1998年

1月31日
人口統計

統計庁が最新の人口統計を発表。97年半ばの総人口は2,100万人でした。これは自然増加傾向に基づいた数字です。内訳は、ブミプトラは1,240万人(マレー人が1,020万でそれ以外が220万)、中国人が540万人、その他310万人(インド人、ユーラシアン、外国人など)です。

州別では、スランゴール州 278万人、ジョーホール州 246万人、ペラ州 219万人、サバ州 214万人、
サラワク州 195万人、ケダー州 155万人、 クランタン州 141万人、クアラルンプール 138万人 以下略

バイク乗りに同情は感じない

マハティール首相が再び、安全に無頓着且つ他人の生命に危険を及ぼすバイク・オートバイ乗りを批判しました。「こういうバイク乗りは、あたかも死を探しているかのように運転している。私は時々そういう彼らに同情を感じないね」

これは今回の2重休日期間中に交通事故が急増し、10日間ですでに152人死亡、たことに答えたものです。

(筆者注: 同感です、自業自得ならまだしも他人を巻き添えにする無謀運転ライダーが多すぎる、歩道を走るのなんて日常茶飯時、一方通行逆走、信号無視など彼らは歩行者の敵です。)


1月29日
今年はトラ年

(旧暦で正月なので)今年はトラ年です。虎は中国人が相反する見方を抱く動物です。ある中国研究家が解説します 「その凶暴で反逆的性格は否定的な面ですが、その力強さ、バイタリティー、力、楽観性は肯定的な面です。」

中国人の中には、虎の絵画や置物を家に飾る人もいるし、悪魔を避けるために虎のつめを持つ人もいます。虎は悪魔を追い払うこともあるし、反対にまとわついて家人を食い物にすることもある。「伝統的に、尊敬と絶対服従を望む人は虎の絵を家に掲げます。貴方が虎を負かすことができると考えない限り、虎が周りにいれば貴方は問題を招いているのです。」

虎年は結婚にとっては縁起よい年ではありません。(男の場合と違って)虎年生まれの女性は、夫の早死にを招く恐れがある。これを避けるために、その女性はずっと年上の男性と結婚するか、虎年の男と結婚するべきである。

(筆者注: 上記はもちろん筆者の見方と一切関係ありませんし、賛成してるわけでもありません、単にこういう記事が載ったということです。)

マレーシアで見られる”トラ”を利用した、使った商品



1月28日
ハリラヤオープンハウスの発表

マハティール首相主催 : 1月30日予定、場所 Seri Perdana,KL、時間 午前10時から正午と午後3時から6時
クアラルンプール旅行社協会と文化芸術観光省共催 :1月30日予定、場所 Pak Ali House、Batu 61 Kampung Kerdas、Gombak(KL郊外 のGombak地区です)、時間 9時半より16時半、ツーリスト向けで伝統的オープンハウススタイルだそうです。

(筆者注:オープンハウスはハリラヤを祝うために一般に開放されます。上記の場所へは車がないと行くのが難しいですね)


1月27日
中国正月には黄色い菊

中国正月を迎える中国人の間で一番人気ある花は再び黄色い菊です。クアラルンプール花屋協会の幹部によれば、中国人はこの黄色菊が幸運を呼ぶと考えています。「ですからこれを家に飾るのです。」

そのほか好まれる花は、カーネーション、カミツレだそうです。「中国人は普通白か黄色い花を好むのです。」

ティオマン島にゴミ焼却炉を導入しても対応できないかもしれない

ティオマン島のゴミ焼却炉は島の排出するゴミに対応できないかもしれない、とティオマン開発公社の幹部が述べました。「ですから現在島のゴミを船で本土に運んでいる方法はこれからも続くでしょう。」

「RM250万もする焼却炉は大変役立つが、商業ゴミ一つとっても処理できない」 また「当局はゴミを島の海に捨ててしまう島民の行動を監視することが難しい。」


1月26日
UM大学病院の診療費値上がり

公社化されたマラヤ大学病院の診療費などが1.5倍から2倍に値上がったことを見直すよう、マレーシア労働組合会議は政府に申し入れました。その議長は、「値上がりは貧乏な人、年金者に負担です。」

「さらに悪いことに、値上がり分が病院のスタッフに平等に分けられていない。」
さらに、「大学病院のスタッフ充足率は30%も足らない、大学病院を退職して私立病院に就職する者が多い。」

病院名 / 科目
血液検査
レントゲン撮影
4人部屋の入院費/日
UM大学病院
RM95
RM10
RM50
Pantai 私立病院
RM120
RM40
RM85
Suban Jaya Medical Center(私)
RM120
RM40
RM85
Assnta 私立病院
RM110
RM40
RM85


(筆者注:Pantai とSuban Mediacal Center は在住日本人もお世話になることの多い病院です。筆者はまだ診てもらことはありませんが)

獅子舞一座準備完了

「中国正月中の1月28日より2月10日まで、(中国正月につきものの)獅子舞一座の演舞は警察の許可なく行ってもよい、と内務省が認めた」と獅子舞一座の2団体が述べました。

期間中スランゴール州とクアラルンプールだけで200の獅子舞一座が演舞を行うそうです。


1月25日
交通事故急増

23日1日だけで全国の交通事故数728件、死者16人を数えました。交通警察の本部によれば、死者数は昨年同期に比べて2倍に増えました。「警察は取り締まり強化を試みています。」

高速道路管理・運営会社のPLUS に、(高速道路の)緊急レーンに停車駐車している車を、2重休日期間中はPlusの車が引っ張っていってしまうように、近々指令がでるとのことです。

(筆者注:2重休日間近で交通量増加、事故急増です。高速道路の路肩に車を停めて、休んだり景色を見たりするの人が案外いるのです。危険ということを知ろうとしないのです)

砂糖供給問題はもうない

国内取り引きと消費者関連省の幹部が、砂糖供給不足問題はもう解決された、と述べました。「消費者は毎日の用にすでに十分な量を買い込んだ。」

「この作られた砂糖不足に関して、我々は2つの原因があると考える、一つは消費者の買いだめ、もう一つは卸し業者の供給削減だ。」

日本で非合法に働くマレーシア人

日本で非合法に働いているマレーシア人は推定11,000人である、との与党政党、馬華公会MCAの幹部が述べました。この数字は日本大使館からのもののようですが、92年には42,000人を数え、日本での非合法労働者の国別第二位だったそうです。

この幹部は、日本へ非合法に働きに行くマレーシア人に対して、非合法リクルート組織の罠に落ちるかもしれない、と警告しました。「最近、23歳の日本人女性からE−mailを受け取った。それには、非合法マレーシア労働者は低い賃金と悪い待遇を受けている、と書いてあった。」 と付け加えました。


1月24日
クアラルンプールに煙害再発生?

23日午前クアラルンプールを厚い煙の雲が包みました。この煙は郊外にあるAmpang Jaya自治体管轄の野外ゴミ捨て場(広さ15ha)でゴミが燃え出して起きたのです。

責任者は、「火事が発生してすぐ、消防署などの協力を得て消火活動に入りました。完全消火には2週間程度かかります。2重休暇中も消火活動にあたります。」
「現場は急な勾配で消火が難しい。煙で視界がきかず、防具をつけねばならないのです。とりあえず坂の下の火事はけしました。」

スランゴール州幹部は、「この火事はたまったメタンガスと暑気によって発生した。」
この野外ゴミ捨て場は昨年閉鎖されたのですが、空気と水の汚染源とずっと言われてきました。過去4年間に少なくとも5回はこの種の火事が起きたそうです。

(筆者注: 23日の早朝は視界百メーターもなかったでしょう。またHaze 発生、しかし今回はインドネシア関係ありません。24日朝もまだ相当ひどい。現場から数十Km離れているのに火事の臭いさえ漂っているのです。)

鞭打ち刑の方が安上がり

「有罪者に長期間服役させるより、(その分)より数多くむち打ちすれば安くあがるでしょう。」 と高裁判事が示唆しました。「刑務所の房を作るより、(マレーシアで一般に行われている)むち打ち使い人を雇う方が安いでしょう」

これは、昨年地方裁判所で、判事が強姦罪を3つ犯した有罪者に懲役を9年減らすかわりに、ロタンによるむち打ちを24回から30回に増やしたケースに触れたものです。

その判事は刑宣告にあたって、「一人の刑務者の維持に貴重な公の金を節約するために、おまえの刑を16年から13年に減らす。」と言ったそうです。


1月23日
警察に拘留中に当選くじが盗まれた

窃盗容疑で逮捕され2日間警察に拘置された容疑者が、その際所持品をすべて警察官に預けさせられたのですが、その中に賞金RM54,000に当ったナンバー当てロッテリーくじが含まれていました。

彼が2日後釈放された際、所持品が返されたのですが、その当ったくじがなくなっていたので、びっくりしたのです。そこで翌日警察署へ行き、探したのですが発見できなくて、警察に報告書(マレーシアではこの方式が一般的)を提出し、同時にロッテリー会社に、支払いを差し止めるよう連絡したのです。

その報告書によって、警察はシャーラム地区に属する、この紛失・盗難に関わった警察官4人を逮捕し、今後追求に入る予定です。


1月22日
消防署に年間160万回のいたずら・誤報電話

消防と救急庁は全国で年間160万件の変な電話を受けます。これらの電話は庁が本当の緊急時に対応するのを妨げるのですが、容疑者を捕まえることはできません。というのは電話逆探知機を取り付けるのは費用がかかりすぎるからです。

住宅と地方自治体大臣によれば、「159万件はいたずら手段、1万件が誤報。誤報はたいへん重大な問題だ。消防員が実際に現場へ出動するから。」
「いたずらの中にはただ消防署員とお話がしたいからといって電話するものがいますし、トリックを使うものもいる。」

日本人の死体発見される

電気工場で働く日本人技術アドバイザーの死体がスレンバン州のパームオイル農園内で発見されました。近くの住民が、木に吊り下がっていたこの54歳の男性を見つけ、警察に届けました。警察によればこの日本人男性は、スランゴール州の工業団地で働いていたそうです。


1月21日
中央銀行の預金保護声明

中央銀行であるBankNegaraは、国内金融機関に預けられた預金と利子は保証します、と再度声明しました。「預金者の保護は常に最優先事項です。」とのこと。

「したがって、金融機関に預金を預けた人々はなんの懸念も持つ必要はありません。」

マレーシア中華少林寺拳協会のお知らせ

Kunfu と獅子舞いの初心者向けクラスを開講します。
場所 ペタリンジャヤとBangsar、電話 010−2347783


1月20日
ムスリム2000組の結婚を無効にする

昨年警察の取り締まりにあった、ペラ州に本拠を置いた(ムスリム結婚の)シンジケートが執行した約2000組の結婚カップルの結婚は、無効である、と首相府の大臣が宣言しました。それらのカップルは、無効である結婚証明書を差し出し、正しい手続きをとりなさい、と忠告しました。

「ムスリム法では、結婚する場合女性は後見人つまり父親、祖父、兄弟の承諾を得なければならない。しかしこのシンジケートの執行した結婚はそれらの承諾なしである、よって無効です」

シンジケートはぺラ州で結婚を執行したが、証明書はタイ(のムスリム)のものを発行した。タイの証明書も政府は認めるが、6ヶ月以内に地方の宗教庁に届けなければならない。「自主的に申し出るカップルに対しては罰を与えない。

1月19日
爆竹禁止

(中国正月を祝うのにかって用いられた)爆竹の禁止は従来通りで、来る二重休日季節にもその禁止を解くことはありません、と副内務大臣が確認しました。「爆竹を使ったり売った者には厳しい処置を取る」

ショッピングセンターは再構築すべき

今回の経済成長低下が始まる前から、ここ数年の極端なショッピングセンター完成とその予定による小売り店舗面積の増加が、大きな問題を起すことが予想されていました。

ペナン、ジョホールバルと首都圏は最も懸念されていた地域です。例えば首都圏では、85年にはショッピングセンター内の全小売り店舗面積が18万uで、1人当たり0.14u、95年までに急激増加して面積86万u、1人当たり0.6uでした。それが2000年には全面積が240万uまでも増える予定です。人口が95年に比べて80万人しか増えないので1人当たり1uになります。

Pony Canion 地元歌手に力を入れる

レコード会社Pony Canionにとって97年はかなり結果で、今年も安定した地元タレントをもつPonyはいいスタートをきりました。

(人気ある女性歌手)Amy Mastraに97年は実り多い年でした。(出演した)最新映画のPuteri ImpianはRM160 万の収入を上げ、昨年のもっとも成功した地元映画の一つでした。彼女の出した3番目のアルバムPuteriは、すでに6万枚を売り上げたのです。


1月18日
マラッカのポルトガル人子孫

マラッカに住むポルトガル人コミュニティーの長老が語りました、「ポルトガル人が500年ほどまえにマレーシア侵略後ここに住み始め、現地人と結婚しました、ですから我々はその直系の子孫なのです。異民族間婚姻を重ねたため、我々の皮膚の色はマレー人に似ています。Kristaoと呼ばれるポルトガル語の方言を守ってきたので、ここの者は皆話せます。読み書きできるものはほとんどいませんが。」

マラッカ海峡に面した現在のポルトガル人居住地区は1930年にできたそうです。最近この居住地区の住民は増えて1500人だそうです。これはマラッカ州に住むポルトガル系マレーシア人3000人の一部です。さらにマレーシア全土では25,000から30,000人のポルトガル系が住んでいるそうです。

今や雇い手市場

一年前とは就職戦線に大きな違い。昨年初め大学卒業した者はいろんな選択といい給料が望めたが、今年3月の卒業生は厳しい状態を迎えます。ある就職斡旋リクルート会社の社長は、「ただ情報技術分野、教育分野、テレコミュニケーション分野、観光分野出身の学生はほとんど影響受けません、しかし不動産、建設、自動車、銀行セクターを望む物は違います。」

別のリクルート会社幹部は、「(経済成長低下による)現在の状態は一生の職業につくには最良の機会ではなかろうが、大学卒業生が給料の期待を少し下げ、提供される条件を飲めば、職に就くこと自体は問題ないでしょう。」


1月17日
ウインドサーフィン

昨年のクリスマス時期にウインドサーフィン選手権が西海岸ウインドサーフィン協会の主催で、Cherating 海岸で行われました。この選手権のスポンサーはウインドサーフィン用具の有名メイカーMistralで、その製造拠点がドイツからマレーシアに移ったことを契機に初の選手権を催したとのことです。

92年に設立された西海岸ウインドサーフィン協会は今後ウインドサーフィンスクールも計画しているとのこと。電話番号03−5524069が連絡先です。

象見物の日帰り旅行

密猟された象や野生動物を、暫定的にかくまっている特別な動物園への日帰り旅行
1月は毎週 日曜日、火曜日と木曜日、最小人員6名から
主催はUBATというアドベンチャー旅行社 電話:03-4225124、

2月3日から8日まで 同社の主催でTaman Negara国立公園での長距離ジャングルトレッキングツアー、
対象はトレッキング未経験であまり向いてない人たち


1月16日
メール注文のポルノビデオ差し押さえ

ジョーホール州の税関は昨年、メール注文された82個のポルノビデオテープとビデオCDを差し押さえました。VCDのほとんどはシンガポールか米国から、一方ビデオテープの方は日本かヨーロッパから届いたものが多数だったそうです。

税関の幹部によれば、注文の多くはインターネットでなされた。「すべての海外からの小包品は郵便局員の前で税関が調べます。しかし宛名人に罰則を与えるのは容易ではありません、なぜならそのものが注文したということを必ずしも証明できないからです。」

郵便局幹部は、「宛名人が時々、”衣料品”とか”電子製品”と名うたれた品物が届かない、郵便局員が盗んだと苦情を寄せるが、我々はそれらの品物がなんであるかと、そして税関に差し押さえられことを知っている。」

交通事故死者数多少下がる

昨年の交通事故死者は予想された7千人より多少少なく、6,287人でした。これはその前年の6,304人に比べても下がりました。

(筆者注: 人口2千万の国の数字です)


1月15日
ムスリムコンピューター見合いに反対の声

ペナン州のイスラム評議会がコンピューターお見合いを導入すると決めたことに(1月5日報道)に対して、イスラム女性行動協会(Pertiwi)が反対を表明しました。

その幹部は、「今やムスリム女性が自分で夫を見つけるのは普通だから、それは個人の問題である。自分で相手を見つけるにもかかわらず、多くのカップルが幸せな結婚に失敗している。」

「我々はコンピューターの助けでムスリムが相手を見つけることには反対しないが、その選択手続きが間違った方向にいかないように、十分な研究が必要だ。」 「男性側が女性が単に金持ちだだとかその職業だけの理由で、相手を選ぶ場合がある。」

「もう一つの問題は、(女性側が男性に)要求する持参金や結納である。なぜならそれは女性の権利であるから、そして直ちに贈るべきである。男性がそれらの持参金を結婚後贈らないかもしれないので、男性が直ちに贈り物をしないことを許すわけにはいかない。」

より暑く乾いた天候がやってきた

最近まで続いた雨の多いモンスーンの季節が終わって、より暑く乾いた時期がやってきました。気象庁によれば、この減少は珍しいことではなく、季節がモンスーンシーズンの終わりに近づいているからです。

「乾き度は昨年ほど高くない。このたまに雨を伴う乾いた天候は3月まで続きます。」 「熱帯暴風のような季節風はサバサラワクの方に移っています。」


1月13日
中国正月アルバムは大きなビジネス

中国正月がもうそこまできているので、中国正月ソングがいたるところで、ショッピングセンターであれ夜市であれ、聞こえてきます。
地元のレコード会社にとっては、今がもっともお金になる時期です。これはこのシーズンに向けて中国正月アルバムを発売するからです。しかしこの傾向はマレーシアとシンガポールだけですが、かってこういうアルバムからいい売り上げを期待できたのに、最近は少し落ちてきました。

事実台湾や香港では、ほとんどが中国人にもかかわらず、こういう傾向はほとんどありません。 「香港台湾の人々は中国正月の気分を盛り上げるのに、中国正月ソングは必要ありません。」とはEMIマレーシアの幹部のことばです。「そこでは季節が寒い時期になるので、新年に向けて厚く良い衣服を実に着けます。これだけでもう気分は盛り上げるのです。」

マレーシアでは中国正月ソングがお祭り気分を盛り上げるのは事実です。平均的売り上げは5万枚、こういうアルバムがわずか数ヶ月しか売られないことを考えると大変印象的な数です。

もう一つの理由もあり、「多くの中国系マレーシア人は生まれ故郷で働いていません。中国正月ソングは彼らに子供の頃のいい記憶を思い出させるのに役立ちます。」と別のレコード会社の社長。


1月12日
ツアー広告から

KL発 ランカウイ2泊3日ツアー: 条件 往復飛行機代、空港−ホテル送迎、朝食付き、1週間前予約
2人部屋での1人当たり料金は下記のホテルによって違います
langsuka
RM339
Nadias Inn
RM369
Sheraton Langkawi
RM619
Delima Resort
RM369
Pelangi Beach
RM579
Berjaya Resort
RM489
Burau Bay Resort
RM449
Holiday Villa
RM439


不動産部門のビジネス観測 − ホテルは戦略を再構築すべき

まったく普通の人でさえクアラルンプールにはホテルが多すぎる、特にビジネスクラスと高級クラスでは、といいます。クアラルンプールの中心部でブロックごとに軒を並べる大ホテルは、ますます部屋を埋めていくのが難しくなっています。多くは9月の英連邦スポーツ大会後には空き部屋ばかりになると予想していたのですが、その空き部屋ばかりはすでに現実のものになっています。というのは昨年中頃から新ホテルが続けてオープンしたからです。

ホテルの従業員不足のおかげで、ホテルはそのスタッフを十分に訓練しなくなりました、というのも従業員がすぐ別のホテルに移ってしまうかもしれないので。

このピンチの時期は戦略を再構築し、沈滞から抜け出るそして生き残る道を探る機会です。

(ホテルで催す)国際会議や宴会・会議のほかに、可能性を持つのは結婚産業です。先進国ではそこの国へ行って行うロマンティック結婚式が人気です。

クアラルンプールがその”ロマンティック結婚シティー”の上位リストに名を連ねることはないでしょうが、クアラルンプールのホテルはその安いホテル料金と(マレーシアにある)同系ホテルを利用して、魅力的な結婚パッケージをマレーシア人だけでなく、外国にも、例えばシンガポール、台湾、日本、を提供すべきです。
加えて民族風結婚式も考慮するべきです。

(筆者注; 果たしてクアラルンプールが日本人にロマンティックに感じられるかな。ランカウイならいいかもしれませんね)

有名政治経済学者の意見

マレーシア調査研究所所長のアリフ博士が、「民間(企業)には、穏健さ、用心深さ、現実的、透明度が重要な特徴である。」 それなのに、「なぜ銀行にかんするうわさが流れるのであろう。なぜなら銀行が資金を貸し出す方法に透明度がないからである。うわさに打ち勝つのに一番いいのは、隠し事のないことである。」

「国立銀行はお目付け役としてよくやってはいるものの、問題は、情報をため込んでもらさないことである。その結果人々は何が起こっているかわからず、考えもしないことを彼らは考え付くのである。」

(筆者注: なかなか表面に現れてこない聞くに値する意見ですね。)


1月11日
賄賂授受現場を見たら届けなさい

「市民が汚職の現場を見たら、反汚職庁又は警察に報告しなければならない、もしそれを怠ったら、罰せられます、最高RM1万か最高懲役2年。」と汚職庁の幹部が反汚職法改定の適用に際して述べました。
「賄賂が公の分野からか私の分野からに関わらず、また提供する受領するに関わらずである。」

改正法では、反汚職庁の係官に被疑者を逮捕する全権力を与えることになりました。「これによって反汚職庁は警察と同じような捜査逮捕権を持つことになった。」

スマトラからのインドネシア人バーター取り引きにも影響

何十年も前からスマトラ島のインドネシア人が、ボートでジョーホール州のBatu Pahatへ毎日バーター取り引き(物物交換)にやってきています。今回政府が消費必需品の国外持ち出しを制限、例えば砂糖は1人当たり2Kg,調理油は2Kg、するので、これまでバーター取り引きで消費必需品をインドネシアに持ち帰っていたインドネシア人は、困難に陥ると見られています。

海洋庁の係官は、「この伝統的取り引きは現在でも人気ある。Batu Pahat に取り引きにやってくるインドネシア人は貧しくて物を買う金がない、そこで収穫物や手工芸品を持ってきて、マレーシア人と消費必需品を交換するのである。彼らインドネシア人はこういう手段しかないのだ。」 「この新法ができるまで、インドネシアのボートが毎日20そうやってきたが、このところその数が劇的に減った。」


1月9日
金融市場は手が届かない

「金融市場を管理することはできないから、政府が通貨リンギットの下落にストップをかけるためにできることは限られている。」 マハティール首相はリンギットの更なる下落に関して述べました。「「状況は逆方向に向かっている、というのも市場をコントロールするのはもはや政府でなくて、(金融)市場が政府を管理している。」

「市場が(我々の通貨に)信用感抱いてないので、リンギットは下落するでしょう。」
政府の緊縮政策に関して、「国民は引き続き金を使うことができるだろうが、金は賢く使いマレーシア製品だけを買うべきである。」

外国人労働者は職を帰るか帰国しなさい

サービス産業で働く外国人労働者のビザは今後更新しない、と政府が発表。外国人労働者は今後、ショッピングセンター、ファーストフード店、レストラン、食堂、夜市、洗濯屋、美容院、自動車修理店、クラブ・ディスコ・カラオケ、雑貨食料品店などでは働けなくなります。

「サービス産業で働いてる15万人の外国人労働者の8割に影響するであろう。ただし調理場で皿洗いやトイレ掃除をしている外国人はこの規則から除かれる。」

これを発表した副内務大臣は、「(サービス産業の)外国人労働者に3つの選択を与える、1つは製造業に移る、2つはプランテーション農園で働く道を選ぶ、3つ目は自分の国に帰る、である。」


1月8日
小学校での珠算教育を見直す

教育省は学校での珠算と暗算教育での至らない点を調整することになります。「算数の時間にこれらの計算方法を教える指導ががうまく対処できない学校は、教育省に報告するように」と副教育大臣が述べました。

これは、珠算と暗算を教える全国組織の会長が、小学校で現在実施されている珠算と暗算教育は、システムに欠点があるから見直すべきだ、と述べたことに答えたものです。

デベロッパーは給料削減に入った

不動産開発会社は中堅スタッフ以上の従業員の給料の30%から50% カットを始めた、と住宅デベロッパー協会の幹部が言いました。「給料カットはほんの始まりにしかすぎない。今の経済状況が解決しない限り、従業員削減が次の手段である。」

「我々は不動産分野の落ち込みがこれほど急激でひどいとは想像しなかった。」 「デベロッパーは土地取得にかかったローンの高金利などコスト高に苦しんでいる。取得した土地の大部分はこの数年間のことだ。金利は16%にも上がった。」


1月7日
サバ州から生活品が密輸出されている

サバ州の消費者協会が、消費必需品がサンダカン、タワウ、ラブアンから近隣諸国へ密かに持ち出されている、と言いました。協会長は、「それらの品物は近隣国より価格の安い、玉ねぎ、ガーリック、砂糖、米、調理油、小麦粉、缶詰などで、ほとんど毎日小型船で密輸出されている。」

必需品は十分ある

消費必需品の供給は十分であるから、買いすぎたり買いだめする必要は全くない、と国内取り引きと消費者問題省幹部が国民に訴えました。
「今月10万2千トンもの砂糖を出荷するのはこれまでに市場に出回った最大量です。この量は完全に必要量を超えている。」

シャーアラムでは省が市場で砂糖を5トン山積みにして、消費者に示したのですが、消費者はその1Kg RM1.25の砂糖を瞬く間に買いきり、3時間でなくなりました。
現場に居合わせた大臣は、「砂糖が来月からKgあたり(わずか)25セント値上がりするからといって、消費者に買いだめしてほしくない。」

リンギットさらに下がる

通貨リンギットは米ドルなどに対して、これまでの最低値 US$1=RM4.38 を記録しました。シンガポールドルに対しても同様 RM2.54、対円でも最低の RM3.3 です。


12月6日
砂糖増産と販売制限

先月政府が、(統制価格品である)砂糖、小麦粉、ミルクの値上げを2月1日から実施すると発表していらい、各地で砂糖買い付け騒ぎがおこり、砂糖不足を招いています。国内取り引きと消費者問題省大臣は砂糖製造者に増産を要請し、生産者も同意しました。

大臣は、「政府の値上げ発表が砂糖不足の原因なら、小麦粉やミルクも同じように不足になるはずだ。作られた砂糖不足は消費者のパニック買いが原因である、」と 述べ、「砂糖増産によりこの2重休暇時期の需要に見合うはずだ。」

省は先日から、砂糖卸し業者や製造会社に(値上げ前の)砂糖の売り惜しみをしないように、警告を何度も出しています。
この砂糖不足のため、各地の小売店やスーパーでは砂糖販売を1人2Kg に制限することを始めています。


1月5日
イスラム評議会がコンピューター見合いを計画

ペナン州のイスラム教評議会がムスリムが結婚相手探しを援助するために、コンピューターお見合いを導入する予定と発表しました。評議会長は、「システム実行の前に専門家を含んだ会議を設ける。入力される応募者の名前は適当な時期がくるまで秘密にしておきます。」

このお見合いシステムが5月頃に立ち上がれば、州のイスラム教評議会のなかでは、最初の評議会になります。
「多くの(ムスリムの)女性がまだ一人である。なぜなら新婦の親が高額の持参金と結納品を要求するから。娘が工場労働者の家庭なら、持参金に最低RM5,000 を要求し、そのため息子を持つ多くの家庭に結婚を思いとどまらせてしまう。」

評議会は結婚するカップルの費用削減に集団結婚を計画しています。「村で行われる、他人を凌駕しようとする大きな結婚式は金の浪費である。」


1月4日
学校の新年度始まる

今日から小学校と中高校の新年度が始まりました。金曜日が週の休日であるケダー州とかクランタン州は3日から始まりです。


1月3日
マレーシアとシンガポールを結ぶ新連絡橋

マレーシアとシンガポール間を結ぶ第二の連絡橋が2日から一般開通しました。 これまでの Causeway 橋のずっと西側に建設されたマレーシア側の Tanjung Kuapangにある Gelang Patahから Singapore のTuasまでの約2Km を結ぶ新連絡橋は、両国間往来の頭痛の種であった交通渋滞緩和が期待されています。

尚新連絡橋の利用料金は後日決定ということでしばらく無料です。


1月2日
クランタン訪問年の開始

東海岸のクランタン州が正式にVisit Kelantan 98のキャンペーンを開始しました。州政府はこのためにRM1百万を用意しています。「州の美しい景色、文化、芸術、イスラム教にのっとった州住民のユニークな生活が、今年推定250万人のツーリストの訪問を呼ぶでしょう。」 州首相が言いました。

伝統的マレー料理を供するレストラン

クアラルンプールのBangsa BaruにあるレストランSri Warisanは(1日の断食明けの食事)Buka Puasa用に、伝統的マレー料理を提供します。ブフェスタイルで30種以上の料理が用意されています。

Laksa Johor, lala dan nangka masak cili, sambal udang petai, tempe sayur Jawa, redang hati, siput sedut dan keladi masak lemak, ikan keli gulai tempoyak, kari ikan togkol などです。それにご飯類は nasi dagang, nasi kerabu, nasi pitih から選びます。
レストランマネージャーは、「調理人はすべて伝統的マレー料理調理法にのっています。」 大人一人RM28、税サービス別です。


1月1日
マハティール首相の念頭メッセージ

マハティール首相は31日にテレビラジオで放送された新年のメッセージの中で、直面する経済苦悩において国民の奮闘はまだ終わってないばかりでなくこれからより決定的な局面に向かっていく、とマレーシア国民に訴えました、
政府は下落したリンギットに起因した問題に対処する方策をとってきたが、「そのキャンペーンには、政府、国民の間で浪費と消費を減らし、生産コストを下げ、生産性を高め、輸入を減らし輸出を増やすことがある。」「これらすべてを行っていくには皆さんの強い協力、忠誠心と犠牲が必要です。」
マレーシア人は自国の通貨に信頼を置くよう、外国通貨を買ったり外国に金を移さないように伝え、「リンギットの価値を守っていくのは我々の責任だ、他人が我々の金を守ってくれない。」

「国民の統一と支持が大変重要である、なぜならある国の政治的混乱が外国からの攻撃をやっつける努力をいかに影響するかをみてきた。」 「 同様に労働組合と労働者にもいえる。彼らは国を経済をさらに悪化させるようなおだやかでない行動を取ることで我が身を罠に落とさないように。」

本日の通貨リンギットの交換レート

銀行が買い入れるレート 100円 = RM2,913、 US$1 = RM3.803
銀行が(旅行者に)売るレート 100円 = RM3.087、 US$1 = RM3.973

ムスリムにとってのラマダンの意味

断食月ラマダンに関する国際イスラム大学教授 モハマッドリヤド博士の解説: ムスリムにとって断食することには3つの違った面がある、肉体的、心理的、精神的面である。

肉体面では、断食とは食物、飲物、セックスを控えることです。
心理面では、断食は心理的安堵感と楽しみを与えます。
精神面では、断食後にそれが天使のレベルにつながるのです。