マレーシアでの魚釣り

私は、魚釣りに関しては全くのビギナーですが、経験した範囲の事をお話しします。

〔淡水:池釣り編〕

日本では一般的な「鮒釣り」をした事が有りません。鮒・鯉は基本的に住んでいないようです。
マレーシアでは、池や川ではティラピアが最も一般的な魚で、何処でも釣れます。仕掛けに関して
は、何も特別なことは有りません。通常の浮き釣りで十分です。針の大きさ, 道糸・ハリスの大き
さなど、気にする事は有りません。

ただ、餌はミミズが一番。魚さえいれば、入れ食い状態です。私は、日本から持参した渓流用竿に
へら鮒用浮きをつけ、十分楽しみました。またこれならば、4〜5歳程度の女の子でも楽しむ事が
出来ました。その女の子は今では大の「釣りキチ」です。大きさも5cm程度から20cm程度まで
様々で、食べても十分美味しいそうです。大きなものは40cm位になり、ファイトもなかなかの物
だそうですが、残念ながら私は未だヒットしていません。

また当地では、イカン・パティンという、日本の鯰の頭の部分を少し長めにし、体高が高く、色を
黒ではなく灰色(銀色)にしたものが釣れ、大きなものでは60cm以上になります。これが非常に
美味しく、高級レストランで100g:9リンギットで売っているのを見た事があります。60cmクラ
スでは2〜3kg有るでしょうから、売ればその釣りの費用は完璧にカバー出来るでしょう。そし
てこの魚は決して特別の場所に居るわけではなく、普通の場所の普通の池に居ますから誰でも一度
は釣ることが出来るでしょう。

この他、池・川では、鯰(日本の鯰の色を灰色にしたような魚。形は同じ),グラミー(日本では
熱帯魚屋で見られます。)、スネークヘッド(所謂「雷魚」です。)等も釣れます。
また特殊な例として、CAMERON HIGHLANDS の池では鯉が釣れるそうで、これはいつの日か挑戦した
い魚です。また東マレーシアのキナバル山に有る川で渓流釣りをするのも、私の夢の一つになって
います。

〔海釣り編〕

私が今最も頻繁に行っているのが海釣りですが、船釣りは余りしません。専ら島釣りです。
これらの島へは、夕方に近くの漁師さんに頼んで島まで釣れていってもらい、翌日朝連れて帰って
貰うのが普通ですが、この漁師さん次第で結果は異なってきます。

料金は、場所によってかなり幅が有りますが、単に島への送り迎えだと100 〜200 リンギット 位で一晩
船で夜釣りをすると200 〜400 リンギット 位です。前回行った船釣りでは、始めて頼んだ漁師さんで、
一晩の夜釣り(船釣り)で400リンギットも取られましたが、結果は15cm位のスナッパー(鯛の仲間)
が1匹だけという散々足る結果でした。後になって、この漁師さんは、魚が居ないのを知って居な
がらそこへ連れていった様で、あわや皆と喧嘩になるところでした。 船を頼む場合は漁師にご用
心。始めての場合は、その土地の様子を良く知っている人に同行して貰うか、紹介して貰うのが一
番良いでしょう。

半島の岸からの投げ釣りでは、主にシー・キャット(海ナマズ),キス,イシモチ,ヤッコ様の魚
が一般的に釣れ、一番多いのはナマズでしょう。マレーシアの海岸は砂浜が多く、またその内の大
部分が泥状であるため、ナマズが一番多く住んでいるようです。船で30分も沖に出ると、ある地
点で海の色が茶色から淡い緑色に変わるのがハッキリと見られます。この当たりまで来ると水深も
10m近くになっており、各種多様な魚が釣れる様です。勿論、水深が深ければ大きな魚が釣れる
訳で、数kg以上の大物には最低40m位の水深が必要な様です。

餌は一般的に言って、エビ,イカ,魚の切り身,ゴカイで、ゴカイ以外は簡単に入手できます。
勿論、ゴカイも買うことが出来ますが、簡単に・・・という訳にはいかない様です。またイカに
ついては、夜の船釣りをするならば事前に購入する必要は有りません。船に付いている集魚灯の明
かりに5cm位の可愛いイカが集まってきますので、それを網ですくい上げ、1匹掛けにすれば、大
物釣り用の恰好の餌になります。この事は勿論漁師さんは知っていますので、船の夜釣りに出る場
合は、念のために事前に聞いておいても良いでしょう。 針は2/0 〜6/0(日本のどれに当たるのか
は判りませんが、非常に大きな物です。) 、ハリス・道糸は最大40ポンド位です。重りはNo 6〜
No 8位で、通常は十分。これで15kg位の魚まで十分に釣れるそうですが、基本的に日本で考える様
な「魚に見えない様に小さな針, 細い糸を使う」事は余り必要無いようです。当地では、魚も細か
い事は気にしない様で・・・

私が住んでいる西海岸では10kgの「クエ」、東海岸または東マレーシアでは夢の魚「マリーン」を
ヒットすることが当面の目標です。

<お知らせ> この「マレーシアでの魚釣り」の本文は、釣りの好きな友人の田中さんに書いて
もらいました。96年