この白地に緑色のSepangバスはバスターミナル内に入ってこずに建物の外の道路上で乗り降りする。(なぜターミナルに入ってこないかの本当の理由は別のところにあります)。時刻表も待ち場所表示も一切ない。

ところが2005年7月ごろから、このSepang Omni バス中の車体を赤白に塗った便がバスターミナル内で乗降車させるようになった。 このバスはKTM Nilai 駅とを結ぶAirport Coachが発着する、同じプラットフォームを使用している。クアラルンプール行きAirport Coachバスの発着するプラットフォームの反対側ですが、表示はほとんど出ていないので、間違えないように。
Sepang Omni バスには2ルート種ある: Seremban- Nilai- KLIA- Banting、   Nilai- KLIA- Banting、

この"Sepnag"乗り合いバスで最終地のSerembanまで行く、または上記のAirport Coach社に乗りKTMのNilai駅で下車し、Komuter電車でSeremban駅で降りる。これらの方法は時間がかかり且つ歩きます。
そしてSerembanのバスターミナルからマラッカ市内まで一般バスで行くことが可能です。ただし本数はそれほど多くない。



KLIAメインターミナルと KLIA2を結ぶバス便

『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 のKLIA2 の案内と交通機関情報 カテゴリーを開いてごらんください。

KLIA空港と他の都市を運行する長距離バス便

イポーとその近隣町行き、及びTaiping 行きの長距離バスがほとんどです。


道路ガイド

自家用車で行く方法には下記しめした主要ルート以外にも方法はあります。しかしいずれのルートを取るにしても、KLIAに到達する North-South Central Link Expressway(略称 Elite)を最後に使う事になります。




KLIAに構造を示す見取り図

ターミナル地図   

メインターミナルは5階になっており、1階がERL鉄道のプラットフォームになります。KLIAはたいへんゆったりとデザインされており、特に5階の出発階の奥は展望フロアーも兼ねています。中の写真の2の所に Bas と記載されていますが、これは非常に間違いを起こす表示で、2からバス乗り場に行けるということで、バスは1階つまり地上階から発着します。 
右の写真は、メインターミナルに隣接したContact Pierと、それとの間はAeroTrainでつながっているSatellite"A" Buildingの配置を示す図です。多くの外国発着便は、Satellite"A" Buildingからです。

入国手続きは、メインターミナル(上右の画像では最下段に一部写っている)の出入国管理フロア(Imigresenと呼ぶ)で受けます。それが終って20mぐらい歩いたところが、機内預け荷物引取りフロアです。そこでコンベヤで運ばれてくる荷物を受け取り、税関検査台を通りぬければ全て手続きは終りです。

免税範囲の方は緑のマークの検査台横を通りぬけましょう(Nothing to Declare申告なし)。2004年10月頃から(飛行機搭乗前と同じような)荷物X線監視機が導入されたので、選択的に手荷物をこの監視機に流してX線検査を受けることになりました。それで問題なければ荷物を手で開けての中身検査は受けません。ただ現実には限られた人しかX線検査を受けないでしょう。

最後にドア−をくぐって到着ホール(そこは3階です)に出たとたん、出迎えグループや旅行会社やホテルの従業員がたくさん待ち構えています。中には違法タクシーの客引きや高級ホテルの代理を騙った客引きなども混じっていますよ。

2013年の追加:次の見取り図は空港会社発行の KLIA案内誌(2013年2月発行)の中に載っている見取り図をスキャンしたものです。


KLIA メインターミナルの見取り図

KLIA メインターミナルのPDF版、    KLIA サテライトビルのPDF版



空港内の施設案内
通貨両替所・コーナー

注意: 国内便出発到着ターミナルには両替所はありません。
国際線の発着するSatelite Aターミナルに着きAero Trainでメインターミナルに移動しそのまま国内線ターミナルに行く方は、上記で説明した”右手側であるC2C4側にある両替所”で両替しておくことをお勧めします。マレーシアの地方の空港は夜遅く到着すると両替所が閉まっている可能性が高いからです。


ATM機
現金引き出し機は、メインターミナル出発階に数箇所、 到着階フロアとサテライトビルには1箇所づつある。

ミニ郵便局


手荷物一時預かり所 


コンビニ

到着階にあり、荷物検査を終えて到着階ホールへ出て右手へ少し歩いた1画に、24時間営業のコンビニがある。飲食物が空港内で一番安いので重宝します。ちょうど国内線到着ターミナルから到着ロビーに続く出口付近です。
駐車場のあるビルの駐車料金支払いカウンターの横に別の小さなコンビニ形式の店がある、ただし24時間オープンではない。

赤ん坊と母親用更衣室

メインターミナルのレベル3、4、5にある。母親と赤ん坊用にデザインされた部屋で各種の必需品が準備されているそうです(Intraasiaは入ったことないのでそれ以上は知りません)。

マレーシア航空のチケットセンター

2004年10月または11月に到着階ホール(Level 3)に新規オープンした。 営業時間 4時から24時まで。コンビニのすぐ近く。

空港の屋内駐車場料金

2002年1月から適用の料金:1時間当りRM 3 で、1日(24時間)駐車の場合はRM 43。
尚屋外駐車場は使用中止となったそうです。

中長期間用駐車場がオープン −2008年8月

クアラルンプール国際空港(KLIA) に新しい駐車施設がオープンしました。この駐車場は3日以上の間駐車する利用者向けで、最低3日間の駐車料金は RM 129です。これは通常の駐車場の利用料金1日当たりRM 43に見合ったものです。しかし3日を超えてからの料金は1日当たりRM 15とぐっとやすくなります。この中長期間用駐車場の収容能力は530台分で、場所は空港ビルの Blok A の4階と5階となります。以上はマレーシア空港持ち株会社の発表からです。

レンタカー

KLIA空港の到着階ホールのコンコースに幾つかのレンタカー会社のカウンターがある。車を借りる人の最低年齢制限が23才ぐらいが多い。

喫煙ラウンジオープン

国際線出発ホールと国内線出発ホールのそれぞれに喫煙ラウンジがオープンしました(2001年3月頃)。国際線の場合はサテライトターミナルのC1ゲート隣の部屋。
このランウンジには高機能の空気浄化装置が取りつけてあり、ラウンジ外より多少空気圧が低くなっているそうです。さらに植物も植えられており、飲み物の販売機も置かれているとのこと。尚このラウンジはマレーシアと国際タバコ製造者の協会が全部資金を出し、運営しているそうです。

観光案内コーナー

機内預け荷物引取りフロアで荷物を引き取った後、税関検査場所に向かう直前に、公的な観光案内コーナーがある。係員はごく一般的な知識しか持ち合わせてないが、観光パンフレットなどが無料で置いてあるので、立ち寄って見るのもいいでしょう。

ホテル案内所はないが、各高級ホテルのカウンターはある

3階の到着ホールには、高級ホテルがそれぞれ自ホテルのカウンターを設けています。しかし ホテル協会のような業界団体が、加盟ホテルを空港利用者に紹介するサービスを提供しているカウンターはありません。
この3階で、高級ホテルのそれぞれのカウンターとレンタカー会社のそれぞれのカウンターが並ぶ中に、旅行代理店のカウンターが複数あります。そこではホテルの予約も業務の一つとして行っており、その場で当日泊できるホテルを勧めてくれるでしょう。料金のお値打ちうんぬんはわかりません。

携帯電話プリペードカードの販売所及び携帯電話リースサービス

2005年中頃、到着階に携帯電話網会社 Celcom の専用販売所がオープンした。場所:入国者が荷物を引きとり税関検査を終えて到着階ホールに出た場所の、すぐ右側には大きな丸柱を背にしたカフェがある。そのカフェの隣の一画にCelcom の専用販売所があります。よく目立つので探しやすい。マレーシアで運営している3つの携帯電話網会社の中で唯一の空港内専用販売所です。
この販売所では誰でも買える携帯電話プリペードセットを購入できます(ブランド名 Xpax )ので、すぐ使いたい旅行者には便利でしょう。

入国者が荷物を引きとり税関検査を終えて到着階ホールに出る直前の場所、つまり空港タクシーのクーポン販売カウンターと同じ場所、に携帯電話リースのカウンターができました(多分2007年だと思われる)。
電話業界大手会社 Redtone が提供する 携帯リースサービスで Travel Fon というブランド名です。カウンターオープン時間:7時15分から22時45分
宣伝文句によれば、日本の固定電話宛て通話料は1分間 RM 0.59 で受信する場合はどの国からの通話であれ無料とのこと。
詳しくは www.travelfon.com を参照してください、電話 03-8073 2149

公衆電話

空港内には少なからずの公衆電話が設置されている。コイン、電話カード、クレジットカード併用式で、もちろん海外通話ができる。
電話カードであるTimeKontactカードを買うには、出発階レベルでは本・カメラ店、サテライトビルでは写真・本店で扱っていると、書かれています。

預けた荷物が紛失、荷物を誰かが開けた痕跡がある場合

マレーシア空港当局は、このような場合はすぐ届けて下さい、と訴えています。
届け場所; 


外国からマレーシアへ、マレーシアから外国へ、手荷物以上の量の荷物を運ぶ、送る

国外からの宅配、または国外への宅配サービスをする会社として、唯一KLIA空港にカウンターを設けているのが、ABDA Worldwide Excess Baggageです。場所は出発階Level 5 のカウンター J 42です。 電話:03-87765059
本社の住所: Jalan 51/205, Petaling Jaya Selangor、 電話:03-77852000

荷物配送サービスの種類: 

注意:マレーシア国内だけの宅配は扱わない。つまりKLIAに着いてから、カウンターに荷物を持ち込んでそれを自宅や特定の場所に配送してもらうサービスはありません。
よってKLIA内部には、空港で預かった荷物をマレーシア国内だけに配送する会社は、1社もカウンターを設けていません。空港内の郵便局で国内にごく小さな荷物は送れるでしょうが、包装してない物、カバンなどは当然扱いませんね。

空港内の飲食店(2011年5月時点)

種類店の名前ビルの種類その場所




レストランPalm Grills & Bar、Contact Pier国際線エリア
Eden SeafoodMain Terminal出発ホール
Jalan Alor, Nooodles, The Olive treeSatellite中2階
多種の料理
が選べる
形式の食堂
Harrods Food HallSatellite
The Flyers GourmentMain TerminalLevel 4
Food GardenMain Terminal中2階
Food Paradise Main TerminalLevel 4
カフェと
ラウンジ
Dome, Malaysian Recipe, Coffee BeanSatellite
Asia Cafe, Cafe Barbera, Cafe RitazaMain Terminalいずれも出発ホール



Old Town White CoffeeContact Pier中2階
Deli France, Old Malay Kopitiam, StarbucksSatellite到着ホールと出発ホール
BarOlive treeSatellite出発ホール
Cheers BarSatellite中2階
Travellers BarMain Terminal出発ホール
ファーストフード


Burger KingSatellite
Burger KingMain Terminal & Contact Pier到着ホール、
McDonalds, Kentucy Fried ChickenMain Terminal出発ホール

その他

国際線出発到着ターミナルであるSatelliteターミナルの中2階に位置する、Plaza Premium Lounge の宣伝から抜粋します:
US$18を払うと、インターネット接続、シャワー、映画、軽食サービスなどが利用できる。24時間オープン。Tel: 60-3-87872323

フードコート
メインターミナルの2階、 バス発着場とを結ぶ通路に近い場所にある、フードコート Food Garden が空港内飲食施設としては一番庶民価格に近いでしょう.


知っておくと便利な電話番号

マレーシア航空MAS
全国一律24時間予約電話番号
Reservation
KL Central駅CAT にある営業所

1-300-88-3000
03-78463000
早朝から夜遅くまでオープン
MASの荷物扱いサービス03-8776373
空港警察03-87872222
空港タクシー予約 03-92238080 (顧客サービスは03-87873678)
空港出発階の案内カウンター03-87764389 /62000
空港の情報案内03-87778888,
空港の駐車場事務所03-87768444
税関03-87872312
空港のImigresen03-87763681
空港の動物検疫室03-878723 70/76/77 Fax: 03-87872378
Animal Hotel www.mascargo.com/animalhotel  下段に説明あり
Pan Pacific KLIA Hotel 03-87873333, マレーシア国内から 1-800-33963229
www.klairport.panpacific.com

電話がつながりにくいとか、案内がはっきりしないなどあることが予想されます。念のため。

KLIA空港の公式サイトwww.klia.com.my 
 最新の情報に更新されているページもある反面、中に一部古い情報が残っているページもある。



国内線と国際線の乗り継ぎ方法と注意事項

国際線から到着して乗り継ぐ場合

(国内線座席などの手続きが済んでいない乗客は)サテライトにある国際線・国内線乗り継ぎカウンターで手続きして、Aerotrainでメインターミナルに着きます。到着した場所から前方方向を眺めると、そこにも国際線・国内線乗り継ぎカウンターがある。
国内線フロアへ降りる場所への位置が幾分わかりにくかったが、到着した場所上方に " Domestic Departure Gate A&B " と大書された案内板がたぶん2004年であろう追加されたので、現在は容易にわかるでしょう。この案内版には日本語も加っている。普通に眺めるだけ気がつくはずです。
この案内板に従がって、Aerotrainを降りた進行方向とは反対方向つまり後ろ方向を見ると、「国内線出発ゲート」と日本語でも書かれた別の案内板が掲げられているのが目に入るはずです。その方向に10数mぐらい歩きエスカレーターまたはエレベーターで下ります。" Domestic Departure Gate A&B "は3箇所に掲げてある、つまり国内線用フロアに向かう降り口はAerotrainプラットフォーム後方に3箇所もある。

注意:尚Aerotrainで降りた場所の前方方向10mぐらいの所に階段・エスカレーターがあり、それで階下に降りるとそこは大きな入国審査場へつながる通路であり、国内線フロアではない。この階段・エスカレーターは扇状に3組つまり3箇所ある。通常はAerotrainで着いた人の大多数がこの方向に歩き出します。

そして2つしかない入国ブースで入国手続きを受け、国内線発着ターミナル(フロア)に出ます。手荷物検査場を出た正面に乗り継ぎカウンターがある、その近くに軽食を取れる軽食堂もある。尚軽食堂とカフェは全部で3箇所にある。乗り継ぎカウンターには日本語で”国際線乗り継ぎカウンター”と添え書きしてあるが、国際線でも国内線でも構わない。

注意:国内線発着ターミナルには外貨両替所がないので、多くの国際線が到着するサテライトターミナルのAerotrain乗り場付近にある銀行両替所で両替しておくこと。もちろん日本円でOK, 24時間オープンです。


国内線から国際線に乗り継ぐ場合

国内線到着出発ターミナルから出国検査場に進む、乗り継ぎカウンター斜め前当りに位置するこの検査場は(下右写真)、ブース二つだけのこじんまりした検査場です。そこで出国検査が済めば、上階の国際線発着ターミナルに必然的に行きつきます。そして大抵の人はAeroTrainに乗ってサテライトターミナルに行くことになります。

 

国内線で到着してそのまま空港を離れる場合
到着した階をずっと歩いて中心方向に歩く、Aゲートの場合は入国ブースのある場所を横目に通り過ぎてさらに歩く"B1-B11"のサインがかかっている場所に着く。そこには手荷物引き取り所のサインも掲げてあるのでその方向へ歩いていけば、必然的に到着階ホールに出てしまう。
上左の写真は空港内見取り図を撮ったもので、黄色い階が国内線到着階です。



12時間以内の国際線乗り継ぎなら、空港税はかかりません

KLIAから飛び立つ利用者には空港税のRM 45が課税されています。このためトランジットで一時入国するとこの金額が徴集されるのではないかという疑問が湧きます。そこでこの点を説明しておきます。尚空港税はマレーシア航空が徴収している航空保険料(片道約RM 5)とは別物です。

「空港税の免除規定は、空港運営者が個別に定めるもので、現行のマレーシアの国際線の場合、マレーシア入国の有無に関わらず12時間以内に乗り継げば空港税はかかりません。逆に言えば”12時間を超えれば(厳密には24時間以内に乗り継ぐことをトランジットと呼びますが)そのトランジットでも空港税がかかる”といえます。」 「マレーシアの場合、特に誰に告げることもなく、普通に入国手続きをすれば大丈夫です」 と読者のいちにのさんが解説しています(下記参考知識も含む)。
だから日をまたぐ、つまり翌日朝搭乗でも12時間以内であれば空港税支払い免除となります。

空港税に関する参考知識:(複数の航空会社利用時において)一般旅行者が利用するような航空券の場合は航空会社毎の発券(提携会社ならまとめられることもあるでしょう)になりますので、確かに航空券購入時に空港税が徴収されてしまいます。その場合、入国手続きをしないでトランジット・カウンターで乗り継ぎ手続きをしても、既に徴収されていますので免除とはいきません。(返金に応じてくれる空港もありますが、KLIAでは今のところそのような話は聞きません)
 また、同じ航空会社を利用して乗り継ぐ場合でも、別々に予約した場合は航空券購入時に空港税が徴収されることになります。(事情を説明して1つの予約記録にまとめて発券するなどすれば大丈夫でしょう。)
尚予約上12時間以内に乗り継ぐことになっている旅程の場合は、航空券購入時に事前徴収されません。予定を変更して12時間を超える乗り継ぎ・滞在になった場合も基本的には予約変更時に航空会社が徴収します。

ひとこと:
現在KLIA空港の公式サイトとマレーシア航空のサイトにはこういった空港税免除の説明が全く載せてありませんし、空港内にも掲示してありません。だから知らない人のほうが圧倒的に多いでしょう。規定があり、利用者に関係する以上、さらに情報開示という原則からもちゃんと載せてほしいものです。MAS予約課であれKLIA案内所であれ、所詮その部署の職員皆がこの種の空港税支払い免除規定に周知していることは期待できません(事実私の問い合わせには不充分なまたは間違った説明しか得られなかった)。



KLIA空港の発着ターミナル内で一時宿泊する

空港内にあるTransit Hotel AIRSIDE の紹介(パンフレットより)

場所: 空港ターミナルSatellite’A' の C5近くにあります。アエロ電車の乗降場より徒歩数分です。もちろん24時間利用可能。部屋総数は80室で,泊まり客はサウナ、ジムが利用できる
公表料金 (最初の6時間当り):Standard Room(全12室) RM 120, Superior Room(全49室) RM 140, Deluxe Room(全18室) RM170、6時間を超えると毎時RM 20追加で、最高3時間まで。(2006年1月現在)

部屋は使用しないがTransit Hotelの施設だけ利用する場合
シャワー RM 20、 サウナとシャワーRM 30, ジムとシャワー RM 30、
フロントは24時間オープン。ビジネスセンター、ラウンジカフェ、インターネットパソコンあり。

予約電話番号: 60-3-87874848, Fax 87874747, E-mail: AirsideHotel@malaysiaairports.com.my
電話予約した場合、そのフライト到着後45分間まで有効だそうです。
インターネット予約: 上段で記した KLIA空港公式サイト内 にある Airside tansit Hotel の予約 をクリックしてください。

注意:機内荷物預けした荷物は入国手続きが済んでから引き取りますね。ですから入国手続きをしないで滞在できる、Satellite’A' にあるこのトランジットホテルに泊まってから入国手続きを受けたい方は、機内荷物預けしないように。マレーシアに入国せずにトランジットの方は、預けた荷物がそのまま次ぎの飛行機に載せられるので、問題ないでしょう。
ターミナルのテナントという形のホテルです。

空港内で夜を明かす場合

入国審査を受ける必要のない人又は朝になってから入国審査を受ける人の場合

Satellite AターミナルにもContact Pierにも椅子がたくさんありますから、そこで休むことができます。アームレスト(腕を乗せる部分)のない背もたれのない長イスもあり、横になって休む事もできます。明るさだけをがまんすれば多少は寝られます。ターミナルの端っこの方なら人の動きもなくごく静かですが、周りに人がいた方がいいという人はターミナルの中心部で休むようにすればいいのです。
Satellite Aターミナルには24時間営業のカフェがあり、少なくとも1, 2軒は必ずオープンしている。数は少ないが飲み物の自販機もある
上記で紹介したPlaza Premium Lounge を利用するのもいいだろう、ただし有料。


入国審査を済ませた人の場合

空港バスの始発までメインターミナルの到着フロアまたは出発フロアにたくさんある椅子、背もたれのない長イスで休むことができます。飲食物を販売しているミニショップとBurgerKing が到着フロアで終夜営業している。


注意:どこの場所でも空港内は深夜は大変涼しい。寝るというより体を休める程度だと思っておくこと。



空港ビル内にある5星ホテル

開港以来空港ビルに隣接したビルにおいて、高級な Pan Pacifc KLIA ホテルが営業していました。
そのホテルをマレーシア空港会社が買収して、2013年1月1日をもって Sma-Sama KLIA Hotel という名称で再オープンしました。 空港会社が高級ホテルを所有し且つ運営するという、東南アジアで初の形態です。



空港付近にあるホテル

CONCORDE INN
Tel:03-8433118, Fax: 03-8432118, E-mail: cisklia@po.jaring.my   www.concordehotelsresorts.com/
早朝から深夜までKLIA空港との送迎シャトルサービスバスを無料利用できます。コーヒーハウスでは日本食もあるそうです。

ALLSON Klana Bandar Baru Nilai ホテル
Tel:06-8503888, Fax: 06-8503999, E-mail: akbbn@po.jaring.my
KLIA空港から車で約15分の距離。
全200室、各室に衛星TV付き。コヒーハウス以外に中国レストランあり。

Hotel Equatorial Bnagi
Tel: 03-6772222, Fax: 03-6772888, www.equatorial.com
空港からは結構離れている。
全252室の高級ホテルです。18ホールのゴルフ場に隣接。日本レストラン、プールなどの施設が揃っている。

Cyberview Lodge
空港から車で約30分のサイバージャヤにある高級ホテルです。
Tel: 03-8327000, Fax: 03-8327001 www.cyberview-lodge.com

Empress Hotel
空港から約8Km離れている、SepangのBandar Baru Salak Tinggi地区にある、全324室
Tel: 03-8467777, www.empresshotelsepang.com

Renaissance Palm Garden Hotel
空港から車で約30分の距離
IOI Resort, 62502, Putrajaya, Tel:03-89432233, E-mail rpgh@rpgh.po.my

Putrajaya Marriot Hotel
2002年オープンした高級ホテル、488室
tel: 03-89498888, www.marriottputrajaya.com

De Palma Hotel Sepang
tel: 03-8706 2020, www.depalmahotel.com
空港から車で20分くらいとのこと



免税と課税品と禁制品の範囲

マレーシアに何を持ち込むことが許されるのか、何が持ち込み禁止なのか、持ち込み許される数量または範囲はどこまでか、といった正確で詳しい情報をお求めになる場合、いろんなサイトや本を見てもだめです。
唯一基にすべきサイトは Kastam Diraja Malaysia つまりRoayal Malaysian Customes (マレーシア税関)の公式サイトです:www.customs.gov.my/  この種の規則の全てをこの官庁が決定し、公表しています。

Goods Exempted 免税品つまり持込が許される品の範囲:


PROHIBITION/RESTRICTION OF IMPORTS 禁制品:
公式サイトのメニューから Traveler's Guide  という項目を見つけてください(ちょっとてこずるかもしれません)。その中に 禁止品目がずらーとあげてあります。
The following goods are absolutely prohibited from importation:

参考までに
ところで、官庁ですからすべてを杓子定規に適用することはないといえることも経験上間違いではないでしょう。もちろん何か違反をして、其の際に100%厳密に適用される人も当然でますし、それ自体に文句を言っても始まりませんね。



その他の必要な情報

出入国の手続きの概要

入国書類にはどの国でも書きこんで提出する出入国カードとCurrency Declarationと検疫申告書が1枚に統合化された様式に、2001年3月頃から変更されました。通貨申告に関しては、2010年1月1日から新しい規則が施行されました。その後出入国カードは廃止されたので、記入することはない。
詳しくは、別ページである 「通貨と両替えの情報・出入国手続きの説明」 を開いてお読みください。

国内便のチェックイン

マレーシア航空 国内便のためのチェックインカウンターは、出発階のB列とC列のカウンターです。
AirAsiaは 2006年4月以降 格安ターミナルに全面移転したので、もうこの国内便カウンターは全く使用していません。
国内線の登場入り口は、出発階の入り口を背にして最も左手側奥にある。

KLIA空港発着のタイムテーブル

KLIA発着のOnline Flight スケジュールです。行き先・到着の時間、便名、空港の3項目から参照できるようになっており、実に5分後とに更新されているという優れた情報ページです。

マレーシア航空の公式サイト

マレーシア航空MASの発着時間と国内運賃を調べる機能もついています。
www.malaysiaairlines.com.my/

空港税の値上げ 2011年:マレーシアの各空港で国際線空港利用料が値上げされる

(マレーシアの空港のほとんど全部を管理運営する)マレーシア空港持ち株会社は最近空港利用の料金を値上げする決定を発表しました。これによって国際旅客の払う空港利用料を28% ほど2011年9月15日から値上げします。航空機着陸料は30% と駐機料は64% 2012年1月から少しづつ3年間かけて上げていきます。

この結果国際線旅客が払う空港利用料は次の空港で現行のRM 51からRM 65になります:クアラルンプール国際空港(KLIA)のメインターミナル、 スバン空港、ペナン空港、ランカウイ空港、コタキナバル空港ターミナル1、クチン空港、
空港利用料がRM 25からRM 32になるのは、KLIA のLCCターミナル及びコタキナバル空港のターミナル2です。

一方国内線旅客が払う空港利用料は変わらない見込みです: LCCターミナルだけがRM 6でその他空港はRM 9

ところで興味深いことに、マレーシア空港持ち株会社は国際旅客の空港利用料としてすでにRM 65を得ています、内訳は旅客からRM 51に加えて政府の補助がRM 14 あります。これは持ち株会社と政府の間で5年毎に利用料を値上げできる合意があるからです。現行の料金になったのは2002年からです。ただLCCターミナルで値上げは新たな収入となります。
なお新利用料金が実際に適用されるのは、9月15日以降に予約を入れた分からとなります。

もっと差し迫った課題といえば、保安手数料でしょう。先進情報システムを備えた国へマレーシアから向かう場合、その国際線旅客に対してRM 35の保安手数料を課すことになります。マレーシア内務省が取り入れた先進情報システムでは乗客の情報、つまり氏名、性別、生年月日、国籍、居住国、最終目的地、参照番号などをImigresen (出入国管理庁)が把握します。


空港 KLIAの容量と能力

2本の4000m滑走路、106機の航空機スタンド、旅客最高扱い能力1時間当り7130人、国内と国際線チェックインカウンター数216、 屋外と屋内駐車場で13000台可能、空港内に71店舗のスペース、26の飲食店舗のスペース、



ペットの持ち込みに関して

動物、小鳥類は勝手に持ち込めません。違反すれば罰金RM 5000又は懲役2年以下に処す、と検疫所の注意として壁に貼ってあります。犬猫の持ち込みに関しては、「在住・中長期滞在者に役立つ情報」 ページにあるペットに関する項目をご覧ください。

Animal Hotel

動物の持ち主はインターネットで予約できます www.mascargo.com/animalhotel  その後持ち主はKLIA の2箇所で動物を持ち込めます:メインターミナルと格安航空専用ターミナル、休日なしの24時間オープンです。

2006年3月の新聞の記事から
KLIA のAnimal Hotel は広さ1000平米で、現在30室用意してあります。動物収容施設として1998年に設置され、その後2004年に動物輸入、輸出に関する手続きを一手に扱う一括センターになりました。そして最近 RM100万をかけて改装ししました。今日アニマルホテルは多様なサービスを加えて、その地位を向上させました。マレーシア航空貨物会社はその経験を活かしたサービスによって、ペットの一流のサービスを期待する旅行者の間で人気を呼ぶことを期待しています。

食事においては6星ホテルに匹敵する幅広いメニューが用意されています。メインコースだけでなくアペタイザーもあります。水流マサージ、ジャクジ、アロマバス、ペット身繕いなどのサービスも揃っています。犬の部屋と猫の部屋は個室なので、泊まり”客”が自分だけで食事しリラックスし眠ることができます。現在アニマルホテルの1番の客層は馬ですが、ホテル側は次第にペットが増えていくと見ています。

2006年3月


新格安航空専用ターミナル KLIA2 に関するニュース


増築ではなく、別の場所に新しく空港ターミナルビルを建設する計画が進行しています。この新ターミナルは KLIA2 (ケイエルアイエーツーと発音)と呼称されています。

現在格安航空会社専用として LCCターミナル(低コスト航空会社用ターミナル)が使用されていますが、利用者が急増してきたこともあって、ターミナルの年間取り扱い可能利用者数に数年後には到達するのではと推測されています。
そこで広大なKLIA敷地内の別の場所にまったく新しく空港ターミナルビルを建設することを、マレーシア政府はすでに決定しました。そして2010年8月末にナジブ首相出席の下でKLIA2 建設の起工式が行われました。
このため KLIA2は低コスト航空会社用ターミナルということであり、オープンした時点で、現在のLCCターミナルは使用を停止することになります。

空港公式雑誌によれば、KLIA2は従来の低コスト航空会社用ターミナルという概念を超えた、大きさとデザインと施設を備えたターミナルになるとのことです。例えば、総床面積 25万6千平米中、商業施設用床面積4万8千を占める、搭乗ゲートは68個、年間取り扱い可能利用者数 3千万人、という数字があげてあります。またメインターミナルビルと KLIA2 間の移動が非常にスムーズにできるようにデザインされているそうです。

KLIA2のついに 2014年5月2日 にオープンしました。
詳しくはイントラアジアのブログ 『日本人のためのよくわかる格安航空エアアジア(AirAsia)のお話』 で載せています。 

以下はこれまでの KLIA2 を巡る様々なニュースです。興味ある方はどうぞお読みください。

建設中の新格安航空専用ターミナル KLIA2 のニュース

2013年5月9日の新聞の記事から

建設中の低コストターミナルKLIA2 のオープン期日は大幅に遅れる
(クアラルンプール国際空港KLIAの敷地内に建設中の、新しい低コストターミナルKLIA2 のオープン期日は、今年ナジブ首相も発表したように、2013年6月28日に予定されています)
空港を保有し施主でもあるマレーシア空港持ち株会社は、昨日(5月8日)KLIA2のオープンが遅れることを明らかにしました。

この発表で同社 Malaysia Airports Holdings Bhdの株は 21セントの下げを記録しました。 同社が発表したオープン遅延の理由として、工事に関わるいくつかの建設業者が予定オープン期日に間に合わせられないことをあげています。
新ターミルビルそのものは、現在進捗率 95%です。しかし空港運営システムがまだ架設されていない、その試運転には最長で3か月かかる ということです。マレーシア空港持ち株会社は、KLIA2 の新しいオープン日程をまだ明らかにしていませんが、アナリスト筋は今年末、ひょっとしたら来年初めになるかもしれないと、推測しています。

KLIA2が完全に機能する空港にするために、同社は全て建設業者に頼っていることから、オープン遅延は避けられないことだが好ましいことではありません。
総建設費が膨らむという推測もでています。専門家筋は、竣工の遅延に対して空港持ち株会社が建設業者に賠償を求めるのかが注目されます。今週同社は建設業者と会合を持ち、問題点を明らかにし、新たなオープン期日を発表することが期待されます。

Maybank Investment Bank Bhdのアナリストは、KLIA2オープン遅延には驚かないと言い、「市場は既にこのリスクを読んでいると思う。こういった巨大プロジェクトはしばしば問題に面し、遅延は普通だからです。我々が憂慮するのは、空港運営の準備と空港移転の過程です、こういったことは4か月から6か月かかりかねない。」 「AirAsia Bhdが KLIA2オープン遅延を予測しており、今年移転準備をしない点は正しい。」

(Intraasia 注:KLIA2のオープンは遅れるかもしれないと思いましたが、これほど大幅に遅れることになるとは・・・・・。 その大きな責任は、体面を繕ういわば実状を隠した発表を重ねてきたMalaysia Airports Holdings Bhdにある。同社はつい1か月ほど前にも進捗率は何パーセントで、オープンに順調向かっていると、発表していた。 オープンが遅れそうなら、そういうことを早めに正直に明らかにすればいいことです。マレーシアの巨大プロジェクトはいつも遅延してきたから、KLIA2が遅れても責めは少ないはずです。  情報公開の不誠実さがここにもある。まあKLIA2のオープンが半年遅れようとイントラアジア は不都合に思わないが、空港のような公共施設に関して情報を一般に正直に明らかにしない社会風潮は良くないですね)


2013年3月8日の記事から

建設中の新格安航空専用ターミナル KLIA2 の竣工時期とオープン時期
KLIA2の施主であり運営会社である、マレーシア空港持ち株会社の幹部が明らかにしました、「新しい格安航空専用ターミナル の進捗率は80%です。KLIA2 のターミナルビル建設は順調に進んでいます。5月1日までに竣工するように、建設会社と力を合わせています。」 「KLIA2のオープンは6月28日に延びましたが、この延びた期間は空港運営者が検査し慣れる期間に使われます。」

「KLIA2 のオープン式はナジブ首相が選んだオープン日である6月28日に行われます。これは1998年にKLIA がオープンした日に重なります。」 「ターミナルビルに入居する小売店は段階的に入店できるようになります

年間空港利用者数4500万人まで対応できることになる KLIA2 は、60の搭乗口を持ち、80のエアロブリッジを備えます。 商業用フロアに入店する店舗数は 225店舗になります。


2012年11月の新聞の記事から

KLIA2 まで延長する空港電車
建設中の新しい格安航空専用ターミナル KLIA2 まで、空港電車ERL の線路が延長されます。 ERL Sdn Bhdの最高経営責任者は語る、「線路延長工事は予定通り2013年3月には完成するでしょう。」 「10月時点で進捗率は73%でした。線路は95%できた」

メインターミナルからKLIA2 までの線路延長距離は 2140メートルです。完成後一般運転の開始は KLIA2のオープンに合わせた2013年5月初めです。KLIA2駅は KLIA2ターミナルの複合ビル内に設けられます。

KL Sentral から乗車して KLIAへ向かう場合、終点のKLIA2 まで乗車しても運賃は変わらないようにするとのことです。 しかしメインターミナル − KLIA2区間だけを乗る運賃はRM 2になります。 KL Sentral ‐ KLIA2間の乗車時間は Ekspresが33分、 Transitが 39分になる。
ERL の乗客数は2012年が530万人の見込みです。KLIA2まで延長されると、「乗客が40%増えるだろう」 と最高経営責任者は期待している。

KLIA2 のオープンは2013年5月
現在建設中の新しい低コスト航空会社用ターミナルKLIA2 は、2013年5月1日にオープンの予定です。
マレーシア空港持ち株会社の建設面を担当する幹部は言う、「KLIA2の運営1年目は2千万人の利用者を期待している。」 「現在のLCCターミナルを利用している低コスト航空会社全て KLIA2を利用する事が期待されます。加えて Firefly と Malindo Airも KLIA2を利用するでしょう」 「我々は引き続き 1つ2つの問題をエアアジア (AirAsia)と話し合っている。」

「 総工費RM 40億のKLIA2は現時点で70%の建築進捗率です。スカイブリッジが出来上がったのでこれは大きな節目です。」 スカイブリッジはアジアでは初めて作られたとのことで、長さ300メートルのブリッジが乗客ターミナルビルとサテライトビルをつなぎます。 KLIA2は世界最大の低コスト航空専用ターミナルとして建築されており、年間4500万人の利用者能力を持ちます。


2012年2月7日の新聞の記事から

マレーシア空港持ち株会社は建設中の空港 KLIA2 に関して、今年7月までには225のテナント区画をそれぞれの営業許可取得者に決定するとのことです。現時点での)KLIA2のオープンは 2013年4月の予定となっています。

空港持ち株会社の幹部が説明するところでは、KLIA2内のゾーン毎にテナント賃貸の入札を行っていき、最終的に7月までに入札の結果を出します。「500業者ほどが入札の意向を示している。」 テナント用の225区画の内、118区画は小売業種用、81区画が飲食業用、26区画がサービス業用です。「入札は公開で透明度の高いあり方で行います。」

空港持ち株会社はすでにホームページを立ち上げて(www.klia2retail.com.my)、テナント区画でビジネスをしようとする業者のために情報を提供しています。
空港持ち株会社はまた、KLIA2 の対面に建てる(ランドサイド部分である)ショッピングセンターの詳細に関してもプランを立てています、このショッピングセンターは免税品販売の場にはなりません。
空港は一般に航空利用客専用の建物区域と、利用客以外でも立ち入ることのできるランドサイド建物区域に分かれます。
「KLIA2 はこの両方の区域でショッピングセンターを擁することになる」 「KLIA2は商業ベースの空港です。」

2011年11月30日の新聞の記事から 

(低コスト空港ターミナルという概念の下で)クアラルンプール国際空港(KLIA)の隣に現在建設中のKLIA2 は、その工費が当初計画の倍ほどである、RM 36億から39億になりそうです。(当初計画では3千万人だったが) 年間4500万人の利用者扱い能力を持つことになるKLIA2 はマレーシア空港持ち株会社が建築施主です。空港持ち株会社の社長によれば、(当初計画より遅れて)2013年4月に一般オープンする予定です。

2011年8月中旬の新聞から 

【建設中の新KLIA低コストターミナル完成が遅れる可能性もある】
クアラルンプール国際空港KLIA の新しい格安航空専用のターミナル、KLIA 2 という呼称、はこれまでに40%ほどできあがりました(2011年8月時点)。完成すればアジア最大の低コストターミナルになります。 当初見込まれた竣工時期は2012年4月でしたが、現在では2010年10月が予定されています。しかしこれに対しても疑念がおきています。予定を達成するには施主のマレーシア空港持ち株会社はあと20ヶ月で完成させねばなりません。

KLIA2の当初の建設見込み額はRM 20億でしたが、RM 30億にも膨れ上がる可能性があります、それは建設計画が変更されて、空港自体が当初の計画よりかなり大きくなったからです。KLIA2は年間旅客取り扱い数で3000万人まで扱えることになります。現在のKLIAは2500万人なので、KLIA2はKLIAを上回る能力ということです。

209年11月18日の新聞記事から 

国会で運輸副大臣が答弁したところでは、「 KLIA(空港)の格安航空専用ターミナルの新築プロジェクトは、現在多少予定より遅れている、18日ほどです。しかし我々はまだ設計段階であり、進捗度は 13.5%です。 工費RM 20億をかける新格安航空用ターミナルの完成は2011年末です。そのターミナルの能力は年間3000万人の利用者を扱えます。」 「 AirAsia の乗客数は2015年までには年間1500万に達すると予想されています。 新格安ターミナル工事に加えて、滑走路建設、駐機場の拡張、管制塔の建設、 さらにホテルや小売店舗などの施設も加わります。」
この格安航空専用ターミナルの新築プロジェクトでは、メインターミナルとの連絡手段として現在の空港電車ERL を2km延長することになります。

KLIA2 の建設写真
5階出発階の一番はずれから2012年8月に撮ったのが下左写真です。空港敷地の向こうに工事現場が見えるのが建設中のKLIA2です。下右写真はLCCターミナルから2011年11月に撮ったもの、機体の背後にKLIA2の建設現場がうっすらと見えます。



KLIA2 の建設図面を写したのが下左写真です。 KLIA のメインターミナルの中心からKLIA2 のメインターターミナル中心まで約2kmです。その間をつなぐのが、図面で縦の赤い線となっている空港鉄道の延長区間です。



2012年3月9日最新更新


付録 KLIAのターミナル内部写真 −2011年8月撮影

税関審査が終わって3階の到着ゲートを出たところ、つまり到着階のロビーに出た場所です。左右の写真で1組になります。現在はこのように囲いが設けられました。

 

国内線到着出口の正面に空港タクシー・バンのチケット販売所(写真下左)があります、その斜め前にコンビニがあります(写真右)。

      

上のクーポン売り場で買った空港タクシー・バン(Airpor Limo) の乗り場写真です。

  

下左の写真は5階出発階にある銀行の外貨両替所、下右写真は3階到着階にある銀行の両替所です。

  

下は空港電車ERLのEkspresのプラットフォーム直通のエレベータ乗り場(この1枚だけ2003年撮影)

  

メインターミナルから2階の渡り廊下で渡った駐車場ビルの地上階にあるのが空港バスターミナルです、ここから各地へのバスが発着している。下左がその切符販売窓口です。Aiport Liner は乗り合いバスです。ダブルデッカーバスもこのバス発着場を利用するようになった。これら4枚の写真は全て2015年8月撮影です。

      

  


下左写真は 2階にあるフードコートです、中はゆったりしてます。下右写真は5階出発階にあるセルフチェックイン機です。

  

メインターミナル到着階にある荷物一時預かり所の写真(2014年1月撮影)


以下の写真は2002年4月、2004年7月に撮ったものです。
下左がERL電車の走行風景、下中がその2人掛け座席の様子です。

    

下のERL電車内の写真中トイレ内部2枚 は、読者の真弓さん提供のものです。(2002年5月)

   



旧情報

AirAsiaグループがその全便を発着させる、格安航空専用ターミナル( LCC Terminal と呼ぶ)は2006年3月24日に全面オープンしました。
LCCターミナルは別途頻繁に更新しています。また建設中のKLIA2 の情報も揃っています。それぞれ最新更新日が違います。
格安航空専用ターミナル (LCCT)の過去情報は、この部分をクリックしてください