クランタン州の海岸(Pantai)を訪れる


クランタン州は工業地帯や油田産出地方から遠く離れた東海岸の最北部ですから、きれいな海岸で知られています。その中から筆者の訪れた海岸を抜き出します。尚Pantai (パンタイと発音)は海岸という意味のマレーシア語です。

Pantai Cahaya Bulan (PCB) チャハヤプラン海岸

月の光の浜辺という意味で、かつてはPantai Cinta Berahi と呼ばれていた。通称PCB と頭文字で呼ばれるようだ。
クランタン州で一番有名で、且つ最も観光・商業化された海岸と思われる。といってもそこはクランタン州、豪華リゾートが並ぶ、モーターボートが海岸を走り回るなんてことはない。10数軒の休憩所兼飲食店が浜辺に並んでいる。金曜日と祝日は多くの人でにぎわうそうだが、平日はごらんのとおりの静かな海岸である。(下2枚の写真)
砂浜はちょと赤っぽい砂で、見とおしの良い砂浜が数キロ続く。評判通り確かに浜辺はきれいで上等である。のんびりと茶店のテントの下でコーラでも飲みながら、さえぎるもののない前方の大海を眺めているのもいいだろう。

  

浜辺の1当地に面して、豪華ではないが高級なリゾートが1軒だけある。クランタン州しにせのリゾートという Resort PCB: Tel 09-7742020です。シャレーだけでなくホテル形式の部屋もあり。

ゲストハウスは、浜辺jから離れて何軒かが存在する。いずれも道路際に立てカンバンなり、小さなショップ街の壁に目立つように宣伝しているので、簡単に見つかる。また海岸近くの道路際の店にはバティックショップが散らばっている。その数結構あるので行楽客が数多くやって来る事を推測させる。下左の写真は浜辺でたたずむマレーカップルの姿、彼らは間違っても水着姿で泳ぐ事はない。

行き方
PCB方面へ行くバスは、中心部にあるバスターミナルとその付近から発着しないので注意。
コタバル市内のJalan Tengku Seri Akar通りにある、SKMKバスの小さな発着所から出発するミニバスの10番に乗って40分ほどで到着、運賃90セント。この発着場所はものすごくわかりにくく、簡単な地図には通り名さえ載っていない。Royal Museum(Istana Batu)のすぐ近くだが、見つけるのは難しい。そこで手工芸品などの店の入居しているBuluh Kubu Bazarビルと中央市場との間にある道路 Jalan Dato' Patiで待つのがいいだろう、ただしバス停の標識はない。本数は1時間に3、4本あるようなので、20分くらい待つ覚悟でよい。

  

Pantai Sabak サバ海岸

クランタン州のきれいな海岸として観光省のパンフレットで紹介されているが、何の変哲もない海岸だ。バスに乗って村に入ると、上右の写真に示したように、浜辺に面した集落が目に入る。終点でバス降り浜辺を歩いてみる、ヤシの木が不ぞろいに並ぶ白い砂浜はきれいであり、自然な浜辺の姿が残っている(下左の写真)。この村は小さな漁村でもあるようだ、全く観光化されておらず、宿泊施設は言うまでもなく浜に茶店類は全くない。おかげで村人たちの自然な日常姿が見られる。下右の写真は小学校が終って帰宅途中の生徒が、飲食物を買いに大衆食堂に寄ったところを撮ったものです。

  

行き方
市内中心部の近郊バス発着所から出発するKampung Sabakサバ村行きのSKMKバス、8番又は9番で40分ほど、運賃RM1。尚9番は空港にも寄る。

2001年10月20日掲載