1999年
お断り: 27日から9月初めまでマレーシアを留守にしましたので、記事の掲載は出来ませんでした。

8月26日
景気後退期は終わった

中央銀行のBank Negaraがマレーシアの景気後退は終わった、と発表しました。これは第二四半期の国内総生産の伸びが4.1%を示したことを受けたからです。この結果今年の上半期の成長は1.4%になります。

「この数字は信頼が戻ったことを示している、産業界も生産を伸ばしている。これは金融界がよくなっとことと通貨管理導入したことによる安定を示しています。」と総裁です。「政府はリンギットを3.8米ドルに固定している方針を変えるつもりはありません。これはちょうどいいレベルですから。」

9月1日に外国資金がマレーシアから(ある程度)引きあげる可能性について、「なぜ多くの資本が出て行くかの理由を見出せない。経済は好調だし、彼ら外国資本がここで利益を上げるチャンスがあるのです。」

マレーシアにもある交通違反ポイント制

今年上半期に交通違反を重ねて、ポイントが15点に達したドライバーが85000人ほどいます。これはマレーシアの交通違反ポイント制Kejaraシステムでは、免許停止に値する点数です。一番多い違反は、法規違反、次いで自動車のコントロールを失った、3番目がスピード違反だそうです。

これを発表した道路交通局によれば、昨年は198000人が15点に達しました。

ある有名前国会議員の出獄

第一野党DAPの幹部で前国会議員が、1年の刑期を終えてマラッカ刑務所を出獄しました。この(有名な)前国会議員は、マラッカ前州首相の未成年者との性的交際に関して偽のニュースを広めたということで、起訴されて昨年有罪になり、受刑していました。これによって国会議員の資格を剥奪されたわけです。

(こういう裁判は不当だとDAPはずっと訴えていました)父親のDAP書記長を始め各野党幹部らと支持者2000人あまりが、彼の出獄を盛大に祝いました。


8月25日
小さいタイヤで料金増加させるタクシー

国内の6万人のタクー運転手の15%は道路交通税を更新することができない、なぜなら彼らは規定以下の小さなサイズのタイヤを使用しているか(何か付け加えたりして)車体を変えているからです。これを発表した道路交通局幹部は、こういう変更を加えた車のタクシーは(車体に対してかかる)税金を払えないことになります、と公共の車体検査施設で述べました。

「規定以下のタイヤは料金メーターを早く回転させる、つまり利用者に余計に料金を払わせるのです」 その他小さなハンドル使用や排気パイプの変更は危険であると警告し、「タクシー運転手の中には車体検査の後タイヤを交換するものがいることを知っている。それは罰金対象になります。」

(Intraasia注; こういうあさましい考えの持ち主がどうしてもこう多いのかと悲しくなります。道路交通税を払えないということは自動車保険もかけられないことになりますが、無保険車結構いるのですよ。)

全国女性の日にちなんだ記事

マラヤ大学社会学部の準教授(女性)のことば。「会社の中間管理層には多くの女性がいますが、トップにたどり着くのはまだ簡単ではない。男性社会である国でこれは期待されていることなのです。」

彼女はその著書で、「新経済政策は教育機会を与えることでマレー女性に大きく貢献した。華人女性はといえば、彼女たちは常に都会的で従って教育機会が多い。」

この教授も参加した、”女性”性と健康に関する 7カ国調査を踏まえて彼女はこう語る。「マレー女性は公衆の前では夫に従う役割を受け入れている、しかし家では自分たちの生活をずっと管理している。」「マレー女性はあまり声を高く主張しないし敵愾心を与えるようなことをしない、交渉をするのです。一方華人女性はもっと断固としており要求に声を上げかちである。調査からわかったことだが、華人女性は経済的に力を持っているのでそう振る舞うのです。」

「インド人女性に関しては、まだ男性がより多くをコントロールしているのです。インド人男性は女性に平等機会と自由を与えることにあまり乗り気でない。インド人女性は他民族に比べ、教育と健康に関する知識が低い、とわかった。」 「インド人男性はもっと女性に変化を与える努力を受け入れるべきです。教育が女性にとってその地位を引き上げる道なのです。」」


8月24日
第二四半期のGDP予想以上の伸び

今年第二四半期の国内総生産GDPの伸びは、予想よりずっと高い4%を超えそうです。ちかじか中央銀行が数字を発表しますが、これによってマレーシアの景気停滞期は抜け出したと宣言する見込みです

第一四半期のGDPはマイナス1.3%でした、尚政府が当初予想した99年のGDP成長率は1%です。第二四半期の好成績は、製造業の伸びと輸出の増大、建設産業の縮小が納まりかけていることなどがその原因です。

9月9日9時に結婚を届け出る

華人の間では1999年9月9日は結婚登記に最適と考えられています。(Intraasia注:マレーシアでは結婚登録事務所に届け出る)さらにもっと望ましいのは、登録時間を午前9時45分にすることです。そうすれば”9”が7個並ぶわけです。(Intraasia注:45分を広東語などでは9個字という)

そうすればずっといつまでもという永遠の幸せを意味するのです。(Intraasia注:数字9 はたいへん好まれる数)各結婚登記所の係官はこういう要望にこたえる予定です。ただクアラルンプールのいくつかの登記所によせられる要望の時間にはいろいろあります。当日つまり9月9日の9時9分、9時19分、9時29分などと9時45分です。

なぜならこう考える人もいるからです。1999年9月9日に登録だけでは数字9が5つだから、それでは不十分である。(Intraasia注:5 と9を並べて広東語で発音すると ng gauと言って、不十分なの意の m gauに似ているからです、gau は9のこと) ですから5つの”9” の不十分さをおぎなうために、もっと”9”を増やさなければならないのです。

当日9時45分とか9時ちょうどの結婚登録は長い間の希望が成就する喜ばしいことを示しているそうです。

(Intraasia注:数字にこだわる華人らしい一面です。 自動車のナンバープレートに8888などという数字を選んで、プレート番号を買う人もいます)


8月23日
ある日系企業での労使紛争

マラッカ州にある日系電子企業が4人の従業員を解雇し、組合活動に参加したとの理由で他の従業員へも脅しています、とマレーシア労働組合会議が訴えています。(全国組織である)労働組合会議の議長は、もしこの事態が10日間かかっても解決できなければ、会議は組合員にピケを張るようにとすすめるであろう、と述べました。「我々は通常組合員にピケを張らない様に言い、会社側と交渉しろと勧めている。」「これは我々がこの数年で経験する最初で且つ最悪のケースです。「明らかに反組合態度である、そして産業関係法に違反する。」

この解雇されたは企業内組合の幹部で、解雇前に、勤務時間中に組み合い員申し込み書を配り会合を行ったといわれる行動に答える旨の警告状を渡されたとのこと、しかし4人はこれを否定しています。「会社は8月8日に従業員を集めて、組合を辞めない者は処罰すると脅している。」「組合員は組合を止めたとの書類にサインさせられている。」と解雇された組合委員長です。

最近あった(会社が毎年主催する)従業員への感謝祭りで、ストリップショーを行ったことに、我々が文句を付けたことに会社は怒っているとして、「ショーは私たちの文化に反する、組合員を辱めるものだ。」

(Intraasia注: 何百とある日系企業に関してのニュースはいろいろと新聞に載ります。ただこういうニュースは極めて珍しいですね。その日系企業名は伏せられているし、且つ会社側のコメントは載っていません)

旅行業界のトップが替わってマレーシア旅行業界の方向性に変化?

最近マレーシアの旅行業界及び官界のトップが入れ替わりました。旅行代理店協会の会長、観光振興会の会長そして担当大臣です。業界はこれらを歓迎しているそうです。

ある業界人はいう、これまで官と私的セクターの連絡が足りなかった、観光振興に巨大な金がつぎ込まれたにも関わらず、観光客は増えてない。近隣国家はもっと観光振興努力に励んでいい結果を得ている、と。
つづけてこの人は、「タイはVisit ChiangMaiなどというキャンペーンをしない、すべてのキャンペーンはタイならタイ、シンガポールならシンガポールの旗の下です。でもマレーシアではVisit PerakとかVisit Negri Sembilanなどというキャンペーンをしている。外国人にとってマレーシアはマレーシアです。Perak って別の国かって尋ねてくるのです。」と批判している。

(Intraasia注;この州別キャンペーンはまったく外国人旅行者に有効ではないと思ってました。スランゴール州であれクランタン州であれマレーシアはマレーシアで、これを充分に認識区別できるのはごく一部の旅行者しかいませんからね。どうも売り込み方がへたですね)


8月22日
ロシア航空機製造投資をマレーシアに提案

ロシアのブリヤート共和国を公式訪問中のマハティール首相に対してロシアが、垂直離発着航空機プロジェクトに協力して投資しないかと提案しました。これは、首相がウランウデにあるこの開発工場を見学したさいに、提案されたものです。この、陸と海でも使える垂直離発着航空機は現在軍事用として使われており、これを民間用として開発するのです。
マハティール首相は大きな関心を示したということです。

ペナンで大雨続く

金曜日夜から断続的に降り続いた雨で、ペナンの多くの地域で冠水、浸水を呼び起こしています。ジョージタウンだけでも10道路が冠水しひどい交通渋滞を呼び起こしました。州気象台によれば、この天気はフィリピンから香港に向かう低気圧が呼び起したものとのことです。

サラワクでの熱帯雨林音楽祭

8月28日と29日にサラワク州で行われる熱帯雨林国際音楽祭に、サラワクからの3グループが参加します。サラワク州観光振興会によれば、地元3グループはサラワク伝統音楽に現代楽器をミックスして行うそうです。


8月21日
道路交通局、外国人違反者も追う計画

「シンガポール人とタイ人の(マレーシアでの0交通違反者は簡単に罰を逃れている。」「外国人交通違反者の情報を出入国管理事務所に伝えるシステムを導入することを計画している。」と政府幹部が発表。「そうして取締官を国境検問所に配置して、罰金徴収もできる。」

ムスリム婚姻での新婦への持参金額

イスラム研究と情報センターの見解、ムスリム新郎がムスリム新婦側に与える持参金は新郎側の経済状態に寄るべきだ、そうです。センター幹部は、イスラム教は持参金の額を明示していない、新郎はしかるべき額・贈り物を与えるべきだ、と。「金持ちはそれに見合った贈り物を、貧しいものはできる範囲で。」

これは先日”マレーシアイスラム理解”団体の会長が、金持ちはもっと多くの贈り物をすべきだ、とのべたことに対しての見解です。

センター幹部、「新婦が持参金が少ないといって断るケースがある。最終的には新婦の占有権ではあるが。」またイスラム教の女性NGOであるSister of Islamは、持参金の額は女性側の権利である、と言っています。「ただ両者で交渉すべきです。」

(Intraasia注: イスラム世界の慣習に触れるのはあまり好きではありませんが、女性ムスリム権利にいつも声高いSister of Islamも、持参金が”嫁を買う”という思想に基づいていること見ようとしませんね)


8月20日
マハティール首相の中国訪問

中国との国交開始25周年を記念して訪中しているマハティール首相は、江沢民主席と短い会談をしました。これとは別のフォーラムで演説した首相は、2世紀に向けて両国の関係をより高いレベルで発展させていくよう中国側に提案しました。さらに両国はもっと外向きにならなければならないし両国のプランには他の東アジア諸国の参加もなければならない、と述べました。

中国副首相は、マハティール首相と政府は多くの国際問題で勇敢に正義を求めることをしていると、賞賛しています。「彼は常に発展途上国の利益を訴えています。」

マハティール首相は3日間の中国訪問後、ロシアのシベリアにあるブリヤート共和国訪問を20日から開始します。

シーラマジットのカンバック

15年間歌手シーラマジットはその地位を地元と近隣諸国に刻んできました。録音しtアアルバムは12枚以上で、ヒット曲Memori, legenda, Sinaran, Jentayu などがあります。

3年間の歌手活動の中断を終えて、彼女はステージに戻って、新アルバムKu Mohonの発売もマまぢかです。しかしプロドゥーサーであった夫との離婚裁判の最中です。「今はそれについてなにも話すことありません。皆さんは新聞などでそういうこと何時も読めるでしょ。」 とシーラマジットはインタービューで答えています。彼女は9月に行うコンサートのほうにずっと注意を持っていくのです。

彼女の離婚裁判は芸能界にショックであり、裁判はスムーズにすすんでいません。次から次へといろんな事実が暴露されていくのです。夫が彼女に暴力を働いたとか、彼女に愛人がいたとかと言い合っています。子供の親権についても争っているのです。


8月19日
職場のセクハラ防止基準

今週から施行された、職場におけるセクハラを防ぎ教育する実行基準という倫理が今週から有効になりました。監督官庁の人的資源省が説明しています。規定したセクハラには3種ある、1つは被害者の雇用に直接かかわるもの:上司が部下に昇進、昇給を条件としていやがらせすること、 2つは被害者に性的行動でせまるが職場での利点に結びつかないもの、3つは職場の外で行われるセクハラ:例出張時、集まりの時、さらに電話とか電子メールを用いて嫌がらせする。

女性団体や労働組合は歓迎する一方、「この実行基準は実際に行われるために法としての力を持たなければならない。」「政府がこれに関した法律を立法する又は修正するかまだはっきりしてない。」と法曹家協会の会長です。

下着姿の家宅強盗

クアラルンプール郊外のある住宅街ではたびたびの家宅侵入強盗に悩まされています。さらに住民を困惑させているのは、その強盗団が下着姿だということです。3人組み強盗は下着だけで家に押し入り刃物を振りかざすのです。そして現金や宝石類を奪って逃げます。住民によれば、すでにこの地域で8軒が襲われたそうです。

住民たちは国会議員を伴って昨日記者会見をしてこの強盗団のことを訴えました。ある被害者は、「強盗に襲われてすぐ地域の警察に午後4時半電話したが、誰も電話に出なかった。1時間後に電話したら、警察署に来て報告しろと言われた。警察官が家に来たのは翌日の昼でした。」

不要品を提供して福祉に協力

Salvation Army(救世軍)のThrift 店では不要品を集めて売る運動が人々からたいへんいい反応を得ています。提供された不要品を整備して店で売り、その売り上げをいくつかの福祉施設に寄付する目的です。

受け入れる品物は、家具、冷蔵庫、テレビ、コンピューター、衣料、カメラなどで、6月にこのキャンペーンを発表していらいすでに100件の提供があったそうです。Salvation Armyの店はSentul,Banting、Malakka、Johor Baru,Penagにあります。提供者で品物を引き取って欲しい場合、とりあえず03−5714757に電話してください。


8月18日
18歳以下へのアルコール類の販売禁止する

18歳以下へのアルコール飲料の販売を禁止する、と保健大臣が発表。この規則は即実行されます。「若者はそういう飲物に浸りやすいか毒されやすい。それがさらなる社会悪に寄与する。」

アルコール飲料の製造者は来年1月からその製品表示にマレーシア語でアルコール量を記すことを義務つけられます。また1ヶ月間猶予するが、アルコール飲料と他の飲物を同じ棚に並べてはいけない。「アルコール飲料をプラスチック袋に詰めることも禁止するでしょう。」

保健省は、アルコール中毒が人々に大きな問題になっていると捉えているのでこの厳しい規則になった、と。

(Intraasia注: マレーシアには一般に、酒屋がきわめて限られています。もちろんマレー人居住地区にはありません。スーパーとか食品雑貨店でビールを主体にして売られています。)

医学研究は引き続きTongkat Aliの研究を続ける

医学研究所 IMRは、有名な薬用植物のTongakt Aliを利用して抗マラリア剤に発展させられるか判断するための研究をひき続き進めていくとのこと。IMR長官は、これまでの調査では抗マラリアの効能が、Tongat Aliの茎と葉に見つかった、と述べています。

ただその有効性と副作用を見極めるため更なる研究が必要です。「Tongakt Aliは抗マラリアに使われえる自然薬だ。しかし我々はこれを本当に薬として発展させる価値があるか決定するため、他の要素もよく調べなければならない。」「まだ研究の初期段階です。」

「もしこれを成功裏に薬品に発展させることができれば、国際的にマーケッティングできるだろう。」「韓国がギンスンの輸出でどれほど利益を得ているか我々は知っています。ですからこれには大きな可能性があるのです。」マレーシアは毎年ハーブ薬研究にRM20億費やしているそうです。「しかし薬用植物を現代薬に発展させるのは時間がかかるものです。」

(Intraasia注: Tongkat Aliはマレーシアの伝統的強壮ハーブとして知られています)


8月17日
病院でのボランティア活動

国民大学病院(HUKM)の精神病棟の患者は、毎週水木土曜日を楽しみにしている。というのはSahabat HUKMというボランティアグループが訪れるからです。さらにこのグループは整形外科病棟、外科病棟、小児科病棟などでもおなじみです。かれらは温かい心と微笑みで患者たちと話し遊び読書し時を過ごすのです。

Sahabat HUKM、HUKMの友という意味、会長は、会員は様々な職種からの110人のボランティアからなり、病院の患者のために行動しているのです。「ボランティアは患者に料理、裁縫を教えたり、子供に物を教えたりてます。また何もせず彼らと貴重な時間を共にする人もいます。患者たちは1日病院にいるので退屈してますし、看護婦は仕事で忙しいですから。」

こういうボランティア活動に参加したい方は、Noor Irzam 03-9702281, 又はAbdul Murat 03-9702699さん宛てに連絡をください、とのこと。

身体障害者施設への寄付

身体障害者の家Rumah Amal Chesire Selangor は最近、スランゴール州と首都圏オーキッド協会からRM7000の寄付を受けました。これはオーキッド協会が7月に行った展示会で集めたものです。Rumah Amal Chesire Selangorは1963年に開設され、現在17才から80才までの寄宿者を抱えています。身体障害者に自活できるように援助と訓練を与えているのです。 連絡電話:03-6187118, 6166151 です。

MIMOSへのおめでとう広告から

(マレーシアの2つあるメインプロバイダーの一つ) Jaringの親会社 MIMOSが新j aringインフラストラクチャーを完成させました。長距離インターネットバックボーンの速さは世界最速2.5Gbps です。これをSuper jaringと呼びます。

(Intraasia注; ということだそうです。世界最速ね、 でも電話でのダイヤルアップで2,3回しないとログインしなければならないなど、相変わらず電話線のほうは混んでますけどね)


8月16日
マレーシアの成績は予想以上

ブルネイで行われていた2年に1回開催の大20回東南アジアスポーツ大会SEA Gamesが閉幕しました。この大海でマレーシアが獲得した金メダルはこれまで最高の成績、235個中の57個獲得です。目標は35個でした。水泳、バトミントン、ボーリング、空手、シラット、テコンドーなどで金メダルを獲得しました。

国別メダル獲得最終結果
1位 タイ:金65個、全部で169個、 2位 マレーシア:金57個、全部で144個、 3位インドネシア:金44個、全部で145個、4位シンガポール:金23個、全部で96個、以下フィリピン、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアの順です。

(Intraasia注:メダルの数だけいうのはナンセンスですが、今回の成績を見るとマレーシアはスポーツ面でも東南アジアの上位ですかね?1個もなかったカンボジアはその国情をみると無理もないでしょうね)

あるレイプ事件への判決の例

昨年ランカウイで2人の少女を強姦しそれをビデオテープに収めた35才の男に、普通裁判所が33年の懲役、加えて鞭打ち刑23回の判決をくだしました。これは自分の家で12才の少女に2回、15才の少女に1回乱暴したことに対する刑です。彼だこの行いをビデオテープに収め、それが後日妻の見つかるところとなり、妻が警察に届けたものです。

(Intraasia注:この種の3面記事はよく新聞に載ります。刑罰はこのように大変厳しいのですが、それでも犯罪は減らないようです)


8月15日
後見人法改正をムスリムにも適用してほしい

(未成年者の後見人が最近が最近改正されて母親にも父親と同様の権利を認めることになりましたが、この改正はムスリムには適用されません。ムスリムは国と各州のイスラム法の適用を第一に受けるからです)
国家統一と社会発展省大臣(マレー女性)が、ヌグリスンビラン州とセランゴール州とパハン州とジョーホール州当局はこの改正趣旨をその州の方針に取り入れることに同意したと、述べました。これが実現すれば、この4州のムスリム女性も非ムスリム女性と同じ後見人権をもつことになります。これまでは父親だけが後見人と認められていました。

大臣は例を出して、母子家庭の子供が海外留学したくても、父親を探しだしてこどものパスポート申請に署名してもらうことができないことがある。さらに首相府の大臣に対して、その他の州も同様の行動(趣旨受け入れ)をしてくれるよう申し入れしてくれることを要望しました。

(Intraasia注:この法律改正は非ムスリム、特に女性、からは歓迎されました。これまでの両親間における不平等な権利是正ですから。しかしムスリムには適用されないので、いくつかのムスリム女性団体、例えばSisters-In-Islam などは政府にムスリム女性にも適用を、と要望したそうです。
この件は単なる立法で片付くような問題ではないでしょう。マレーシアのムスリムがどうイスラム法を適用していくかという根幹思想に結びつきますからね。)

Penang Trade Centreのお知らせ広告から

11月18日から12月31日まで行うペナン貿易展示会99 に参加を希望する会社又は個人は申込書を送ってください。申込書はKomtar内の23階PTCC部門で入手できます。
この例年行う展示会では、自社の製品を売りたい、展示したい製造業者を歓迎します。特に下記の産業に関わる会社又は個人を優先する。

電気・電子、 運輸自動車、機械、資源開発、内装デザイン、情報通信、ハンディークラフト、木工品、繊維織物、化学品など


8月14日
大学の寮では他民族と相部屋にする

民族間の交じり合いを高めるため、(公立)大学の寄宿舎では異なった民族のルームメイトを選ぶようにしなさい、と教育省の幹部が述べました。この指令をすでに各大学に伝え、来年から実施しなけらばならないことになります。「各大学はこれをまもなければならない。省はこの実施を監視する。」
「もし今年できなくても来年はこの他民族と相部屋方針を完全実施することを要求する。」

喫煙者数

マレーシア人18歳以上の喫煙者は約160万人と、保健省は見積もっています。人口が2200万人の国です。また(喫煙してはいけない)12才から18才層では17%がタバコを吸っていると見ています。

我々の象を保護しよう

マレーシア象保護活動しているUBATのMr.Razaliは活動をアピールするため、先日野生動物と国立公園庁の協力のもと、象聖域の象2頭をクアラルンプールのGarden International Schoolに連れて行きました。学校は象保護キャンペーンを行い、集めたRM3000を野生動物庁基金に渡しました。

代理でこれを受け取ったRazaliは、「地元企業に何度も基金への寄付をお願いしてきたが、いつも断られる。これまでは主に外国人が保護に手を差し伸べてくれる。」

この8月(衛星テレビの)National Geographic Cahnnelがマレーシアでの象保護移動の模様を放送します。

(Intraasia注:当サイトのアウトドア活動でも紹介してるUBATの象保護活動を伝える記事です。興味あるかたは衛星放送もご覧ください)


8月13日
隠れて行うストリッププログラム

クアラルンプールとペタリンジャヤでは(パブとかクラブでなく)家で人を集めて催し物を行う際、最近ストリップショーをプログラムに入れるケースが増えている。ストリッパーになるのは、男女で、学生、オフィス勤め、旅行中の外国人が多いとのこと。

一般に週末にこのショーは行われ、ストリッパー役にはRM1000支払われる。消息筋によれば、こういったストリップショーは取り締まりを避けるため、2度と同じ場所では行わないとか。女性客は日焼けした筋肉タイプの男を好み、男性客は豊満な女性を好むそうです。しかし肌が薄い色の男性ストリッパー役はRM500しか払われない。

この手の家で行われるショーには規則があって、見るだけでさわらない。でも酒がはいるとそれもいい加減になってしまう。この種の話はすぐ広がり、需要は大きい。そのためこのショーを(秘密に)行うエージェントはストリッパー役をさらに雇っているそうです。

警察はこういうショーのことを知っている人はすぐ通報するように訴えています。

(Intraasia注: 以前はパブとかカラオケとかディスコで店を締め切って小規模ストリップショーを行っているところがあると、伝えられていましたが、最近は普通の家に場所を移したのでしょうか。日本の商業ストリップなどに比べれば全くかわいいものでしょうが、この手の風俗産業は全面禁止のマレーシアですから、多少のことでもものすごく興味をもつ層もあるのでしょう)

大気汚染に関する不公平な報道を撥ねつけていこう

大気汚染指数を一般に広めない様にするのは科学的センスがないと、UKM大学の環境健康部の準教授です。その理由は指数は人々に大気状態をまず理解させるのに役立っているから。「指数は大衆を落ち着かせるためのものです。しかしそれが反対に働いているように見得える。もし我々科学者が大気中にどれぐらい化学物質を含むか発表しても、それは一般にはよくわからない。」

「だから米国は汚染基準指数を考え出した。我々の大気汚染指数はそれに類似しています。これによって一般の人がどれくらい大気がよくなったかを知ることができるのです。それは単なる指数なのです。」

これは技術と環境大臣が先日、大気汚染指数が外国メディアに悪用されているからと、その公表をしないことを指示したことに対するものです。この教授は外国メディアからのHazeに関する不公平な批評に打ち勝つよう、反証をあげていくと言っています。


8月12日
マレーシア人初の単独ヨット世界1周達成

2月初めにランカウイ港を出発した41才のマレーシア元船員が単独ヨット世界1周をはたし、12日夜遅く出発港に戻りました。彼のヨットJalur Gemirang(国旗名と同じ)は出発時のように多くの人、マハティール首相を含む、と地元船・ヨットに出迎えられました。

大喜びで出迎えたマハティール首相はこのヨットマンを褒め称え、「成し遂げたことは驚くべきことだ。彼は非凡な人間だ。彼が我々にわれわれ自身を信じさせたのである。 何かを成し遂げたいと思うマレーシア人は、マレーシア人だってできるんだという精神をAzuhar(ヨットマン)の例に使うことができる。」「 我々はかつて他の国の人たちだけができると思った。しかしマレーシア人が新ルートで世界1周を成し遂げたことを見た。」

ヨットマンはその言葉のなかで、私一人で成し遂げたのではない、この業績はすべてのマレーシア人のものだ、と述べ、「3年前にこれを計画した時資金を求めて走り回った、ヨットを周航させた時と(航行中に)電子メールを受けた時、これはもはや私一人のものでなく全マレーシア人の夢だと認識した。」

感激のシーンの中でAzharは航海に携帯した国旗Jalur Gemirangをマハティール首相に渡すと、首相は公式ヨット世界1周車であるIsuzu車を彼に渡しました。

(Intraasia注: 最初は無寄港単独世界1周でしたが、ヨットが壊れて1回寄港しました、彼は新ルートで世界1周を成し遂げたのです。ヨットでの世界1周はもう西側世界では冒険ニュースにならない出来事ですが、マレーシア人初ということで、各紙とも第一面に大きく写真を載せていました。筆者は以前「今週のマレーシア」で書きました様に、冒険には理解のある人間です。ただこういうことがマレーシア人によって成し遂げられると、マレーシア社会はどういう反応するかという例になりますね。)

餓鬼祭りが始まる

華人が大切に餓鬼祭が始まりました。華人の多い町、街では種種の人形・像が飾られることになります。また食品や祈り用品もこれに加わって飾られます。

(Intraasia注: 華語では鬼節とも書かれ、ですから英語でHungry Ghostと書かれます。この餓鬼祭りは盂蘭盆会の中でどういう位置づけなのか、筆者不勉強で知りません。もう一つの華人社会の風物詩月餅の季節も近づいてきました。街にはその広告が少しずつ増えています)



8月11日
銀行再編成に税優遇の特典

(71社と多すぎる銀行、金融会社を合併させでグループ化させるため)政府は何十億リンギットの税優遇という形で、銀行合併計画を早く進めることを決めました。中央銀既往Bank Negaraは、こういう手段は政府にとって収入減になるが将来の銀行救出の費用はそれ以上のものになるだろう、と。

「銀行合併の重要さを鑑みると、(銀行から)その収入を控えるつもりだ、これは合併の費用を最小限にし、合併後の価値を強めるためである。」例えばOriental銀行を吸収するMulti-Purpose銀行は、50%の税控免除を得ることになります。

一連の銀行再編成計画は政府にRM600億のコストがかかりますが、「将来に渡って政府が銀行を救済していくのは難しい。」 中央銀行は合併する銀行と相談し、例え解雇があっても再雇用を通じてその影響を最小限にする、と。

車奪われるのを拒否して撃ち殺される

クアラルンプールの中国人宗教装飾品店を襲った強盗3人組みが、逃げる際たまたま通りかかった車を奪おうとしたのですが、運転者に拒否されたので、その人を撃ち殺して逃げました。この3人組みは首都圏で悪名高いギャング団と見られています。

この深夜に起こった強盗未遂殺人事件のあらまし:店を襲った時たまたまそこにいた刑事に遭遇し、刑事は3人組みに拳銃を撃ち返したので、犯人2人は負傷したのです、その後まもなくこの2人と見られる怪我人がクアラルンプール病院に送りつけられてきました。2人組みは重態とのこと。また店で犯人に撃たれて店主と刑事の友人が怪我をしました。

(Intraasia注:この1週間に殺人事件を伝える大きな活字が各紙を飾っています。ジョーホール州で警察幹部が殺され、サバで医者らが殺され、また次いでぺラ州で老女が殺されました。そして昨夜の出来事です。以前からですが、犯行の手口は誠に荒い、それに呼応して警察もこういう場合はほとんど犯人射殺にしてしまいます、というよりそうなるのでしょう)


8月10日
リンギットと円の交換率

1リンギットが30.74円になりますから、1万円を交換するとRM325 得るわけです。

ひったくり犯捕まる

クアラルンプールの路上でひったくり犯罪をしていたとみられるグループが警察に捕まりました。通報で一人を逮捕し続いて仲間の3人を逮捕したのです。警察は、彼らはこの2年間ひったくり活動していた、たいへんプロフェッショナルで、彼らの彼女たちでさえその活動に気が付かなかった、と述べてます。バイクに乗って20、30代の女性のバッグをひったくっていたわけです。

バクン水力発電プロジェクトへの憂慮はより深い

サラワク州のバクン水力発電プロジェクトは97年9月に遅らせることが決定され、環境団体などは一次喜びました。しかしそれも長続きしません。ダム建設で影響を受けるであろう原住民の立ち退きを州政府は翻さなかったからです。そして今やまたバクンプロジェクトはその規模を5分の1にして再開されています。

最初の計画2400MW発電が500MWに成り、半島部まで650Kmの海底ケーブルで電力を送電するプランは取り止めです。しかし批判グループは疑問を隠しません。

NGOで組織するバクンをうれう NGO40グループの幹部は、ダム自体を建設することの必要性に疑問を投げかけます。「これが持ち上がった80年代、ぷジェクトの目的はBintulに建設するアルミ工場の電力需要を考えたものだった、90年代は電力を半島部に送ることを考えていた。今海底ケーブル送電計画はなくなった、なぜバクンプロジェクトそのものが必要なのか?」

政府側はサバ州とサラワク州に新たな電力供給が必要だと、しかし批判グループはそれに納得できない。「エネルギー消費産業と汚染産業を作り出してエネルギー需要を作り出してはいけない。こういうエネルギー使用政策は正しくない。」と。

批判グループ幹部は、縮小されたバクンプロジェクトの費用明細を要求しています。一般に公開されている情報はまだ少ないのです。マレーシア全国の電力会社Tenaga nasionalがこのプロジェクトを引っ張っていく、監視していくように指示されている。(以前はサラワク州の大私企業Ekranでした)

(Intraasia注: 外国へ紹介されるサラワクはジャングル、ムル洞窟、多様な先住民族とロングハウスのイメージでしょう。旅行先としてサラワクを売るためには仕方のないことかもしれません。 ただこのプロジェクトのため強制移住された先住民族や巨大なジャングル開発と伐採はなかなか伝えられていないでしょう。マレーシア半島部の新聞の精細な報道はめったにないようです、それに半島部の人たちの興味を引くものでもありませんからね。今回移住させられたKenya族などの現状を見事に示した記事が いくつかThe Starに載りました。全訳するのはたいへんですので、ほんの一部です)


8月9日
オランアスリの土地

長年(マレー半島先住民族)オランアスリは、彼らの土地の所有権をより認めてくれるよう要求してきた。法律は不十分であり、官僚制が足を日っパテいるのです。今日は国際先住民族の日、それに関しての記事です。

最近マレーシア半島オランアスリ協会POASMの年次総会で、経済大臣が、オランアスリの保有地を立法化するのを早めると表明した、しかしPOASMの中には懐疑的且つ様子見のものがいる。というのも何年もの間こういうリップサービスを政治家、官僚から聞いてきたにもかかわらず、さしたる変化はなかったからだ。

各州がその土地に関しては最終的権限を持っているのはヨクシラレタ事実である。 現在、オランアスリが居住している土地の17%のみが保留地として法で保護されている。保留地ではオランアスリは土地代を払う必要はないし、狩猟と耕作する権利がある。

悪いことに先祖代々住み着いた土地に歴史的且つ伝統的つながりを法的に認められてない非常に多くのオランアスリは、一般に州有地と見られる場所に非合法に住んでいる。だからこういう土地から彼らが追われても、州はオランアスリに何ら補償や代替え土地を与える義務はないわけだ。

「現在の原住民法1954年にはあまりにもたくさんの抜け道がある。この法律は原住民を守るよりも政府に都合よくできている。」とオランアスリ協会幹部は言う。この3年だけで、推定3000ヘクタールのオランアスリ保留地が各州によって法の保護を解かれている。

免許なしで事業をしている弁護士100人

今年5月現在、国内で100人以上弁護士が免許なしで活動している、とジョーホールバル住宅購入協会のしらべでわかりました。「この数字はマレーシアの法曹家(弁護士)会議も確認しています。」と協会の会長。

「我々はこの数字を愁う。住宅購入者が法律問題のために頼んだ弁護士が免許なしになるという事態を避けたい。」「またこういう弁護士がチェックもされずに事業を営んでいるということに驚く。」「 屋台商売人が免許なしで商売すれば当局に取りしまわれ罰金を与えられる。しかしこういう違法弁護士が消費者から何千リンギットも金をだますことが許されている。。」


8月8日
リサイクルキャンペーン成功せず

住宅と地方自治体省が奨励した、23の地方自治体でのリサイクリングキャンペーンは失敗であったと担当大臣が述べました。「93年から続けているのはたった10の自治体だけです。残りはとっくに止めてしまった。」

その理由はリサイクルに対する住民の低い意識とリサイクル品の低価格です。省はこのプロジェクトをもう一度再開したいそうで、あたらしい方針を作るのに関係団体の協力を呼びかけました。「地方自治体は様々な方面からの協力が必要、特に住民だ。」

人と金の面で全国的にゴミ収集するのを私的セクターにまかす方針を遅らさざるを得ない、とのこと。このプランは現在ゴミ収集している自治体がコンソーシアムを形成する私的セクターにそれを譲ることになります。

(Intraasia注: 満足にゴミ収集もできないのに、リサイクルなど成功するわけないです。そうしてる元凶は住民のゴミ捨てポイ症候と環境意識の低さですね。)

写真の女性に焦がれてRM6万 騙される

27才の華人デザイナーは女性を紹介すると言う詐欺にあって2年間にRM6万の金と物を騙し取られました。事の始まりは、彼が96年にある女性のいとこと言う女性から電話をもらい、そしてその女性から写真を示されていらい、その写真の女性に夢中になり、電話があるたびに金の催促に応じてきたわけです。彼がその写真の女性に合おうとしても、いつも自称いとこと会うだけでした。

昨年からおかしいことにきずいた彼は、自身の調査の上、警察に被害届と(種種の民間人の問題を扱う)華人政党MCAの問題解決部を訪ねました。この写真に使われた女性はまったくこのことを知らず、中国紙の報道で最近これを知ったのです。昨日MCAの問題解決部の計らいで彼はこの女性とその夫と初めて会ったわけです。

ことはすべて悪い方向になったわけではなく、この女性には良く似た23才の未婚の妹がいるので、「2人を引き合わせることも考えている。」とのことです。


8月7日
ジョーホールバルで就寝中の警察官襲われる

ジョーホールバル警察中堅幹部が自宅で就寝中に2人組みの強盗に襲われ、犯人にパラン(小刀)で頭などを切られて死亡、妻も数箇所を切られ重傷を負いました。いっしょに寝ていた娘は無事でした。「彼は枕元の拳銃に手を伸ばそうとしたが、犯人に刺された。妻も襲われる夫をかばうさいに刺された。」と州警察幹部が発表。

この強盗殺人事件は、最近ジョーホールバル市が行った非合法外国人労働者と麻薬常習者への取り締まりへの復讐ではないかとの質問に、警察幹部は、「それも考えられる。」

この2人組みはインドネシア人と見られているので、ジョーホール州は大規模な犯人探しを始め、主要道路で検問、Senai空港やフェリー乗り場でのチェックを強めています。またインドネシア人労働者の多いパームオイル農園を手入れしました。

医師と看護婦を残虐に2重殺人

サバ州で有能な外科医と見られている医者と看護婦が、コタキナバル近くにあるLIkasのクリニックで死体で見つかりました。医師は首、身体などを切られ、看護婦は胸、背中を刺されて殺されていたのです。

クリニックはショッピングセンターの上階にあり、地上階にある茶店では誰も怪しい音を聞かなかったとのこと。医師はコタキナバルロタリークラブ会長を務め、人にすかれていたとのこと。

書店の書籍を消費者が中身を見れない

マレーシアの書店はどこも書籍・雑誌を透明ビニールで覆って中が全く覗けない様にしていることを、消費者協会の会長が批判しました。「こういう慣習は本を買う人を遠ざけてしまい、購買者が書籍の内容を見る権利を否定している。。」 「これでは、本を買う場合ページが不良でないかどうか、どうして消費者が知ることができよう?」

書店の態度は客の立場に立ったものではない、消費者が買う価値かあるかを調べられないと批判し、出版側と当局にもっと消費者の立ち場にたった方法を求めています。

(Intraasia注: 筆者にマレーシアの書店で何が一番腹立たしいと言えばこの書籍をすべて”ビニ本”にしていることです。まったく中が読めなくてどうして本を買う気になるのか、理解できません。本屋で人が立ち読みするのは世界共通の現象、それがいやなら本屋商売など始めるな、と言いたいですね。日系のKinokuniya 書店も同じだ)


8月6日
大気汚染指数API非公表への批判

世界自然保護基金WWF マレーシアが外国人に保証しています、マレーシアの大気は多少もやった状況ですが、訪れても安全ですと。 「この数日外国からメールで大気の状況の問い合わせがある。我々はこう答えている、2年前のひどい状況と違う、時々降る雨が空を掃除している。」

WWFマレーシア幹部は、政府がAPI指数を公表しないことを決めたことを再考する様求め、「そうすれば(外国人の)大気がそんなに悪いかとの思いを助長するだけだ。」 シンガポールは今でも毎日の大気指数を公表していると、指摘しています。「環境庁のホームページは毎日の大気状況の正しい解説さえしてない。」

反対党のDAPはこの政府の方針を批判して、「近視的判断だ。これは政府が国民の健康を外国人旅行者のために犠牲にしている、という印象を与える。」

3万枚の違法コピーVCDを押収

ペナン州で合う家に隠されていた違法コピーVCD3万枚が、州国内取り引きと消費者省の取締官によって押収されました。この違法VCDを所有していた卸し売り業者は、州内の余市やショッピングセンターの業者に降ろしていた見られ、法律によって有罪に成ればRM10万以下の罰金、又は3年以下の懲役に処されます。

押収した中には、米国で公開されたばかりの映画もあります。この押収は今年の最高枚数で、省の特別チームが違法コピー取り締まりに取り組んでいます。


8月5日
大気汚染指数をもう公表しない

毎年この時期に起こるHaze(大気のもやった状態)が多少見られるにもかかわらず、大気汚染指数APIを公表しない様にする、と科学技術環境大臣が述べました。「旅行者を遠ざけないために、APIを大きく公表しないと、内閣が決定した。」

「現在の大気状況は別に心配する段階ではない。いつもこの時期に起こる事である。だからこれを強調する必要はない。もし公表すれば、人々は過剰反応する。」

昨日の国内の大気状況は、よいとまあまあの間でした。まああおの地域は半島部の西側とサラワクでした。スマトラ島とボルネオ島では毎日何十もの燃える地点が観測されています。

サバ州政府幹部は、この所州の大気を汚しているHazeはカリマンタン側から季節風に乗ってやって来てます、と述べ、サバ州には大きな燃える地点はない。

(Intraasia注; 大気がよかろうが悪かろうがこういう物は定期的に公表されるべきですが、マレーシア政府はこういう風にマイナス面を知られるのを好みません。しかしそうさせる一端は外国のマスコミにも責任があります。単なる指数を強調して報道する、それを見た旅行代理店と旅行者は過剰に心配する、そしてたいした根拠もなくマレーシアの空気は悪い、と敬遠する。こういう図式ですね。)

新社会経済方針の諮問する委員会が発足

国家の2000年以降の社会経済方針を方向づける第2次国家経済諮問委員会をNECC2マハティール首相が打ち上げました。この委員会はマレーシアの大きな社会経済方針を形作ってきた、新発展政策NDPと新経済方針NEPの成果を考慮しながら、2000年から2010年までの大きな枠組みを提案していく事になります。

このNECC2の委員は各界の代表:与党、商工会議所、貿易団体、金融界、旅行業界、農業団体、労働組合、雇用者団体、年金代表、女性団体、青年団体、環境保護団体、職業・職能団体、少数民族団体、学生団体などからの155名から構成されています。

野党はいずれも参加を断ったのでNECC2の委員会に加わっていませんが、唯一の例外はサバ州の第一野党たるPBSで、2名の代表を送っています。


8月4日
マレーシアサッカーチームに各界の批判

東南アジアスポーツ大会でのマレーシアチームのあまりのふがいのなさに、政界、スポーツ界、マスコミの批判が巻き起こっています。うんざりした副首相アブドラーは、「この成績に対してしっかりとした見直しがなされるべきだ。サッカーは多くのファンがいる。ゲームに使う金と宣伝のほかに、彼らは向上するために別の道をかんがえるべきだ」

マレーシアは世界サーカー順位118番、アジアで20番だそうです。マレーシアオリンピック評議会会長は、「こんなに多くの金を使いながらこの成績では恥だ。我々の水準はずっと低い。マレーシアサッカー協会はマレーシアの水準がものすごく低い事を理解すべきだ。」

教師はサバ州サラワク州への赴任を断らないように

大学卒の教師でサバ州とサラワク州への勤務を命ぜられた者の3割がそれを断っている、と教育省幹部が発言。「こういう教師はその考えを再考すべきだ。別の場所へ行く保証はないので、いわれたところへ赴くべきだ。」 約6百人中200人が赴任を拒否したとの事。

「若い教師はこういう場所へ行くべきだ。挑戦しがいがあり国の発展に役立つ。こういう赴任は教師自身にもキャリア向上に役立つ。時には電気もみずもない場所間も知れない、これは本当に挑戦しがいがあるのです。」


8月3日
廃止した高額札がまだ市中にある

今年の6月末で通用性を廃止されたRM500銀行札とRM1000銀行札が、まだ市中に総額RM1億9600万も出回っていると第二経済大臣が述べました。「この札を所有している人は中央銀行で交換してください、市中銀行では交換できません。」 中央銀行での交換期限は後日発表するとの事。

「RM500札とRM1000札の廃止は政府の最終決定で、まだ市中に流通している両札の合計額は全体の1%以下である。」

マレーシアサッカーまたまた大敗

ブルネイで行われている東南アジアスポーツ大会SEA Gamesで、マレーシアサッカーチームはインドネシアに記録的な大敗 0対6 をきっしました。これで開幕戦の対シンガポール戦の敗北に続いて2連敗、決勝リーグに上がる可能性はなくなりました。これで91年のSea Games以来5回連続です。SEA Gamesは2年に1回各国持ち回りで開かれています。

このあとマレーシアはブルネイとカンボジアに当る事になっていますが、例え負けても驚く事ではないでしょう。

(Intraasia注:マレーシアはプロサッカーリーグもある国ですが、そのレベルは低いですね。選手の買収や八百長、そして試合での喧嘩がよく話題になります。さらにナショナルサッカーチームは実に弱い。サッカーにはまったくしろうとの筆者ですから、強くても弱くてもいいですけどね)

マレーシアはもう世界のゴム生産リーダーではない

世界の生ゴム生産はタイとインドネシアで70%を占め、マレーシアはもはや15%を占めるだけです、タイとインドネシアが生産を合理化せずに量だけ上げれば、生ゴム価格はずっと低迷するだけです、と一次産業大臣が不満を述べました。


8月2日
身障者のための特別保険を交渉中

「身体障害者を持つ多くの親から、保険をかけるのが難しい、 と聞いている。」と国家統一と社会発展省大臣が述べ、現在社会保障庁が2つの保険会社を身障者への保険に関して交渉中だそうです。この女性大臣は、「身障者の掛け金月RM23、最大補償額RM60,000を提案した。」

「利益なし又は最低の利益を前提にした団体保険を社会保障庁に保険会社が提案してくれる事を期待する。政府の施設に収容されている人たちに何かが起これば政府は補償の責任がある。」

社会保障庁長官は、「保険会社は社会的責任あることを知って欲しい。」 新聞社がいくつかの保険会社を調べたところ、保険業界は身障者に保険を適用するのに及び腰です。なぜならこの人たちはもっとも事故に遭いやすいとみなされているので。

ある保険代理店は、多くの保険会社は身障者の保険申請は認めないか又は身障者の死亡の際のみ支払う、と言っています。

老人への割引

マレー鉄道KTMの老人へのサービスとして、65才以上の乗客には運賃の50%の割引を認めています、が年金カードを持った公務員に対しては55才から適用しています。マレーシア航空は国内路線に限って55歳以上に50%割引を適用。大手バス会社のPark Mayはトラベルカード(プリペイド)の老人割引があります。

ここに見られるように、老人への割引に一定した取り決めと設定年齢はありませんし、すべての交通機関が老人割引を実施しているわけでない。


8月1日
低い母乳授乳率を高めよう

”世界母乳授乳ウイーク”の(マレーシアでの)立ち上げ会場で保健大臣が述べました。「母乳授乳率はマレー人母親では34%、華人母親では16%、インド人母親では15%である。マレー人の率が高いのはイスラム教の教えに従って、こどもが2才になるまで母乳を与えるからです。華人とインド人も人工ミルク会社の広告に影響を受けている。多くの母親は母乳授乳が乳房が垂れる原因だとか太る原因だと心配している。」

「マレー人は世代に受け継がれてきた伝統として母乳主義である。」 保健当局は母乳の価値を強調し母乳授乳を奨励すべきだ、と述べました。

PTAのさらなる関わりが必要だ

学校の施設を良くする、生徒間で増えている規律のなさをチェックする、そういうことに対してPTAは何もしてないとよく批判されます。PTAは何も実際にはできないとPTAを責めうものもいますし、PTAそのものをまったく重要視してないものもあります。

PTAの会議に出席する親の率を聞くと驚きます。クアラルンプールのある小学校の例を取ると、90%の親が一度もPTAに出席した事がないのです。この無気力感、これはマレーシア人の醜い一面で、我々の子供のために学校をよくするには変えなければならないことなのです。

さらにこういうこともある、学校が安全のためガードマンを雇おうと親から月1リンギットを集めようとすると、ぶつぶつ言い出す。学校が良質な生徒を生み出し続けていくのは親の役割が欠かせないのです。