マレーシア ツーリズム センター(略称MTC)


KLCCからAmpang通りを中心部に向かって、つまり日航ホテルとは反対方向、5,6分歩くと左側に瀟洒なコロニアル造りの建物(複数)があります。広大な敷地にゆったりと建てられたこの場所をマレーシア ツーリズム センターMTC と呼び、一般観光客向けとして、文化・芸術・観光省管轄である公的な観光情報提供兼芸能紹介施設です。尚以前はMalaysian Tourism Information Coplexという名前でした。
住所:109 Jalan Ampamg , Kuala Lumpur. 斜め対面に Hotel Maya がある。 年中無休 8時から22時 カウンター電話:03-92354900、92354848
交通:モノレールはBukit Nanas駅、高架電車Putralineは DangWangi駅、で下車が徒歩数分の距離です。

さてマレーシア ツーリズム センターMTCは何ヶ月間もに渡って改造美化工事をしていたましたが、2001年10月後半に終りました。筆者が訪れてその変わり具合を実感してきました。敷地内には、新しく高級なSalmomレストランビルがオープンしました。このレストランは室内舞台付きの屋内部門だけでなくパブ式の屋外レストラン部も併設しており、MTCの敷地の大きな割合を占めています。下左の写真はMTCの外観、下右写真は入り口に横に設けられている新MTCロゴ入りの記念碑。

   

さてMTC建物内は以前と比べて、すっかり一新しました。情報カウンターのあるメインフロアには観光省のサイトをインターネットできるように、パソコン7,8台が設置してあります。情報カウンターではいろんな質問に答えてくれるでしょう。右の写真。

注:ただし私のこれまでの経験からいって、こういう場で働いている女性と男性たちは自分で国内をあちこちふらふらと歩く旅をしたことがない、しようとしないタイプばかりなので、定食的答しか返ってきません。例えば、マレー女性係員にダイビングの情報を尋ねても無駄だということですね。こういう点を承知しておればそれなりに役立つと思います。

情報カウンターの隣はTicketing & Reservation カウンターです。飛行機の予約するとのこと、バスと鉄道は扱わないとの説明でした。奥の部屋にホテルや国内パッケージ旅行を扱う旅行代理店が入居しています。観光省翼下の民間会社とのこと。

観光省発行の各地のパンフレットや催し物案内のパンフレットがふんだんにおいてありますし、クッションの良いイスも置いてありますので、MTCを訪れて見るのもいいでしょう、。尚今回の改造によってトイレがたいへんきれいになりました。
以前この建物内には、タマンヌガラのロッジ経営会社のカウンターがあったのですが、現在はありません。

別棟には警察詰め所、バスカウンターもある

本建物に隣接した別建物では、土産物、ハンディクラフト店、マレーブティックのテナントが何回も入れ替わりました。2008年後半から営業しているテナント: 手工芸品のKaryaneka、チョコレート販売の Cocoa Boutique.    あまり人気ないラジオ局 Traxx FM のサテライトスタジオも併設されています
さらにツーリスト警察の詰め所と、銀行の現金引き出し機も1台あります。2002年初め頃から長距離バスTransnasionalの豪華バス(Excecutive Coach) の発着が行われていたが、2008年後半に停止された。KL Hopin バス切符販売デスクもあります。

  

建物内に小さな劇場、 屋外に階段式のミニ円形劇場(amphithater)があり、それぞれで時期を定めて、観光省の主催する様様な民族芸能や劇が上演されます。無料の芸能もあれば有料の芸能もあります。催しは常時開催されているわけではありません。上の2枚の写真は、マレー民族芸能であるDikir Baratがこのミニ円形劇場(amphithater)で演じられていたものを写したものです。

上とは別の屋内講堂では、毎週火木土日曜に3時から3時45分まで、マレーシアの伝統ダンスの観光者向けショーが行われています。入場料はRM 5です。マレーシアの伝統ダンスと音楽を紹介

MTC敷地内にはTop Spinning Arena というマレー駒回し競技場があります(下左の写真)。下右の写真に示した駒をマレーシア語でGasingと呼びます。この駒競技場で、MTCの改装と新ロゴ発表を記念した催しがいくつか行われました。それが上記のDikir Baratであり、このGasing競技会です。各州からやってきたチームの大会で、各4人からなる2チームが競技場に入って競います。

  

Gasingは単に回すだけでなく、相手の駒にぶつけてその相手チームの駒の回転を止めるように競います。競技者がその駒を思いきり相手チームの駒にぶつけるさい、両方の駒は結構飛ぶので、安全のためでしょう、競技場は金網に囲まれています(下左の写真)。下右の写真に示したように、白く囲った円形内に最初のチームが駒を回しておき、相手チームがこの駒めがけて、自分たちの駒をぶつけるという仕組みです。競技の規則はこんな簡単ではないですが審判も2人競技場内にいます。尚競技場内の地面は土です。

  

2001年10月28日掲載、2009年1月最終更新