インスタント食品・飲物

インスタント食品・飲物はマレーシアでももちろん普及しております。スパーマーケットにはいろんな種類の食品が棚に並んでいます

インスタント麺

なかでもインスタントヌードルの代名詞であるMaggi麺は市場の半分を抑えているとか。日本のメーカーも健闘していてMyojo のインスタントラーメンが並んでいます。もちろん味はマレーシア風ですし、日本のインスタントラーメンほど作り方にこっていません。

maggiMaggi麺だけでなくインスタント麺はスープ麺タイプと炒め麺タイプの2種類あり、マレーシア語でそれぞれ Maggi Mi Supと Maggi Mi Goreng となります。味付けはチキン味とかベジタブル味とかカレー味とかラクサ味などそれぞれのスープが添付されているだけで麺自体に変わりはありません。

日本にないタイプとしてはベジテリアン風味(素食麺と印刷されている)が結構人気あることです。その他麺の種類にはビーフン(米粉)もあります。一般に5袋入りでまとめて売られており、麺によって違いはありますが、(5袋で)RM2.5からRM3.0ぐらいです

インスタントヌードル市場はトムヤムスープ麺に代表されるタイ製品が結構輸入されています。値段も地元製品と変わらずほとんど変わりません。その他数は少ないですけどインドネシア製とか台湾製品も並んでいます。カップにお湯をそそぐタイプのインスタント麺もありますが、値段が高いのでそれほど売れているようにはみ得ません。

さてインスタントヌードルで面白いのは、それがマレー又はインド大衆レストランや屋台でそのメニューに入っていることです。つまり普通の製麺のほかにインスタント麺、そのほとんどは上記のMaggi麺を使います、を使用して
普通に調理して供することです。

ですからマレー又はインド大衆レストランや屋台なら必ずあるMee Gorengも インスタント麺を使う場合はMaggi Mee Gorengと注文します。スープタイプなら Maggi Mee Supと呼びます。値段は製麺タイプのそれよりも多少安井だけです。不思議なことに家で自分でMaggi Mee Supを作るよりおいしいのです。ラーメンについているスープ以外に多少調味料を使い、また炒め方もなべが大きいからかなと想像します。

注: Mi はMeeともよく綴られている。またインスタント麺を調理メニューに入れている店・屋台はスマトラ(インドネシア)でもある。

98年7月記

2002年9月2日の新聞にインスタント麺の記事がありましたので、訳して抄録しておきます。
以下記事より
国内のインスタント麺でダントツのシェアNo1はNestle社でそのブランド名がMaggi ですが、最初に生産発売したのが1969年です。72年に現在のMaggiブランド名にしました。同社の東南アジア地区責任者は語る、「カレー味麺が依然として一番好まれ、次いでチキン味、アッサムラクサ味、今ではトムヤムスープ味が加わりました。」 「値段は1袋60セントというたいへん親しみやすい価格です。」 「業界のインスタント麺は大きく2種類に分かれ、スープタイプとGoreng(炒める)タイプです。当社は8種のスープ味を発売しています」

「民族によって好みが違います。例えば華人は麺のかみぐちにこだわります。半島部の北部ではちょっと上級な種類が人気を呼んでいます。わが社はビーフンとクワイティオウ麺は発売していません、あまり需要がないからです。もっと健康的である麺を揚げないタイプのインスタント麺を発売してくれという消費者もいますが、マレーシアではうまくいかないでしょう。」 と語る

Nestle社は毎日100万食を生産して、そのいくらかを中東にも輸出しています。マレーシア市場で第2番目のシェアは、Cintai ブランドで、次いでMamee ブランドです。マレーシア全体で40種ほどのブランドが売られています。輸入ブランド麺では、日本のNissin, Myojo,韓国のNongShimとSamyang、タイのZowZowとMama、インドネシアのIndomeeなどです。タイとインドネシア製麺はマレーシア麺と似ていますが、ややこぶりです。日本製は肉やマッシュルームなどが真空パック包装されています。これらの海外麺は1個RM3から中にはRM10というのもあります。
以上記事から

インスタント麺は毎週少なくとも1、2回は食べている筆者にもたいへん身近な食物ですからちょっと付け加えて書いておきましょう。マレーシアのインスタント麺の種類は日本のそれに比べれば極めて単純で且つ低価格です。通常スーパーでは5袋まとめて販売されており、5個でRM2.5からRM3.0ぐらいですから、単純麺なのは想像できますね。麺のタイプは通常の揚げた麺が多数を占め多少ビーフンとクワイティオウがあるぐらいで、通常の麺はどれもほとんど同じで、スープ味が違う程度です。カレー味が好まれるのはマレーシアらしいところで、どれも相当辛口です。醤油味も味噌味も地元麺にはありません。値段が極安なので、日本のようなノンフライ麺とか野菜や肉やてんぷらなどの付属物を真空パックしたタイプはゼロ、スープも単純な粉末スープ袋だけで、まれに乾燥野菜の小袋がついている麺もあります。要するにマレーシアのインスタント麺は極安さに重きが置かれており、バラエティーさとインスタント麺としての豪華さは全く追求されていません。

マレーシアのインスタント麺は上記でもわかるようにMaggiブランドが圧倒的シェアを誇り、そのため屋台と大衆食堂でインスタント麺を注文する時、その名つまりMaggiスープ又は Maggiゴレンと注文します。調理法は特に変わりません、多少の野菜と卵などを加えて供するだけです。

外国ブランドのインスタント麺の内、タイとインネシア製はマレーシア製とほとんど変わらない値段ですから、大抵のスーパーにも多少は並べてあるでしょう。筆者は買ったことはありませんが、日本製のインスタント麺はどれも値段が高い、最低1個RM3ぐらいはしますから、やはり都会のちょっと高級風なスーパーでないと並べてありませんね。ただMyojoのように地元製のインスタント麺の場合、普通のスーパーの棚にも他の麺と同じ価格帯で並べてあります(だから筆者はMyojoを時々買います)

マレーシア製麺ブランドのMaggiも Cintaiも、麺が日本製よりやや固いとの食印象を筆者は持っています。値段から考えて、スープ味は取り立て美味しいとも反対にまずいとも思いません、 だから何年も筆者は野菜や卵など一切加えずに何年も食べ続けているのです(栄養にならないですね)。

2002年9月3日掲載


その他

お土産にお勧めなのは、パック入りの肉骨茶(パクテーと発音)ではないでしょうか、このマレーシア産の福建料理ならユニークさがでますよ。
本物の肉骨茶を作るのは、料理自慢でも材料集めが不可能でしょうから、無理でしょう。ですからこのパック、恐らく空港のお土産店でも売られてるはずです、なら手軽に肉骨茶が味わえると思います。すみません、筆者は料理したことないので味の評価はできません。

 boh teh 

もっと安くて簡単なお土産、それならインスタントTeh Tarikですか。一人前づつの小袋が20袋入り、または30袋入りでRM10もしません。本物のTeh Tarik は練乳を使ってティーとよく混ぜるなど、味と雰囲気はもちろんかないませんが、マレーシア産の茶を使ったミルクティーを手軽に味わえます。
98年7月記

日本の100円ショップで、マレーシア食品会社である HwaTai 製のビスケット”Marie”が売られているそうです(上左の写真)。Marie は「森永製菓のマリービスケットの完全コピーです」と読者が訴えていますので、ここに載せておきます。私がいつも買ってるビスケット2種もそれに加えておきます。

2004年2月27日