エコノミーホテルの概説と探し方


クアラルンプールは大都市ですから、豪華5星ホテルから昔ながらの安宿である旅社、マレーシア語でRumah Tumpaganという、まで選択は豊富です。5星、4星の素敵なホテルはゴールデントライアングルと呼ばれる市中心街に多いですが、エコノミーホテルはその内側にもその外側にもたくさんあります。

エコノミークラスホテルの定義

古くて決してきれいとはいえない旅社タイプは、おそらくほとんどの自由旅行者の宿泊候補から外れることと思いますので、エコノミークラス、便宜的にこう呼んでおきます、のホテルに対象を絞ります。現在のクアラルンプールのみならずマレーシアでの宿泊代相場から考えると、エコノミークラスのホテルは税サービス込み料金で RM100未満、といってもまず間違いではないと思います。

ですからこのサイトではこの料金を目安にしております。ホテルによっては、この料金内で朝食付きのサービスをしている所もあります。気を付けていただきたいのは、ホテルのパンフレットに公表してある料金と実施料金に大きな隔たりがあることです。どのホテルも例外なく公表料金より下げており、別紙にその時点の価格を刷ってパンフレットにはさんでいる場合や、ホテルの外壁に宿泊料金を知らせる垂れ幕を掲げているホテルもいくつかあります。

さてクアラルンプールで自由旅行者がエコノミーな価格のホテルを探す場合、次の4つの地域をおすすめします。チャイナタウン、ブキットビンタン街、マスジットインディア街、チョーキット界隈です。尚この1年以内に建てられたホテルも結構ありますから、皆さんお持ちのガイドブックに載っていないホテルも当然あります。
以下にそれぞれ簡単にコメントしておきましょう。

チャイナタウン

昔から自由旅行者に知られており且つ人気あるのがチャイナタウンです。ここへ行けば中級ホテルからエコノミーホテル、バックパッカー用のホステルがいくつかあります。ここ数年新しく改装した安ホテルが増え、かっての旅社タイプは相当消えてしまいました。ここにも時代の流れありです。チャイナタウンは今やインターネットカフェもあるちょっとモダンな街なのです。(地図と写真を別項目で紹介しています)

ブキットビンタン街

有名なブキットビンタイ街、クアラルンプール一の買い物行楽中心街ですから迷うことなく行けます、Lot10ショッピングセンター、その中にIsetanデパートあり、のある交差点から老舗のFederal Hotelのある方向のブキットビンタン通りにはいくつかのエコノミーホテルが建っています。この数年のホテルブームのおかげで、新築・改装したエコノミーホテルが結構あるのです。この裏通りにあたるアロー通りにも新しいエコノミーホテルが数軒あります。(地図と写真を別項目で紹介しています)

マスジットインディア街

次は、あまり白人や日本人旅行客がうろつかないけどエコノミーホテルが多い地区についてです。独立広場から主要道であるトァンクアブドゥルラーマン通りを車の流れと逆に入ります。この通りのSogoデパート付近にも、ここ数年内にできたエコノミーホテルが数軒建っています。それよりももっとエコノミーホテルがあるのは、この通りの裏通りにあたるマスジットインディア通りです。その名の通りインド人街でもあります。昔からのエコノミーホテルに混じって、この1年以内に建った新しいエコノミーホテルも数軒あります。

チョーキット界隈

さてチャイナタウンと並ぶ伝統的に安宿の多い地区はチョーキット界隈です。エコノミーホテルと安宿の数から言えば間違いなくこのチョーキット地区が一番多いのです。トァンクアブドゥルラーマン通りをそのままずっと進めばこの当たりに到着します。チョーキット通りはごく短い1本の通りですが、チョーキットというとこのあたり一帯のマレー・インドネシア人街を総称していうのです。

つい数年まであった売春宿から旅社、エコノミーホテルそして中級ホテルまで数と選択はたいへん多いのです。この地区を30分ほど歩けば混んでる時期でもきっと宿は見つかりますよ。猥雑さで知られているこの地区にもこの数年のホテルブームで安宿が新築改装して、エコノミーホテルの数が増えました。

猥雑さとちょっとガラの悪さから白人と日本人旅行者はほとんどこの当たりに宿を取りませんが、食と住と買い物の便利さはチャイナタウンに決してひけをとりません、ただしマレー・インドネシア街ですから雰囲気はぐっと違いますが。私はその昔その当たりに長居したので、その猥雑さにもかかわらず今でも好きな地区です。(地図と写真を別項目で紹介しています)

注意:今でも街娼がいますし、麻薬の常習者もいます。夜暗い裏道を歩かないように。

上記の地区へ行って30分から小1時間も歩けば、ガイドブックなしでも充分あなたの気に入った宿は見つかります。たまにはガイドブックなしで宿探ししてみるのもいいものですよ。

98年11月29日掲載